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ブルーインパルス 正確無比

6月29日は、川崎市制100周年を祝う行事で、大盛り上がりのど真ん中に行ってきました。
何と言っても、超目玉はブルーインパルスの飛行演技がみられることです。

田園都市線高津駅前から会場の市営グラウンドに行くバスは、超満員を通り越して、こんなに乗せていいんですか?これは、ギネスに登録するつもりですか?というくらいの詰め込みぶりで、しかもこの辺りは道が狭く脇道も多いので信号も多く、バスはずっとアイドル状態でゆっくりとしか進めません。

乗っていたのは、東急バスですが、反対方向からくる東急バスの運転手が、ハンドルから手を放して両腕が外人が良くやる動作、肩をすくめて掌を上に向けて「お手上げ」という仕草をするくらいでしたから、どの程度の渋滞が察しが付くでしょう。
なんせ、時刻表上は12分の所要時間なのに、45分くらいかかりました。

飛行演技開始はこの会場上空では、2時20分となっています。
やっと会場に入って、上空の障害物がなるべく少ない場所を確保したのが、2時8分でした。そして、待つことしばし、会場の皆の視線が一斉に向いた先、わずかにスモークが見えました。
2時20分、本当にジャストの到着です。

これだけで驚いてはいけません。普段入間の飛行場で見慣れているブルーインパルスとは違って、辺りの視界は水平より20~30度ぐらい上からしか開けていませんので、どうしても会場侵入を見つけるのが遅くなります。
それでも、どうにか追いかけて写真を200枚ほど取りましたが、なんせ、曇天に近い空模様で、黒雲が上空を覆っている悪い条件での撮影でしたので、作品となるような出来のものは有りません。

でも、そんな悪条件の中でも、展示飛行に長けた隊員たちの練度はすさまじいものが有り、演技に入る前の侵入地点が、寸分たがわぬと言い切ってよいほどの正確さを見せつけました。
私のいた地点から見ると、一本の木立の気持ち右側から侵入してくるのですが、毎演技開始前の侵入地点が、まったくと言ってよい程ずれがないんです。

こんなに高精度な技術を持っているのかと、改めて感心してしまいました。
機会が有れば、直接「賞賛の言葉」を伝えたいくらいです。
乗りなれたT-4という表現は実はあまり適切ではありません。ブルーインパルスのメンバーは数年ごとに交代するからです。
それでも、毎年のように写真撮影をしていると、練度のばらつきは素人の目からは判別できません。それほど、ハードな訓練を重ねているのでしょう。
もう一度言います。「素晴らしい」

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