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ある妄想

ウイングスーツって物凄いことを考えた人がいるものですね。
フランス人が考案したそうですが、10000m程度の高度から、飛び降りるんですよ。そして、両腕を広げてムササビのような構造のウイングに風を受けて、滑空しようという発想。

通常のパラシュートは、安全に高空から降りることができ、かつ、少しの水平移動や方向転換も可能です。それよりも自由度を上げた長方形型のパラシュートスポーツとして認知度が高いパラグライダーは、ヨーロッパを横断する競技なども存在します。( エックスアルプス 2年に一度開催されている)

さて、ウイングスーツって、相当難度が高そうですが、どうやったら飛べるようになるのでしょうか。ウイキペディアの「訓練」の項目には以下の様な記述が有ります。
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初めてのウイングスーツの使用には、ライセンスを持つ現役のスカイダイバーで500回以上の通常スカイダイビング経験、または最低200回以上の通常スカイダイビング経験とインストラクターの指導が必要である。
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どうですか、まずスカイダイバーとしてライセンスを取ることから始めるのは当然として、「現役のスカイダイバーで500回以上の通常スカイダイビング経験」が前提ですが、これだけで時間とお金がどれだけ必要かを考えてみてください。
タフな精神を持ち、ある程度の高額所得者でないととても無理ですね、一般人には。

でも、そんな厳しい条件下であっても、日本人で世界記録を樹立した方もいるんです。数年前に、テレビでその方の特集をしていましたが、研究熱心な方で長距離を飛行するためのスーツの改良に余念がないシーンが取材されていましたが、そのために費やす情熱は思わず「唸って」しまうほどです。

しかし、スポーツと呼ぶにはあまりに危険ですから、事故も多発しています。実際にこの仕組みを考案したフランス人スカイダイバーのパトリック・ド・ガヤルドン自身も、新型スーツの開発中に、墜死しているそうです。

でも、でもですよ。もし、少しの訓練であなたが飛べるといわれたら、私は真っ先に手を上げるでしょうね。これが、表題の「妄想」なんですが、重力の呪縛から逃れることはできないまでも、たとえひとときでも空中を自在に飛び回るという得難い体験をしてみたいとは思いませんか。

ユーチューブにアップされている映像は、冒険野郎の記録ですから、わざわざ危険な場所に突っ込ん行く物が数多くアップされています。
タイトル写真:EXtreme sports Digest映像から切り抜き

ちなみにこの手の冒険野郎たちの強い味方であるスポンサーは、レッドブルやブライトリングが常に名を連ねていることでも、知られています。
血が騒ぐひとたちが集まっているんでしょうね。


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