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手抜きリモコン

テレビのリモコンは便利なものですけれど、扇風機やシーリングライトにまでリモコンが付いてくる時代になったんですね。
でも、操作系としては極めてチープなものばかりなんです。

20年近く前、引っ越した家に備わっていた松下電器(現パナソニック)のエアコンのリモコンは、重装備でしたよ。
タイマーのセットが二組ついていて、それもONとOFFが二組とも別々の時間に、「分単位」でセットできたんです。それ以外にも、消しタイマーも分単位で指定できるものでした。

翻って今のエアコンのタイマーのなんと機能の少なさよと言いたいですね。
ONだけ・OFFだけ、それも10分刻みで、なおかつ、いったん指定しようとした時刻指定を間違えると、数字を下げることができずに、言ったんセット可能な最大値迄行ってそのあと0に戻って、そこからまた数字を大きくしていくなんて言う面倒くささを強いています。

リモコンは簡単操作でという思想なのでしょうが、月~金までのONの時刻と土日のONの時刻を同時にセットなんて、今のリモコンでは全くできないことを、20年も前のエアコンはできたんです。

結局、コストダウンの大命題の前に、良識派が屈したという図式なんでしょうね。せめて、数字の指定ぐらいテンキーでできるようにしてもらいたいものです。他方で、Aiに音声認識させる機能を搭載する機種を開発するなど、極端に走っていますね。

この思想の流れは、本体で機能するタイマーのセット時間でも、同じことが起きています。切りタイマーを見てください、2・4・8時間とあるでしょう。なぜ、30分刻みで6時間までセットできるようにしない?のか。

それは、簡単な理由です。プログラムをほとんど書く必要がないからです。そこまで、開発コストを削るのか!とあきれてしまいます。そんな役立たずなタイマーなんかいらんわい!と言いたくなるほどのレベルの低い設定です。

それに今のエアコンのリモコンには致命的な欠陥が有ります。
なんだかわかりますか。これを、解決すれば画期的なんですがね。

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