助けて_もらえてる_

助けて、貰えていますか?

あなたは、『最悪のときには助けてもらえるし』と思って生きていますか?

「いざってときに助けてもらえない」

そんな悩みを抱えていませんか?

過去のどこかで助けてもらえなかった気持ちは、恨みの悪感情になって、一体それがどういういきさつだったか、忘れさった後になっても、根深く魂に残って消えにくいものです。


あなたは、『困ったときには、誰かが助けてくれるさ』と思って生きていますか?

もし、そう言う風に感じていないとしたら、過去のどこかの時点で、助けてもらえた、という記憶があるのかもしれません。



今日は、【助けてもらい下手な人】4パターンを、お伝えします。


パターン1「 ご破算にする」

何か悩みを相談しても、相手が色々相談に乗って、アドバイスをしてくれました。

終わりにあなたが、「あとは自分で考えます」

あなたは、もしかしたら、いっぱしの大人として、自立の証を見せたつもりかもしれません。でも、台無しです。

アドバイスが満足いくものではなかったのかもしれません。でもその人に相談したのはあなたです。なぜ、そのアドバイスに従わなかったのでしょう?

あなたは、その人が、「上から正論」をぶつけてきたので、嫌になったのかもしれません。

人は、たとえメリットがあることでも、自分で決めたこと以外のことは、つまり人から押し付けられたことには、NOと言います。

小さい子が、「熱いからストーブ触っちゃダメ!」と言うと、触るのは、そういうことです。

アドバイスを自分から求めた癖に、アドバイスをされたから、受け入れたくないのです。

理由はないのです。単なる反射です。正論が鼻につくからだとか、上からだから嫌だ、とかいうのは、後付けの理由です。

#心理的リアクタンス

「自分で考えます」と言いますが、頭がごちゃごちゃしているとき、一番思考がダメダメなときに出す答えは、大抵「すべてをご破算にする」の一択ではありませんか?

それってきつい言い方をすれば、単なる逃げです。

ほんとにダメダメです。最後は自分で考えよう、決めようと思っているとしたら今すぐ止めましょう。

混乱した頭は、シンプルさに飛びつきます。

それが「ご破算」です。


パターン2 「一人で頑張る」

そういうのもダメダメです。

「自分でなんとかする」という結論は一旦はすごくしっくりくるし、落ち着くんです。

一旦「私が自分でなんとかするしかないんだよね★」良い雰囲気でそういって笑顔を見せて去っていく…一見爽やかです。

けれどその後その人の世界は縮小していくんです。

問題が生じたときに打てる手が、「自分ひとりで頑張る」の一択になった人は、本当に大きな問題に太刀打ちできないので、危険が起きないように、予想外のリスクが生じないように、小さく、小さく生きていくしか無く、世界が縮小します。

人に迷惑をかけたとしても大きく、大きく生きていこうとしている人の世界は、少しずつ行動範囲を広げます。その真逆ですね。

もし「自分一人で」「自分が」と言い出したら、これまた安易な方向に逃げ込みかけてる。大抵これって、ご破算とほぼ一緒です。

「一人で頑張る」とか言い出したら、自分は危険信号ついてるな~ってことだと覚えておいて下さい。


パターン3 「そもそも”助けて”を言えてない」

あなたは、まだ「助けて」とは言っていないかもしれませんが、周囲の人は、あなたから、なんとなく、「助けてー」というエネルギーを感じ取っています。

でも口に出して「助けて」を言われていない場合、

これって周りから見たら、すっごく、突っ込んで行きにくいです。


怨念のように「助けて~~」というムードを出しながら、しかし口では「助けて」を言って来ない。

すごく助けにくいので、今後一切、止めましょう。

こうならないためには、日頃から小さく助けてあげたり、助けてもらったりの交流をしておくことが一番の対策です。

「百円貸して♪」「先にこないだ貸した千円返して」くらいは、気軽に言える関係を日々構築して下さい。

「助けて」という、文字にして、平仮名4文字ですが、言いい慣れていないと言えません。


パターン4 「助け方の好みがうるさい」

↑これ、「クズい」と思われたことでしょう。

まぁ、すんごく、嫌な人ですね。

でも、誰にでも、「好みの助け方」があるんです。

〇〇さんに!!
こういう助け方で!!!
助けてほしい!!!!!!!
その助け方じゃないと絶対イヤ!!!!!!!!!


笑ってるでしょう?

でも、これ、あなたがしていることです。


子どもの頃、家族で散歩しているとき、あなたは転んでしまいました。

「おがぁざあああんんっっ!」

お父さんが抱き起そうとします。

あなたは嫌がって、「お母ざんじゃない”と、い”””いいいいやぁぁぁあだぁぁぁぁ!!!!」


ね、一回くらい、やってるでしょう?

幼いあなたですが、頭の中で、「お母さんが、慌てた顔で、抱き起してくれて、心配して、『〇〇ちゃん、痛かったでしょう?泣かないで』とハンカチで優しく顔を拭いてくれる…じゃないと嫌だ、とハッキリ「正解」のビジョンを持っています。

正解の「それ」以外では嫌なのです。お父さんが、同じように優しくしてくれているのに、というか、お父さんの方が優しいのに、お父さんでは嫌だったのです。


口にしないまでも、たいてい、人には確固たる、「助けてもらいかた」の好みとイメージがあります。自覚できていないだけ。(←自覚できないことが一番怖い)

そして、それは相手の都合を完全に無視しています。


このパターンで行くと、最後どうなるか知っていますか?

ギリギリまでこじれさせておいて、草木も眠る丑三つ時に、たいして親しくもない、でも優しく親切、困ってる人を見捨てられないタイプの人のところに、泣きながら電話する、のです。


ポイントは、「たいして親しくもない」です。

私も何度もありました。夜中に電話と、後は観覧車の中と、突然カフェとかに呼び出されてと。でも夜中が多いですね。天気がちょっとくもりだと、日中でも来ます。

テレビ好きな人に多い気がするので、勝手に「劇場型」と呼んでいます。

ついでに言うと、このタイプ。

ここで助けても、たいして恩返ししてくれません。助けてもらう専門の人です。


さて、ここまで4パターンを見てきました。

落ち着いて冷静に考えたら、困ってる人を助けるのが趣味の人はいません。

人は、自分の都合で、自分の助けられるスキマ時間を使い、余力があれば、しかも出来る範囲で、助けてくれるのです。

それはあなたが助ける側でも同じはず。

助ける側の都合も考えないといけません。

助けてもらいたかったら、せめて、


1)悩みを吐き出させてくれる(聞き役)

2)悩みを小さく小分けサイズにする(ブレイン)

3)小分けした悩みの解決を、解決できそうな人に依頼する(ちゃんと口に出して、口頭で依頼する)

相手にこういう気づかいをしましょう。


「いざってときに助けてもらえない」「助けてもらえる気がしない」という方は、

そもそも人を、助けていない可能性があります。

自分も困ったことがあるし、人に助けてもらったこともあるし、今書いた4パターンみたいなことも、最低1回はやらかしているのに、自分は人を助けていない。

ましてや、相手の「好みの助け方」など、してやってないはずです。


もっと言うと、助けるとしても、自分の助け方の好みを押し付けているかもしれません。

「自分の準備が万全なとき、自分の有能感を感じるために、自分が助けたいやり方で」助けてやる。

「俺が若いときは…」ってのが、典型です。


「俺が若いときは」って、それ、助けになってない奴じゃん!

って、思うじゃないですか?

でも、こんな昭和クソじじいに、あなたもなっていませんか?


最後に。

自分は人を助けるけど、自分は誰にも助けてもらえない。

そんなとき、あなたの中に隠された「すでに覚えていない、むかしむかしの過去の恨み」の感情があって、たった4文字の「たすけて」を口にできなくなっているのかもしれません。

日々の小さなことで、気軽に助けてあげ、助けてもらって、慣れることです。

「基本の型」と、「数稽古」は、「人に頼む」ことにも言えます。

あなたも相手も負担に感じないサイズで、まず1つ、頼んでみてください。

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