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2023.10.20 土触ってないな

今週の中では一番暖かい日で半袖で仕事してても少し汗ばむ感じだった。夜になっても体感的には気温差はあまり無いように思えた。


いまブルーバックスの【認知バイアス 心に潜むふしぎな働き】という本を読んでいる。鈴木宏昭さんが書いてる。

自分が生きていくうえでの思い込みや認知しているものの当てにならなさや、無意識と思っている事にもバイアスがかかっている事を認識する必要を感じた。まだ最後まで読んでないけれども、何周かしないと理解できないだろう。特に考え込みな性格の私には読んだ方が良い気もするし、教養としても学んでおいた方が良いと思うしなにより面白い。


帰りの電車の中で日記を書く事を日課にしてみて、書く事に夢中になれる事はまず良い事だと思った。なにかネタが無いと書けないと思っていたフシもあるけど、ただただ頭の中に浮かぶ言葉を並べるだけでも良しという事にしている。何か書こうと思って書いてもうまくいかないし、誰かに読まれている前提にたってしまうと何も書けないのだ。雑記でもよいのだ。

いま思いつく事といえば毎朝職場近くにすわっているホームレス(と勝手ながらそう思っている)のおっちゃん。毎朝見るので心の中で〈おっちゃんおはよう〉と声をかけている。おっちゃんは背筋を伸ばすとおそらく175センチ近くあるのではないだろうか。かがんだ姿勢で腰の後ろで手を組んで移動しているのも見かける。靴や服はツギハギがしてあって、自分で縫ったのかどうかはもちろん不明だが、何か生活感のような物を感じる。表情も七福神の恵比寿さまのようにニコッとしているようにも見えるし、想像するに声も高そうな気はする。なんとなく良い人に見える。いつか喋ってみたい。来週も朝見かけるだろうな。


養老孟司の切り抜きYouTubeを見た。どこかの講演で話した「幸福とはなにか」のような内容だった。
人が死ぬ事は自然な事で、死んだ人は自然である、と。現代社会では死というものを遠ざけようとしている、という話をしていた。
講演の中で、いじめ被害者が大人になってから過去のいじめについて語る本を読んだという話をしていて、自分と自分を取り巻く環境や当時の状況が書かれていたという。
養老孟司が言うには、その本には花鳥風月については一切書かれていなかったと指摘した。

自分自身は幸福だと思えるけれど、自分と他人との関係で不幸に思えてしまうのではないか、と。自分と誰それどこそこの関係性だけではなく、自然と触れ合わないと世界が拡がらないよ、というような事を言っていた。

東京に住んでいると、意図的に触れようとしなければ土にも触らないし、オフィスにいれば雨風を感じることもないでしょう。僕は花の名前も知らなければ木の名前も知らない。ビジネス用語やSNSのトレンドやスポーツの話題ばかりでちょっとおかしくなってるかもしれません!

花や木の名前もググればわかるけど、1時間後には忘れてたりするよね。

なにかこう大切な事を忘れていたので、昔土手でバッタ捕まえたり砂場で山つくったりウンコ踏んじゃったりしたときの事を今こそやるべきなんじゃないかと思ってきた。

とはいえこの日記を書く事で思いつく事もあるのでこれからも続けていきたいと思う所存である。

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