帰ってきました
※死産のお話です。読みたくない方は、読まないでくださいね。
ななちゃんを連れてお家に帰ってきました。
入院を6日間もしていたので、久しぶりのお家です。
病院では、看護師さんも助産師さんも、主治医の先生も、みんな、本当にななちゃんのことを可愛がってくれて、お休みの日なのに、先生は毎日顔を出してくれて、嬉しかったです。
たぶん寂しさも、それで忘れていたのかな?って思います。
退院の日は、朝からななちゃんを抱っこして、子守唄を歌ってたら、なんだか知らないうちに涙が溢れてきていました。
少しずつ、ななちゃんの身体とのお別れの日が迫っているという実感もあるのだと思います。
家に帰ると、まず3番目が
ななちゃんを見て、不思議そうな顔。
お腹にいたななちゃんだよ!
と言うと、すぐに頭を撫でようとしてくれました。パパが咄嗟に(皮膚の弱いななちゃんを守ろうと)
だめ!
というと、ビクッ。
大丈夫だよ、優しくいい子いい子してね。(とおでこを人差し指でなでなでするところを見せると)3歳児でも、なでなでしてくれました。そのほかにも、抱っこしたいなという様子を見せてくれたり、自分の飲み物をあげようとする次男を見ていると、お兄ちゃんになったんだなってつくづく思いました。
それから、公園に行っていた長女と長男が帰ってきました。
ママー!(久しぶりに会えて嬉しい声)
ななちゃんは??
寝ているところを紹介すると、
長男のひとことめは、
可愛い!!!!
でした。長女も
ちっちゃい!!!!
と言って喜んでくれました。
2人とも抱っこしてくれました。
妹ができたこと、本当に喜んでいました。
その後みんなで棺の準備をして(詳細は後日、
でも、最初の写真は、その一部です。)みんなでテーブルを囲んでご飯を食べました。
ななちゃんも一緒だね、なんてたわいもない話をしながら、涙がポロポロこぼれてしまいました。
片手で赤ちゃんを抱き抱えながら、自分もご飯を食べる。
今まで、そういう苦労もたくさんしてきましたが、それって本当に幸せなことだったんだなってジーンと来てしまいました。
新生児ちゃんが産まれて、夜中も休まず1〜2時間おきに授乳。オムツが濡れたら変え、泣いたら抱っこする。
本当に大変だったんだけど、実はとってもかけがえのない愛しい時間だったなと思います。
ななちゃんにたくさん話しかけながら、みんなで食事をとる瞬間。6人家族でご飯を食べることが叶い、とても幸せでした。
長女が、自分がななちゃんの横で寝てる姿と、抱っこしている姿を撮ってほしい、というので、写真撮影をしました。
またななちゃんの、手や足が見たい!というので、お洋服を一旦脱がせて、見てもらいました。
わぁ、ちっちゃいね。
(私が足の位置を変えようとすると)
かわいそうだから、触らないで!
と言いました。その後、オムツを履かせたり、洋服の紐を結んだりして、お世話をした後、
本当に可愛い!
満足!
そして、布団に転がって
あー幸せ。
と嬉しそうに言いながら、涙を流していました。その姿を見て、私はまたボロボロと泣いてしまいました。
実は娘は、明日から1泊2日の宿泊体験に出かけます。そして、3日後(帰ってきた次の日)ななちゃんとお別れをします。
残り少ない家族6人の時間を、本当に大切にしていきたいなと思います。
そして、お別れをしても、心の中ではみんな繋がっている、そんな家族だと思っています。
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