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Bar-Ailes du Diable

ー第2夜ー第1話

あの日、私は飛び込む様にあの店に逃げ込んだ。
たった今起こった信じられない出来事から逃げたくて。

ギィィと軋む扉を開けるとそこには別空間の様に暖かな空間が広がっていた。どこか懐かしく居心地の良さそうなその場所に私は無意識に救いを求めていたのかもしれない。

実際私は救われ命さえも助かったのだ。
今となっては夢の様な夜だった、でも決して忘れることはない。



こんばんは
わたくし魔鬼と申します。
今宵も迷える者がいる様ですね。
ほら、足音が近づいて来ました。
本日も“Ailes du Diable”開店致します。


ギィィィィ

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