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小さき人

『△※△¢¢□○〻』

やっぱり何を話しているのかは理解出来ないがさっきより怒った口調で声がする。

視線を上に窓枠の方へ向ける。

!!!!

えっ?!はっ?!

窓枠にいるそれに釘付けになる。
暫く見つめたままお互い動かず、でもそれは相変わらず何か怒っている様な話し方でぶつぶつと呟いている。

そこには、5㎝程の小さいおじさんがいる。
昔見たテレビでよく見る薄茶色のステテコに腹巻安定の薄い髪。

目を擦りもう一度小さいおじさんを見る。

いるしっ!!
てか何で怒ってるの??
いや、それ以前にこれ何?!

幻覚でも見ているのかとそぅ〜と触れてみようと手を伸ばすと…。
バシっと振り払われた。

えぇー!
まだ怒ってるし……。

幽霊…とかではないよね?うん、さっき手をてか指だけど振り払われたし。
だったら何なんだ、これ……。

困惑しつつもおじさんのお怒りの言葉を聞いていたら、疲れてきたのかふぅと大きなため息をつき窓を開けて出て行った。

窓をバンッ!と閉めて行ったのだ。

…………。

『えぇぇぇぇぇーーー!!』

訳が分からなすぎて呆然とするほかなかったのです。
すぐにお風呂から出てきた母にさっきまでの出来事を話したら。

『寝ぼけてないでさっさとお風呂に入って寝なさい』

と呆れ顔で言われてしまった。
本当なのに…。

そして次の日


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