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アドバンスダイバー取得コース

ダイビングを始めるにあたり、WEBやSNS、書籍などで情報を調べてから「どこでどう取得しようか」と考えるかと思います。そんな時に「アドバンスコースも同時取得」「アドバンスまで取得すればお得な料金に」などのうたい文句を目にするかと思います。この同時取得を上げるのは「現地型ショップ」や「リゾート型ショップ」が多いのが特徴です。

多くのダイバーが初めに取得するのは「エントリーレベル」と呼ばれるCカードです。これは最大水深18mまでのダイビングを体験出来るものです。

世界の有名なダイビングポイント(日本も含む)には18メートルより深い水深のポイントがたくさんあります。

海外では特に「アドバンスカード」が無ければボートダイビングを断られるショップもあります。

※エントリーレベルのダイバーがボートダイビングをしてはいけないということはありません。

アドバンスダイバーコースは何を学ぶのか?
① 30mまでの深度潜水を体験する。
② ボートダイビングを体験する。
③ ナビゲーションをより詳しく学ぶ。
④ ナイトダイビングを体験する。
等といったテーマが一般的です。

他にも生物を学ぶ、エントリーレベルスキルを復習する、水中写真を学ぶなど多種多様な「体験」をテーマとしています。そしてこれらは決して「極めて学ぶ内容」ではなく、あくまでも「一度体験しておきましょう」といった程度のコースになります。

あなたがエントリーレベルのCカードを取得すれば「アドバンス」を取得したくなることは当然です。そうしなければ世界の面白いダイビングポイントを楽しむことが出来ないのですから。

しかし、セブンでは「ちょっと待って」とストップをかけます。

それは何故でしょうか?

エントリーレベルのCカードを取得したからといって、水中で自由自在に動くにはまだまだ練習をしなければなりません。

テキスト内容と実際のダイビング経験があなたをダイバーとして成長させてゆきます。

エントリーレベルのスキルがほぼ出来るようになってから、次なるステップとしてアドバンスダイバーを取得した方がはるかに楽しめます。

エントリーレベルのダイバーが苦手とする事柄を、綴ってみましょう。

【学科-知識】
① 潜水理論
② 潜水病
③ ダイブテーブル
これらが学科における「苦手」上位の内容です。

【器材】
① 器材セッティング
② スーツの着用
③ グローブの着用
④ フィンの脱着
これらはセッティングにおける「苦手」上位の事柄です。

【スキル-技術】
・フィンを装着してのエントリー
・水面でのフィンの装着
・エントリーにおける波のパターンの読み方
・水面移動(フィンキック)
・潜行
・潜行姿勢
・BC操作(吸排気)
・水底での静止(潮のサイクルの読み方)
・中性浮力
・浮き上がらない浮上(BC操作/中性浮力/呼吸)
・浮上速度
・水中でのフィンの脱ぎ方
・フィンを履いたままのエクジット

ザッと上げてみてこれくらいの事柄が出来ていないダイバーがほとんどです。

「苦手」の数が多いほど、アドバンスダイバーカードを持つことは危険です。世界各地のダイビングショップでアドバンスダイバーカードを見せれば、「この人はアドバンスダイバー」として認知してくれますが、イコール「アドバンスダイバーとしての知識とスキルを当然持っているダイバー」と思われます。

「だったらアドバンスダイバーだけど、苦手スキルがこんだけあります」って伝えれば済む話なのか? 世の中が優しい人たちに溢れているのなら、これも通用するかもしれません。

中には「自分は客だ!」と逆切れする人もいます。

【ダイビングは自己責任である】

あなたが出来ようが出来まいが、それはあなたの責任です。


こういった所までも考えてアドバイスを続けるのが「都市型」と呼ばれるダイビングショップ(ダイビングスクール)です。

 

エントリーレベルのCカードを手にしたら、こういった「苦手」とする事柄をひとつずつ丁寧にクリアして行くことが上達への近道です。

毎回のファンダイビングツアーで、ショップのインストラクターに「今回はこの苦手を練習したい」という風に伝えておけば大丈夫です。
※あなたがCカードを取得したダイビングショップなら問題なく教えてくれるでしょうが、南国リゾートなどのガイド中心なスタッフに言っても望みどおりに行かないことがあります。

自分自身のダイビングに「テーマ」を決めてファンダイビングを楽しむことがお勧めです。

さて、ここまでご理解いただけましたでしょうか?

「苦手」が少なくなってから、次なるステップへ挑戦することが良いのではないかと思っています。

そしてアドバンスダイバーになったら、今度はアドバンスコースで体験したダイビングをしっかり練習して行くことが望ましいのです。

セブンではアドバンスダイバーの前に、レスキューダイバーを取得することを推奨しています。
何故ならレスキューダイバーコースを受講すれば、あなたのフィンキックやエントリー、エクジット、器材の脱着などが格段に上達するからです。これは通常のファンダイビングツアーに何十回参加するよりも早く上達する事が出来ます(個人差あり、努力必須)。

NAUIアドバンスダイバー取得コース  税込 22,000円

NAUIレスキューダイバー取得コース  税込 22,000円

ダイビングって「やってる感」より「やらされてる感」を持たれる人が多いんです。あなたが自分の意志で講習を申し込んでも「やらされてる感」が強いのは、「想像と現実の違い」があるからだと思います。
それは「なんで練習しなきゃならないの?」という思い込みがそうさせているのでしょう。

いかなるスポーツも練習です。
ゴルフを楽しむゴルフアー達は、打ちっぱなしと呼ばれる練習場へ通いますね。レッスンプロの指導を受講される方も大勢います。
野球、サッカー、ラグビー、フットボール、アイススケート、スノーボード、スキー、アイスホッケー、マラソン、サーフィン、サップ、カヌー、走り幅跳び、登山 etc・・・。
どんなスポーツも、みなさん上達したいという強い思いで、真剣に練習に取り組みます。
そして専門店で必要な自分の道具やユニフォームを購入しています。

自分専用の装備で、繰り返す練習によってスポーツは上達するものかと思いますが、みなさんはどう思われますか?




セブン|横浜.妙蓮寺.大口ダイビングショップ
担 当 鈴木孝壽 (すずき たかひさ)
メール diversseven7@gmail.com
メール  seven7@office.nifty.jp
所在地 〒221-0005 神奈川県横浜市神奈川区松見町3-933
TEL 045-432-5921
FAX 045-716-9221
携 帯 090-3063-6323

夏季営業時間 8:00~21:00(4/16~10/15)
冬季営業時間 11:30~20:00(10/16~4/15)
WEB http://yokohama-dive-seven7.com/



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