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スーパー・アパラジャイズ・ミー

アメリカには『肩こり』が存在しない。理由としては『肩こり』という言葉が無いということらしい。

『肩や首などの痛み』とか『背中の筋肉が張っている』とか、その状態をあらわす言葉はもちろんあるでしょうが、それを総じて『肩こり』と呼ぶという概念が存在しない。

概念が無いんですから、それ相当の言葉が当てはめられることなんて無い。といったロジックです。

『アパラジャイズ』

土下座しても腹掻っ捌いても許されないパターンだってありましょうが、ともあれ『ごめんなさい』と言うことで許しを請うことを『謝罪』と言います。

きっといい大学を出てんだろうなって人こそが、『今の謝罪?』って感じの悪い見本を子供たちに見せるのでまったく困ったものです。

きっと今までの人生で『ゴメンなさい』って正面から丁寧に言ったことが無いんでしょうけども、もしかしたら親から『人間、謝ったら負けよ。』とでも教わってきたのかも知れませんけど、ポリシーや自尊心や手前勝手なルールを差し置いて『やるときにはやる』ことこそが社会人としての矜持です。

日本の文化や言語、風習、歴史を守っていくために、学のある人、肩書のある人、そのポジションにある人こそが率先して子供たちの良いお手本になるようお願いします。

『遺憾』

なんとなく謝罪の場面かな?ってところで出て来る言葉なので、一瞬『謝ってる?』と錯覚してしまうんですが、『残念です。』という意味です。

むしろ『謝罪の現場』に最も持ち込んではいけない言葉ですよね?

悲しむ相手に『どうもこりゃ残念でしたなぁ。』って言ってんすから、全くの他人ごとであって、『天才バカボン!』に出て来る本官さんだったら銃乱射マターです。

謝罪を表す言葉が『ゴメンなさい』だという知識はあると思うんです。有名大学を出るくらいの学力がおありなんでしょうから。

ただ、言葉なんでね?使うべきところで適切に使わなければ、知ってるだけではまるで意味が無いのであります。

『それが謝罪の言葉ですか?』
『不徳の致すところでございます。』
『謝ってないですよね?』
『まことに遺憾でございます。』

『肩こり』と同じく『腹が立つ』という言葉が存在しなければ腹も立たないというのならそれでも構わないんですけども、さすがにそうは問屋が卸さない。

『謝ったらクビ』と言われてるならいざ知らず、どうあれ謝ったって済まないパターンであっても謝ろうよ、先ずね?

いや、謝らせて胸のつかえを取りたいってことじゃなくて、一旦謝ってからじゃないと話が進められんからってことでよろしくお願いします。

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