偶然SCRAP#31: Jenn Nkiru* – ‘Black to Techno’

(追記2019年12月31日)
なにやらデトロイトではテクノが流行っているらしい。エミネムはデトロイトだっけ。ヒップホップからのテクノ。このデトロイトのテクノ・ムーブメントが興るに至る歴史的背景について、Jenn Nkiruというアーティストが、ミュージックビデオ風の作品を作ってる。それが超カッコいい。とにかく下のYoutubeを見て欲しい。単純にカッコいいっす。Jenn Nkiruのファンになります。

(初投稿2019年9月2日)
欧米のアートメディアの記事の中から、雄手が気になった今ホットな展覧会情報やアートに関する話題を引用紹介。(注)基本は『Frieze』から。
本日も、ロンドンに拠点を置くアート雑誌『Frieze』から引用紹介。

(2019年8月23日付記事)
Jenn Nkiru – ‘Black to Techno’
デトロイトを起源とする急進的なテクノ・ムーブメントの探求

Black to Techno は、デトロイトで興ったテクノ・ムーブメントを誕生させた環境に関するユニークかつ偉大なる性質を発掘し、探求します。-フォーディズムの自動化の拠点あるいは生産ラインのリズムといったデトロイトの伝統的な側面から、モータウン・アーティストの影響、そして街の革新的なアイコンであるアレサ・フランクリンまで、あらゆる物事に触れています。その特質は黒人及び労働者階級や中産階級の経験に埋め込まれ、革命的な希望と楽観主義の表現となった。

Jenn Nkiruは、多種多様な記録の痕跡で満たしたVHSテープに結びつけて、ナレーションとコンセプチュアルな枠組みが交差するスパイキーなコラージュを創り上げた。そのコラージュは、テクノの起源どころかアーティストの言葉を借りれば「cosmic archaeology (宇宙考古学)」を提供します。

Black to Technoは、FriezeとGucciによる4部構成のプロジェクト「Second Summer of Love」の最後の映画です。

引用以上
翻訳:雄手舟瑞

*Jenn Nkiruは、米ハワード大学卒のBritish-Nigerianのアーティスト兼映像作家。
*The Second Summer of Loveは、80年代後半にイギリスで起きたダンス・ミュージックのムーブメント。その名称は60年代後半のヒッピー・ムーブメント「サマー・オブ・ラブ」に由来している。(その再来という意味で「セカンド」と呼ばれた)。- wikpediaから引用

これは映画?ミュージックビデオ?映像作品?過去から現代。神話?2001年宇宙の旅?デトロイト?機械が魂を持った?テクノ?明らかに現代。重厚で、美しく力強く、カッコよく、社会的な存在感。Jenn Nkiruは、デトロイトのテクノ・ムーブメントに関して、デトロイトの過去から現在を多種多様な手法で編み、確かに両立する彼女の表現力と彼女のアイデンティティによって、まとめ上げる。

こんにちは