🌷allure 2022 7月号　インタビュー🌷

🐰パクウンビン

🎤撮影が始まるときちんと立っていたパクウンビンさんの姿が変わりましたね? 内面の変化が感じられます。


🐰広告撮影ではまた違った姿を引き出してくれるので、逸脱のような経験をしてみようという勇気が以前より少し湧いた気がします。最近、仕事が続いているため感じることがあります。演技というのは、特別な仕事だから自分の人生にいつもイベントが起きているということです。しかし、やむを得ずそのことに慣れてしまっていたんです。

🎤最近はどんなことに慣れましたか?

🐰もし、私が今体調を崩したら撮影全体を中断するしかない状況なんです。そのような面で注意しながら暮らしてみると、それがまた退屈に感じるかことがあるんです。いつも台本を覚えて、撮影をして、また台本を覚えて、撮影をしての繰り返しです。

🎤今日のイベントはなんでしたか?

🐰撮影中の「ウヨンウ弁護士は天才肌」から少し離れて、映画「魔女2」制作発表会に行きキョンヒをしてきました。そしてこの allureの広告撮影をしに来たのが今日のイベントです。

🎤今はどの誰でもないパクウンビンさんですか?


🐰キョンヒでもなくヨンウでもないパクウンビンです(笑)。今日は私も知らなかった自身の姿を撮影を通して見ることができ、「こんなものも似合うんだな~」という経験をしました。

🎤今日はイベントが非常に多い日でしたね。また夜が明けたら済州に行かなければならないそうですね?

🐰昨日の撮影が思ったより遅く終わったので、午前4時に家に到着しました。二日間全く睡眠をとれませんでした。私が今まで演技してきた中でも今回は史上最大というほどセリフ量が多いんです。現場は本当に楽しいです。役も面白くて元気が出るのですが自ら耐えなければならない役割が大きくなったように思います。セリフも他人が覚えてあげられるよう なものではないし、解決してあげられるようなものでもないですから。

🎤「魔女2」への出演が決まったとき、まさか「魔女」ではないかと気になりました

🐰「ブラームスは好きですか」の撮影が終わるころのインタビューあたりで「魔女2」への出演が発表されました。皆さんが「私が悪役だ」「人を何人か殺せばいい」とおっしゃっているのを見て「あ、これどうしよう...」と。私が当然新しい挑戦をするだろうと考えていらっ しゃったみたいです。

🎤パクウンビンの悪役、そう考えてみると気になりますね。


🐰「善良な役だけしたい、悪役をしたい」という気持ちはないです。生きていると悪になる時もあるし、優しくなる時もあるじゃないですか。これから悪役のようだけど善良なキャラクターを演じるかもしれないし、善良なキャラクターなようで悪役なこともあるかもしれないので。

🎤ですが、「魔女2」の役も、「ウヨンウ弁護士は天才肌」中の役も確かに善良な役ですよね? すべての俳優が正義的な役が似合うとは限りません。

🐰そうですね。はっきりと善良な役といえます。最近反応が良かった作品や、私に当てはまる作品の中にある人の気質があるじゃないですか。まっとうな道を歩むようなキャラクターが私にはとても合っているようです。皆さんが私に正しいイメージを抱いて見ているのだなと思っています。

🎤まっとうな道を歩んでいるということはウンビンさんにとってどんな意味がありますか?

🐰裏切らないことですかね？ですが、その中でもキャラクターごとなりの差異があると思っています。私 がお見せできる様々な面をお見せできているようで満足しています。

🎤10 代の時どのような悩みを抱えていましたか?

🐰わ、もう 10 年が過ぎたのですね。正直私は10代の時、同世代より大人のほうがもっと失礼だなと考えてたと思います。


🎤大人に対して一体なぜそう思っていたのですか?


🐰例を挙げると、子役の人生についていつも失礼な質問を投げかけるのは大人でしたし、必要以上の心配をするのも大人たちでした。思いがけない質問をいつも受けていました。思いやりのない大人たちを見ながら「歳を重ねてもすべての人が良い大人になるとは限らない」と考えていたように思います。

🎤良い大人になるには絶えず努力をしなければならないと思います。


🐰そうですね。そんな大人たちを見ながら「こんな大人にはならないようにしよう」と自らの心を引き締めていました。正直、私は今も小さな子供たちが決して幼いとは考えていません。 それぞれの年齢とそれぞれの世界ですべてを十分に享受して感じているじゃないですか。 できることなら敢えて、望まないアドバイスはしないようにしています。私も知らないうちにアドバイスしているときもありますが(笑)

🎤インタビューというのはその時の自分を記録するものですよね。以前の自身のインタビューを見たことはありますか?


🐰私が記者の方の名前まで鮮明に覚えているじゃないですか？今日でお会いするのは3回目ですが、(allure 記者が書いた)作品はすべて好きです。以前のインタビューを見ると自分でもかっこいい人のように見えるんです。

🎤それはすべてパクウンビンさんの言葉ではありませんか?


🐰そうと言っても整理を上手くしてくださるじゃないですか。以前のインタビューを不意に見たとき、「この時こんな考えをしていたんだな」と思いましたが、その時の私が今の自分よりはるかに安全な場所にいたのか、もっと成熟した考えをしていたのかそんな感性を呼び起こすときがあるんです。なので、ときどき自分のインタビューを保存しておきます。

🎤少しずつ有名になってきていることに対しどう感じていますか? 

🐰そういっても私が外に出て生活を送らないので特別実感することはないです。

🎤例を挙げればインスタグラムのフォロワーがぐんと増えたり、作品に対する好評を聞いた りです。

🐰インスタグラムは相変らずよくわかりません。少し感じるのは、先輩方が私の作品を楽しんで見てくださった、ファンになったと伝えてくれるお言葉です。心から何度も見たとおっしゃってくださるときは同じ俳優として、身の置き場がわからなくなるほど心が満たされました。私が歩んできた道に対してそのようにお話ししてくださる方が増えたようでうれしいです。

🎤有名になられ多様で多くの作品を選択することが可能ではないですか?


🐰それは本当にありがたいことだと思っています。ジャンルを問わず、役を問わず千差万別の作品とキャラクターが紹介されました。そのため、複雑なときもあります。

🎤どのようなことが複雑なのですか?

🐰機会費用というものがあるじゃないですか(笑)最近は製作期間が延びて1年で一つの作品して過ごしていると思います。

🎤「私の時間を完全にしっかり過ごすことができる作品が意味がある作品だ」と以前言及しましたよね。「ブラームスは好きですか」や「恋慕」はどのような作品でしたか?

🐰その言葉は今も有効です。「ブラームスは好きですか」は29歳と同い年のソンアに出会い私の20代を整理することができる時間を送りましたし、「恋慕」では私が夢にも思わなかった役に出会い、望むことをすべてしてみることが出来ました。本当に大変でしたが、私と 同世代であるどの女性も朝鮮時代の王の役をできるのか?と考えると、達成感がありまし たし、やりがいがありました。

🎤王の役を女性俳優が演じるというのは珍しいことですよね。

🐰そうですね。翼善冠(イクソングァン)をかぶり、衮龍袍を着ることが本当に希少な価値があ ります。最善を尽くしたので心残りはない作品です。また新しい作品に出合い、また違ったキャラクターに出会わなければならないのでそのまましっかり封印しておきました。キャラクターはそのキャラのままにしておこうとです。作品の余韻に浸ることは実際の人生の助けになることがない時もあるんです。
 

🎤「ウヨンウ弁護士は天才肌」はどのような気持ちで選びましたか?

🐰正直「恋慕」と同じ時期に提案を受けた作品でした。良い作品だとは考えましたが、私がやり遂げる自信がない作品でもありました。欲は出るけど、少しプレッシャーを感じるような作品でした。誰も傷つけず、気に障らないようにやり遂げることが出来るかを考えると怖かったんです。そうして何度かお断りしたのですが、そんな私を待ってくだったんです。作家さんと監督が私を信じてくれたから、その心にお応えしようと勇気を出しました。

🎤勇気を出した分得たものはありますか?


🐰とても難しく考えていましたが、ある瞬間から糸口が見えてその時からするする解けていきました。あぁ、だから監督や作家さんが私に対して期待をしているんだなと自ら感じることもありました。自身が抱いている自分への信頼があるじゃないですか。その信頼を思い出させてくれた部分があって、恐怖心に立ち向かう勇気を出させてくれた作品だと思っています。

🎤恐怖心は誰でも抱いていますよね。

🐰天才なキャラクターを演じるのは初めてで、ヨンウは自閉症スペクトラムを持っている人物です。私はこの役と向き合うとき常識とは何かと考えました。「おかしな」ということはどういうことで、「非常識」ということはどういうことなのか、常識という人々は本当に常識なのか?という考えがあるじゃないですか。

🎤答えも見つけましたか?

🐰フレームの中に閉じ込めて人を裁断するのではなく、その不思議に感じられる部分も特色があると考えればその人の特性になると思います。私の役もそうだし、このドラマに出るすべての人が全員多彩です。結局は「おかしな」ではなく「特性」とみれば色とりどりの人間群像をお見せすることが出来ると思います。そのためウヨンウはおかしいけどおかしくない弁護士だと話をしたいです。

🎤先ほどドラマのウェブサイトの前面にある企画意図を開いているようでした。ドラマがす でに描かれていますね。


🐰はは！そうです。私は「ウヨンウ弁護士は天才肌」の編集本を6話までざっと目を通した状態です。絵があります。監督も自分が撮ったドラマで、自分が作ったドラマだけど見るだけで面白いとおっしゃっていました。編集技師の方も「この時代のワクチンのようなドラマ」 とおっしゃってくださいました。大きな作品をなさってきた方々がそのようにおっしゃっ て下さり、幸せでした。私が台本を見ながら感じたことは間違っていなかったということ、撮影をしながら作品が良い方向に向かっているということ、船長が確実な船に乗ったようでひとまず航海が楽しいです。

🎤今、午前2時10分になりました。昼と夜で姿が変わる人もいるじゃないですか。どうですか?

🐰私は正直昼より夜が好きで、夜になると少し生き生きするのですが、今はもう起きていなくてもいいと思います(笑)でも私のテンション大丈夫でしたよね？

🔗 https://www.allurekorea.com/2022/06/24/untitled-%EB%B0%95%EC%9D%80%EB%B9%88/

意訳や私なりの解釈が入ってます❕
誤訳があったらごめんなさい🙇