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日々是好日 四季の歌

先日、お客様が歌の発表会に合わせてエステにお見えになられました。フェイスが少しデリケートな状態でしたのでタッチトリートメントをネック&デコルテに振り替えて施術いたしました。
当日、デコルテの出るドレスを身につけるとの事で仕上がりに喜んでいただきました。

『お時間が有れば』と会のご案内をいただきましたので、私もいつもより少しおしゃれをして近くのホールに出かけました。
お客様をはじめお稽古仲間の皆様が素敵なお召し物で美声を響かせてそれぞれ独唱。拝聴、拝見しているうちに私もお仲間入りしたいななどと思ってしまいました。
歌を唄うのは好きなのですが、リズム感がポンコツなので下手の横好きの典型なので困ったものなのですが。

会で披露された唱歌やカンツォーネ、歌曲など聴いているうちに久しぶりに音楽の授業を思い出しました。
私が小学生の頃の音楽の教科書には季節感あふれる歌が掲載されていて最初の方のページには春の歌。春を迎える喜び、新生活への期待や麗らかな春の日を唄う明るく弾む様な歌が。
夏は長期休暇があるためか、夏の暑さを忘れるためか高原さわやかさや海の歌など旅先やキャンプと言ったらバカンス的な歌が印象に残っています。
秋になると一転、もの悲しいような一抹の寂しさの織り込まれたセンチメンタルな楽曲が多数。美しい紅葉を唄う曲も華かやさの中にしっとりした風情があったり。
冬の歌はさらに暗いのかと思うとそうでもなく、思いの外、暖かみのある雪を楽しんだりお正月、新春を寿ぐ歌などがありました。家々の灯火のように春の晴天明るさとは違うもののほっこりと明るい歌が冬の寒さを彩ります。

私は日本でしか教育を受けた事が無いのですが、大人になって思い返してみると音楽教育一つをとっても自国の風土に合わせた情操を育てるまた、教養を身につける機会が有る日本の義務教育は素晴らしいなと思います。

また、この文章を書くにあたって私の頭の中で再生された数々の唱歌の日本語の美しさに今更ながら気が付きます。

もうすぐ桜の開花の便りも届く頃、値千金の春の宵を楽しみに、週末には雪の予報も出ている今はまだ名のみの春を過ごす今日この頃です。

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