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【VALORANT】OpTic GamingのASCENTヨル構成 【VCT 2022 stage2 NA】

 5/23、互いにNA屈指の強豪チームであるOpTic Gaming vs Cloud9の試合がありました。今回は、1マップ目を大差で取られたOpTicが2マップ目で見せた、ヨルを活かしたセット構成についてまとめました。
 エントリーデュエリストとしてヨルをピックし、グループステージから使用可能になったフェイドも実践投入しています。ネタキャラと長い間揶揄されているヨルですが、この構成では複数の強みを活かし、重要な役割を担います。前パッチまでどのチームも構成がほぼ似通っていたアセントで、OpTic Gamingはこの新しい構成でどう動いたのでしょうか。今回は、RIB.gg VLR.gg VCT 公式放送を参考にさせて頂きました。

構成

👾フェイド・🎃オーメン・👓チェンバー・🦾ブリーチ・👹ヨル

情報攪乱とセットに活きる👹ヨル
狭所でも活躍し、強力なultを持つ👾フェイド、🦾ブリーチ
NAで他の追随を許さないピック率を誇るオペ/センチネルの👓チェンバー
アセントで安定してピックされている🎃オーメン

 OpTicが他マップでも好んで使うようになっている、ダイブ役デュエリスト+交戦性能が高い2イニシエータ+👓チェンバー+1コン構成(OpTic戦績URL)

攻め

 初動の安定したAメイン取り、ローリスクなミッドコントロール、強力なAセットが軸。豊富なフラッシュ系の視界へのデバフは、主にメインとサイトを取るため使用されました。
 攻めでもオペを4ラウンド使用。その場合は初動の動きを変えて、有効なポジションへつけるよう味方が補助します。エリアが取れたら主にリスからのローテで合流し、サイトを狙います。
 ラウンド中盤、エントリー前に情報を取られて対策されないよう、Aに合流してからは素早くエントリーします。🏹ソーヴァ🤖ケイオーの2度目の索敵がたまる前に攻めようとしているのかもしれません。
 強力な型があり素早い攻めが多いAに対して、B攻めはエントリーまでにAアクション等の駆け引きに時間をかける事が多く、装備や人数で有利があるラウンド(2,6,12R)と、👾フェイドultがあるラウンド(6,10R)に狙いました。

プラント前のキルとプラント時間

Aセット

 スイッチは🦾アフターショックか👾シージを使って抑え、👹TPに3種のフラッシュとホウントを合わせてAサイト中を制圧します。ヘブンにスモークを使いませんが、👹ヨルがヘブンとの交戦をカバーしやすい位置を取ります。👹ヨルはAサイトへ飛ぶまではロビーで待機するので、相手のカウンタースキルを食らわずサイト内へ侵入できていました。スキルが枯渇しがちなプラント後にも、スモークを温存して備えることができ、👾プラウラーもエントリー後のお手軽なカウンタースキルとして重宝します。

 セットに必要なアビリティーから逆算して他のエリアに使えるスキルが決まりますが、OpTicはエリア取りのオプションとして全てのスキルを有効に使っていました。他のエリア取りについても見ていきます。

デフォルト

 開幕、まずAメインを3人で取ります。🦾スタンフラッシュを入れながら🎃オーメン、👹ヨルがメインに入ります。(🎃👹のスキルオプション:🎃TP×2、👹FB)速攻でメインに入らない場合は、ワインに👾シーズか🦾アフターショックを使用します。
 Bメインは👾プラウラーで牽制。
 👓チェンバーは、エリア取りにあまり関与せず自由に動けるので、情報を取ろうとする相手を咎めるポジションに留まりやすく、オペレーターも活きていました。Bやミッドをケアする動きが多く、👹ヨルがミッドでアクションをする場合は代わってAメイン取りを手伝います。
 👓罠はBメインのプッシュケアの位置が多く、あらかじめメインからのA攻めを決めていそうなラウンドではハイミッドに設置していました。

ミッドプレッシャー

 Aメイン詰め待ち、Bメイン👓罠。
 🦾スタン👾プラウラーにあわせて👹TPを使うことでアーチ裏(下図赤枠)にプレッシャーをかけます。(👹FBを使うラウンドあり)アーチ裏は一度取れると守り側に取り返され難いエリアなので、👹TPがフェイクの場合も攪乱の効果が長時間持続します。C9側もアーチ裏2人配置等で対応していました。
 そして、デコイでミッド奥のトラップ破壊、相手の対応確認も試みます。🏹ドローンの弱体化でミッド周りが取りにくくなった🏹ソーヴァの代替策として有効そうでした。(C9は攻めで🏹ドローンを、アーチ前から飛ばしていました)

ラウンド4初動

Bメイン攻めオペ 10,11R
 
初動🦾ブリーチがBに寄る為、Aは詰め待ちか、🎃パラノイアで🦾ブリーチを代用して牽制。メイン入口とマーケットのアングルは👾プラウラーと🦾フラッシュでカバー。Bメイン3のラウンドは、Bロビーにミッドケアの👓罠設置。


守り

 防衛でも初動はメインに人数を割くラウンドが多く、OpTicはA3B2の配置を多く使っていました。

防衛デフォルト

デフォルト R14,18 派生15,17

(A-MID-Bの配置) 🦾👓🎃-罠-👹👾
 マーケットに👓罠を設置しながら、Aメインの主導権を握ります。窪みにかかる🦾スタンを打つことで、🎃1wayを抜けられても🦾アフターショック等で対処が容易。索敵スキルの多いB側はロビーまで探ります。midの薄さから徐々に辛くなるAショートは🎃1wayでカバー、通常のスモーク遅延に比べて強力な🤖ポップフラッシュを活かし辛くできます。

 ボーナスラウンド(15R)では👹ヨルが詰めず、👓チェンバーがオペでBメインをホールド。手薄なAに👹ヨルが即寄れるよう👹TPをヘブンに設置して、どちらも3人でエントリーに対応できる状態にしていました。開幕🤖ナイフで👓チェンバーを発見されたものの、一気にA攻めを進めたC9をAshort3人で足止め。
 17Rはマネーが苦しくB側の索敵スキルが買えませんでしたが、サイトを空けて、エントリーしてきた敵をホウントを活かして一方的に1キルしていました。

ピストルラウンド

(初動配置A-MID-B)  👹🦾🎃-👾👓-罠
 
初動でBへ即寄れるよう👹TPを設置。情報を得られない時間が続きミッドでピーク。Aショートのアクションに対してミッドを詰め、💨ジェットの孤立を確認して、Aサイトを空けつつまとまりキルします。Aショートのスモークがややせり出していたので、🤖ケイオーを一方的に打てて5v3。そのままラウンドを取り、弾みをつけました。

R16・Bメインでのトラップ

 ult持ちの👓チェンバー以外がピストルのラウンド。Aを単独で守る🎃オーメンが🎃1wayでAメインの相手の出方を探りながら、ミッドでも情報取り。
 Bメインには開幕👓罠を設置して、👓チェンバーが離脱音をさせながらAローテ。2人でスキルを構えて待てるうえ、👹ヨルがフレンジーのレンジで撃てる配置で待ちます。リスクの高いピークですが、フラッシュを位置、タイミングともにずらすことで、カウンターピークを担当する敵の妨害も狙っています。👓罠にあわせた🦾スタン👹フラッシュが強力そうでしたが、C9も丁寧に情報を取り、対策を講じています。

R17・ホウントでのエントリー対処

 索敵がないのでBを空け、マーケットに2人固まった配置。Bメインからのエントリーに対して、マーケットの👓罠と敵のスモークで安全を確保できている位置から👾ホウントでのモク抜きを狙います。攻めからかなり見にくく置けそうな位置の定点なので、C9からどう見えていたのかも気になります。そこから👹TPでスイッチ周辺のポジションを潰し、👹🦾ult2つを重ねてリテイクに成功しました。
 マケ2はB挟みにもミッド側に人数をかけて勝負できます。🦾ブリーチultはリテイクに使いましたが、序盤ミッド周りに4人寄せていたのでミッドでの交戦も狙えそうでした。13Rもマケ2で序盤のBメインの索敵にも👾プラウラーを使用していたので、同じ👾ホウント抜きを狙っていたかもしれません。

 ラウンドが少なく、手札をあまり見せず終わった防衛には、他にどれだけ用意があるのか?アセントは自分たちのピックマップだったが次戦でも同じ構成を使うのか?楽しみです。


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