【レビュー】体験格差を元教員が読んでみた
「子育てをしている人・子育て予定の人・教育に関わる人」におすすめの本です。
元教員の筆者ですが、
お金の余裕がない。お金をかけずに体験する機会を増やす方法があっても、時間が足りないという理由で体験機会を作れない。
こういった現状を再認識されられる内容でした。
家庭環境（お金と時間）が子どもに与える影響、親の育ちが子どもに与える影響は絶大である。
というのは教員をしていれば体感的にわかることですが、それを言語化してくれたが「体験格差」という本ではないかと感じました。
子育て世代や子育て予定の人には、ぜひ読んでいただきたい一冊になっています。
体験格差のレビューまとめ
筆者のレビューだけでなく、アマゾンからレビューを引用してみました。
日々、家事育児仕事に忙殺され、こどもの習い事まで手が回らない…。本人たちも強く言ってこないし、いいか、と後回しになっていました。しかし、本書を読み、体験は必需品。技術を身につけるというのもそうだが、指導者や習い事での友だちと交流を持つこと、そのものにも意味がある。と気づきました。
早速、水泳の体験に申し込みました。参加したこどもは、たのしかった！とキラキラした笑顔で言っていました。本書を読んで、よかったです。願わくば、全てのこどもたちが、望む体験ができますように。
体験格差について気になっていたので読みました。習い事だけでなく、スポーツも旅行もそうなのですね。親が体験していないことは重要性がわからないし、意義もわからないから、経済力に関わらず、やらせない、だから連鎖するというのも納得がいきました。
体験がこどけいざいりょくだけではないも時代にあるかないかで、どのように人生が変わっていくか、よく考えたいです。そして、協力できることはしたいなと思いました。
色々と考えさせられる本でした。超簡単に内容を言えば、子育てにおける様々な非日常的な経験が、子供の学習意欲、理解力、選択をする際に大きく影響し、経験の有無は親の経済力によるって事になると思います。
本を読みながら自分が子供時に経験した旅行や家に海外の方が来られた事柄を思い出し、自分の中の非常に深いところにある原体験とも言えると考える機会となりました。子育ての方にもお勧めですが、自分の場合を考える上で良い本だと思います。
体験格差はKindle版（電子書籍）が最安値
・新書：９９０円（３０ポイント付与）
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