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第6回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦 立候補メンバー中間発表

歌唱力No.1決定戦の参加者の中間発表がありましたけれども、前回大会の中間発表では313人中59人が個人戦の参加を表明していましたから、今回の中間発表で252人中55人の参加表明というのは、出足としてはそんなに悪くはないのでしょう。
まあ、48グループのメンバーの総数自体が、前回に比べると60人くらい減っていますから、参加者の絶対数が減るのはしかたがないことなのかもしれません。
最終的に前回程度の参加率(32%)だとすると、今年の参加者数は81人くらいということになりますけれども、できれば100人は出てほしいところですよね……。

歌唱力No.1決定戦はレベルが高くなりすぎて、出てもどうせ決勝には行けないだろうからと、出るのをためらっているメンバーも少なくないとか……。
歌が好きで歌を自分の武器として勝負していこうとしている人たちは、それこそ自腹を切ってボイトレに通うなどして、とても意欲的にどんどんレベルアップしていくけれども、一方で、歌には特にそれほど熱心ではない人たちにしてみれば、もう追いつくのは無理だとあきらめてしまって、はなから参加すらしなくなってしまうという……。
そしてそういう人たちが増えていってしまうと、このイベントの存続自体が危うくなってしまう。

このイベントは、48グループの運営が主催しているわけではなく、TBSというテレビ局が番組として主催してくれているわけです。
とてもありがたいことではありませんか。
自分たちは気がついていないのかもしれませんけれども、そのせっかくのありがたいイベント、しかも今現在唯一の全グループ挙げてのイベントなのに、自分たち自身で盛り下げて、もしかしたら自分たち自身でつぶしてしまうことになるかもしれないのですよね。

確かにこのイベントは、自分の歌の力だけで勝負しなければなりませんから、歌はそれほどでも、という人たちにすれば、あまり熱心にはなれないのかもしれません。
ですが、そもそも歌って踊ってというのがアイドルの基本的な姿であるのなら、歌のスキルも少しでも上げようと努力するのは、プロとして当然の姿勢なのではありませんかね。
まあ、そんな固いことは抜きにしたとしても、歌が上手くなれば、自分を応援してくれているファンの人たちは、間違いなく喜んでくれるわけですからねぇ。

この歌唱力No.1決定戦の大きな意義のひとつは、メンバーたちの歌のスキルを底上げするというところにあるのですよね。
現に、このイベントが行われるようになってから、間違いなくみんな歌が上手くなってきていますよね。
また、決勝には行けず予選だけの参加になってしまったとしても、参加する意義は大きいのではありませんかね。
年々少しずつ歌が上手くなっていく姿を、自分のファンに見せるということは、まさに自分の成長過程を見てもらうことになり、それ自体がひとつの物語になるのですよね。
それに、CSとはいえ、まがりなりにも全国放送でテレビに1人で数分間映ることができるのですから、あまり知られていないメンバーからしてみれば、願ってもないチャンスになるのではありませんかね。
まあ、それをチャンスと捉えられるかどうかというところなのでしょうけれども……。

さらに大事なことは、この歌唱力No.1決定戦にかぎらず、さまざまなイベントや企画において、メンバーたちの振る舞いだとか取り組みの姿勢、積極性や意欲だとかは、見る人はしっかりと見ているということです。
それが、メンバーたちを売り出していこうとしている人たちなのか、起用しようとしている人たちなのか、さまざま関係者がいるわけです。
つまり、メンバーたちにしてみれば、格好のアピール・チャンスになると思うのですよね。
特に、まだあまり知られていないメンバーであれば、まずは自分の存在を知ってもらえる良い機会になるわけです。

結局のところ、自分の可能性を広げるのも狭めるのも、自分次第だということですね。
たかが歌の上手い人を決めるだけのイベントなのかもしれませんけれども、そう思っている人にはそれだけのものでしかないでしょうし、そうではないとちゃんと理解できる人には、大きなチャンスをつかむための貴重な機会となるのですよね。

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