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グロリアス軽トラ

今ね、窓をあけて、お部屋を真っ暗にして、オレンジ色の小さいランプをつけて、この文章を書いてる


微かに冷たい冬のあとがきみたいな空気と、春の訪れを纏った空気が混沌とした、静かな夜です


どうしてこうもこの季節は無性に死に急ぎそうになるのかな、不思議


レディオヘッドのNo Surprisesが心に染みて、まだこの夜にいたいんだーってどうしようもないなほんと



今日は電車でスーツを着たいかにも新社会人ですと叫んでいるかのような風貌の人を何人も見た


去年の今頃、自分はスーツは着ていなかったけど、ワクワクなんてものはなく、ただ緊張と満員電車のむわっとした空気に吐き気がしてたな


ずっと学生だったのに、ある日急に今日から君は社会の一員だなんて叩きつけられる現実を、受け入れたくなくて、妙に昔の写真を眺めて、人生てなんだっけか、という題材が頭の中で埋め尽くされて、なんやかんやで気づけば社会人2年目になった、そして最近22歳になった


ちゃんと社会人をやっていて、仕事もそれなりにこなして、弊社のデザイナー本人に会う場面もたくさんあった、情熱大陸とか、テレビで見るより、ずっと実物の方が魅力的な人だった、世界に名を知らせた張本人だと実感するのに幾分と時間がかかったけど


気がつけば自分はすごい場所に足を踏み入れた事実に驚く、上京して良かったことなんてないと思ってたけど、経験に価値があるのならば、おそらく上京して正解だったとも思う



今日はひとりで店頭の服を入れ替えないといけなかったから、閉店後に22時まで残ってひたすら店頭のディスプレイを考えては服たちと睨めっこして、そのあと新宿の松屋でひとりで牛丼を食べた


おじさんと外国人しかいなかったけど、5分もしないうちに平らげてそそくさとみんな出ていって、私も後を追うようにわりとハイペースで食べた、牛丼並、400円、アザス松屋


その帰りに、今日はヒステリックグラマーを着てたんだけど、新宿東南口のスケボーボーイたちに、「ヒステリックグラマー!」って手を振られて、よく見たらその人もヒステリックグラマーを着てたから、グータッチのジェスチャーをしてエスカレーターに乗った、冷静にあれはなんだったんだ、なんで自分はあんなジェスチャーを咄嗟に出来たのだ、まあグータッチ返してくれたからいいか


いろんな人がいるんだな東京って


酒臭いおじさんも、ディズニー帰りの風貌のお姉さんも、全身ブランド物ぴちぴちヤンキーも、みんな生きてるらしい、それぞれの人生がちゃんとあるらしい


こういう時はKOHHのLoveを聴くに限るので、夜だけど、聴いた、KOHHがずっと好きだ、1番のラッパーは彼だと思う


春だから、死にたくなるのはしょうがないよ〜って言い聞かせてるけど、やはりどうしようもなくしんどくなる瞬間があって、このところずっと体調が悪い



もう社会人2年目だからねって上司に言われた、新卒というものはどれだけミスをしようが許される1年だから、楽な1年だったなとも思う、できるならずっと新卒1年目でいたいのに、重圧も感じます


あ〜つらいつらい、しんどーい


今夜のお供は村上春樹にして、一旦仕事とか自分の人生とかそういうのは置いといて、本の世界へ行く!のだ!


本はsnsなんかより映画よりずっと、没頭できるから好きです、全てを忘れて本の中に入れるから、自分というしがらみから逃れられるから



ああ、また何が書きたいかわからないやー
ここまで読んでくれた人ありがとう



小山田壮平のキレキレブログと共に、おさらばするねー







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