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⭐️1週間で完全攻略臨床実習後OSCE対策⭐️


このnoteを読むことで

・臨床実習後OSCEとは?
・どんな位置づけの試験なの?
・どのくらい勉強すればいいの?
・高得点を狙わなきゃですか?
・難易度はどのくらいですか?

こんな疑問が解決します。

6年生だけではなく5年生以下の学生にも役に立つ内容になっています。

⚠️後半では具体的な対策を紹介します。

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さっそくですが
臨床実習後OSCEとはどんな試験でしょうか。

それはズバリ
臨床実習で身につけた診察スキルをテストする
ことが目的の試験です。

臨床実習前に行うOSCEは
型通り診察や問診ができる
ことが要求されていました。

しかし臨床実習後OSCEでは
診察や問診を通して疾患を鑑別する
ことが要求されています。

つまり

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診察から疾患を考えて上級医に報告する
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ことがゴールとなります。

これが機構が指定する課題(3つ)です。

また大学独自課題も大学別に2課題設定されます。

つまり合計5課題の試験で合否が決まります。


またOSCEは118回学生にとっては
大学卒業要件です。

ただ追試になる人は全国的にも少ないと
思われますので安心してください。
(僕はまともにやれば合格する、と
先生にお話伺いました)

また医師法が改訂され
OSCEは数年のうちに
厳格に公的化することが決定しています。

120回以下の学生は
大学教員の案内を待ちましょう。

また問題流出などの不正行為は

【一発アウト】

です。

問題を回した側も回された側も罰せられ
場合によっては学年全体が追試験となります。

国家試験と同じ扱いになります。
くれぐれも不正行為には手を染めないでください。

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Q.勉強はどのくらいしたら
 いいでしょうか


A.合格すればいいです。


2023年現在、ただの卒業案件なので
合格さえすればよかろうなのです。

つまりOSCEの勉強をしながら
サークルや他の勉強、就活が可能です。

本試験では鑑別まで上げますが
一番大切なのは、やはり

【気づかい】

なようです。

・患者に触れる前のアルコール消毒
・「それはお辛いですね」
・「痛くないですか?」

などのセリフを忘れないようにしてください。


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☆OSCE機構課題一連の流れ

※本内容は機構の公式HP動画を
 解析、解釈したものです

①入室〜課題を読む
●開始アナウンス
②患者を呼び入れる
③患者の確認と自己紹介
④主訴を聞く
⑤周辺情報を聞く
⑥まとめと解釈モデル
 -ここまで6分-
⑦身体診察
 -ここまで12分-
●診察終了アナウンス
⑧課題のまとめと指導医への報告
 -16分終了-

①入室〜課題を読む
患者を呼び入れる前に
ノック3回、「失礼します」
中に入って受験番号と名前を言います。
席に座って課題を1分読みます。

⚠️このときメモはできません。

アナウンスが流れたら患者を呼び入れます。

入室〜問診
②患者を呼び入れる
「〇〇さん、どうぞ」

患者が椅子に座ったら

③患者の確認と自己紹介
「本日担当させていただきます、学生の〇〇です」
「確認のためにお名前と生年月日を教えてください」
「〇〇さんですね、本日はどうされましたか?」

「それはお辛いですね、
 もう少し詳しく聞かせてください」

⚠️試験開始時間を必ずメモする。

④主訴を聞く
O onset
 いつからですか
P palliative and provoke
 何かをすると痛みが良くなったり
 逆に悪くなることはありますか
Q quality and quantity
 どのような痛みですか
 どのくらい痛みますか
R region
 どのへんが痛いですか
S associated symptoms
 他の症状はありますか
T time coarse
 だんだん悪くなっていますが
 この症状ははじめてですか

⑤周辺情報を聞く
S 酒タバコ
 お酒は飲みますか
 タバコは吸いますか
 1日どのくらいですか
M 薬
 普段飲んでいるお薬を教えてください
A アレルギー
 お薬や食べ物のアレルギーはありますか
P 既往歴
 過去に何かご病気をされたことはありますか
P 妊娠、出産歴
 過去に妊娠や出産の経験はありますか
 月経は順調ですか

その他
 食事
 睡眠
 尿、便の性状
 家族歴
 生活歴
 職歴
 健康診断での指摘

など伺えると鑑別のヒントになります。

⑥解釈モデル
「まとめさせていただきます
 こういう主訴でお間違いないですか?」
と今までの確認をします。
「また治療や検査のご希望はありますか?」

ここまで6分が目安です。

⑦身体診察
「今から身体診察をさせていただきますね」
と手指消毒をする。

⚠️時間がないので
 必要最小限の検査のみ実施する

・バイタルを紙で渡してくれます
 SpO2はサチュレーションで測ってください。
・異常初見は評価者が
「Ⅲ音を認めます」と言ってくれたり
「こちらのCDの音が聞こえます」
とⅢ音が入っているCDを聞かせてくれます。

☆神経系の疾患を疑うとき
1.目、対光反射
2.眼球運動
3.顔面 額にしわ寄せ、目を閉じる、イーっとしてください
4.口蓋垂、舌の運動
上肢
5.Barre 徴候
6.感覚(前腕)
7.MMT(上腕二頭筋)
下肢
8.深部腱反射(膝蓋腱、アキレス腱)
9.バビンスキー反射
+α 頭痛を訴えていたら
10.髄膜刺激症状(jolt accentuation)

☆神経系の疾患以外を疑うとき
上から順に
1.目
(結膜充血の貧血、眼球結膜の黄染、眼球突出)
目を上下に向かせる。眼球突出は横から確認
2.口(発熱と発疹のとき)
歯肉、頬粘膜、咽頭後壁、口蓋扁桃
3.甲状腺
4.リンパ節
5.胸部(心音・呼吸音)
6.腹部(触診、ときに腹水や肝脾腫、有名な徴候)
7.下腿浮腫 足のむくみを確認します
(両側同時に10秒間押すこと)
*目、甲状腺、リンパ節、浮腫は時間がかからないからとりあえずやる。

患者さんを席に戻して
「ありがとうございました。今から指導医と相談して今後の方針を決めたいと思います」

ここまでで12分です。

⑧指導医への報告
メモをまとめたらすぐに報告をはじめる。
立ちます。
「患者さんは〇〇さん、〇歳女性です」
「主訴は〇〇です」
「現病歴は〜です」
「意識は清明で、バイタルは〜でした」
「身体診察では〜」
「以上より〇〇が最も考えられます」
「理由は〜だからです」
「鑑別として〇〇が考えられますが
 〇〇より否定的です」
「今後の方針としては血液検査やCTを行い精査します」
↑これは言いたかったら

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☆何を勉強すべきか


兎にも角にも

【主訴を聞いたら鑑別疾患が上がる】

ようになることが勉強の中心になります。

胸痛がきたら
・解離…?
・ACS
・労作性か?
・それか消化管かも…
・いやいや、肺塞栓かも…

と考えられれば

「動いた後に胸は苦しくなりますか?」
↑狭心症
「最近長い間横になっていましたか?」
↑肺塞栓

みたいな問診や身体診察を行えます。

ぶっちゃけ正攻法では大変すぎます。

大学の教員は

「機構が出してる表を埋めればいいよ^_^」

みたいなアホを抜かしますが到底大変です。


↑このページの

ここからダウンロードできる資料の後半にある
37項目の表です。

ただコスパよく勉強したいあなたのために
特別プレゼントを用意しました。

とにかく見逃してはいけない疾患最低限はこれだけ
とりあえずこれを思いついておけば大丈夫!

という表です。

こちら添付いたしますのでご活用ください。

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今回はこれで終わりです。

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不明点や疑問があれば気軽にリプやDMください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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