【レビュー】裁くもの、裁かれるもの【法廷マーダーミステリー】
<基本情報>
人数:9人(男5人女4人)
金額:4500円
時間:240分
ジャンル:法廷マーダーミステリー
難易度:中級者向け
<あらすじ>
令和元年10月18日,とある地方都市で起きた事件―。 被害者の名は,吉岡さとる。 逮捕されたのは,花宮真琴。まだ,ビジネススーツ姿が初々しい若い 女―、法律事務所の事務員をしているという。 彼女は犯行を自供した。 「―わたしが刺しました」 そして舞台は法廷へと移る。事件の焦点は量刑(罪の重さ)だと思われた。 しかし裁判は予想外の展開から始まった。
「―被告人の『無罪』を主張します」
弁護人が法廷で高らかに宣言する―。
これは法廷内で真実を追求する新ジャンル《法廷マーダーミステリー》 裁くものと裁かれるもの,あなたはどちらの人生を歩むのか―?
〈登場人物〉
●検察側(3名チーム)
九重陽太
35歳男性。検察官。
有栖川宗太
27歳男性。刑事。
西園寺翔太
40歳男性。検察側証人。
●弁護人側(3名チーム)
卯月和可菜
30歳女性。弁護士。
花宮真琴
24歳女性。被告人。
加美里紗枝
32歳女性。弁護側証人。
●裁判長・裁判員(3名チーム)
福田圭太
45歳男性。裁判長。
園倉芽衣
23歳女性。判事補任官。
田村明(僕はこのキャラを担当)
33歳男性。裁判員。
●被害者
吉岡さとる
33歳男性。当事件の被害者。
<全体レビュー>
検察側、弁護人側、裁判長&裁判員側の各3人3チームに別れて行うマーダーミステリーです。
模擬的な裁判のような作りになっており今までに体験したことないマダミスでシステムは非常に面白かったです。
検察側と弁護人側はしっかりと弁論をしないと、裁判に負けてしまいかねないですし、裁判長&裁判員側も両サイドの話を理解し適切な判決を下さなくてはいけない(仮に明らかに無罪なのにそれが理解できず有罪判決を出すわけにはいかないでしょう)という点で結構な思考を要しそうでもあり、人を選ぶマダミスではあるのかなと思いました。
弁論が好きかつ論理的な思考ができる人にはハマるかなと思います。
その逆に言い争うことや論理的な思考が苦手な人は各陣営の裁判の中心になるような人物(検察官、弁護士、裁判長)は避けたほうがいいかもしれません。
それに関連して一つ思った点が各キャラの負担と満足度に関してで、おそらくだいぶ差があるような気はします。9人もいるので仕方ないのかもしれませんが、その幅はだいぶ大きいのではないかなと思います。
ゲーム内で使われる資料の形式が実際の裁判で使われるようなものだったり裁判長にはギャベルがあったりしたのは法廷を感じて好きでした。
総じて、裁判を体験できるシステムは非常に面白いもので弁論が好きな方にはとても合うマダミスだと思います。
こちらの【裁くもの、裁かれるもの】には続編の【奪うもの、奪われるもの】もあるのでご興味ある方はぜひ。
作者:のりっちさんのXアカウント
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