人生を変えたノベルゲーム3作品
初めまして。個人Vtuberの終ノ刹那です。
記事を見つけていただき、ありがとうございます。
今回は僕の人生を変えたノベルゲームを3作品紹介します。
各作品のプレイしようと思った動機と、プレイしたことによって僕がどう人生が変わったのか、書いていこうと思います!
紹介するのは以下の3作品です! ※ 以降の紹介ではネタバレを含みます。
・D.C.II P.C. ~ダ・カーポII~ プラスコミュニケーション
・G線上の魔王
・CROSS+CHANNEL
D.C.Ⅱ.P.C~ダ・カーポⅡ~プラスコミュニケーション
① プレイしようと思った動機
当時、中学生だった僕はすでにオタクとして芽が出ていた状態でした。
『ハヤテのごとく!』からこの世界に足を踏み入れ、『コードギアス』、『涼宮ハルヒの憂鬱』、『ひぐらしのなく頃に』、『らき★すた』と有名どころの作品をむさぼるように摂取していた時期です。
ちょうどそのとき、コンプティークという雑誌で『らき★すた』の連載がされていました。『らき★すた』を読むために買おうと思い、近くの書店に足を運んだのを憶えています。
棚に見たことないほどかわいいイラストが表紙になっている雑誌がありました。それがコンプティークであり、『ダ・カーポⅡ』との出会いでした。
上記の2007年11月号が僕の初めて買ったものです。巻頭特集のところに書いてある通り、PS2版の『ダ・カーポⅡ』が出るよという情報が載っていて、完全にこの二人のキャラクターに心を奪われていた僕は、パパママに頼んで買ってもらうことを決意したのです。
初めて予約して買った、初めてのノベルゲーム。それが『ダ・カーポⅡ』でした。
(中間テストで高得点を取ったら買ってもらうという中学生特有のアレで予約した『ダ・カーポⅡ』を購入しました。)
② 人生が変わった理由
みなさんは感動のあまり泣いてしまった初めての作品を憶えていますか?
僕は憶えています。この『ダ・カーポⅡ』が僕の初めて泣いた作品です。
物語を見て、聴いて、感情が揺さぶられて涙を流すというのは強烈な体験でした。そのときまで終ノ刹那という人間は、足をぶつけて痛くて泣くだとか、先生や親に怒られて泣くというような涙の流し方しかしてこなかったんです。そんなやつが物語の力で泣くなんて体験をした作品を、出会いを、忘れるはずがありません。
僕が『ダ・カーポⅡ』で一番泣いたルートはPS2版から追加されたキャラクターの小鳥遊まひるルート。
俗にいう幽霊もののお話になるんですけど、初めて触れる幽霊ものはずるいとしかいいようがない! 恋をした女の子が徐々に見えなくなっていき、やがて永遠の別れがやってくる。
このルートで号泣したことがきっかけで僕はノベルゲームを買いあさる人間になっていき、最終的には地元のカードショップでエロゲ王と呼ばれるほど、エロゲについて早口でまくしたてるオタクになりました。
もし『ダ・カーポⅡ』と出会わなかったら、僕はノベルゲームを愛する人間にならなかったかもしれない。そういう意味で、僕の人生を変えた作品なのです。
G線上の魔王
① プレイしようと思った動機
ノベルゲームを買いあさるということは、美少女ゲーム(これ以降、エロゲと書きます)に手を出すのは自然な流れ。
僕は初めて購入するエロゲをエロゲーマー御用達の批評空間というレビューサイトで探していました。そのときの僕は高校生でしたから、お金がなくてなにか一つ作品を買うというときはぜったいに失敗したくないというマインドで選んでいたと記憶しています。
当時の批評空間でものすごくレビューされる数が多くて、また点数も軒並み高かったゲームがありました。それが、『G線上の魔王』でした。
気になってとりあえずOPの聴いてみようと思って、聴いたときの衝撃!
片桐烈火さんの『Answer』。こんなにかっこいい音楽がエロゲの曲なのかと驚愕しました。
これはプレイしてみようと決めて、ひとまず体験版をやってみました。
魔王の声が、コードギアスのルルーシュ? お話もめちゃくちゃ気になるところで終わるやん。この先どうなっちゃうの!?
人生で初めてAmazonを使い、初めてエロゲをポチリました。
② 人生が変わった理由
僕はこのゲームをプレイするまで、正直エロゲはエロいことをするシーンがあるだけのものとしか思ってませんでした。一般的な固定観念です。
けど、『G線上の魔王』をプレイして、見方が変わりました。
死ぬほど泣いたからです。
茶太さんの『雪の羽 時の風』が流れて、エンディングクレジットがはじまったときは、『G線上の魔王』、話はめちゃくちゃ面白いけどレビューで言われてるほど涙腺に来る場面はなかったなぁと思ってました。
でも、死んだと思っていた魔王がハルの家にやってきて、最終章がはじまったときの鳥肌! ハルが魔王を殺してしまう前に拳銃で魔王を打ち、罪をかぶる主人公の姿と挿入歌のClose your eyesの合わせ技に涙腺が死にました。
エロゲのシナリオは、良い! エロシーンがあるだけではないのだ!
そのこと知った僕は、晴れてエロゲーマーの仲間入りを果たすことになったのです。
CROSS+CHANNEL
① プレイしようと思った動機
『ダ・カーポⅡ』と『G線上の魔王』ですっかり泣きゲーをプレイするのが日課になっていた高校生の僕が、Key作品に手を出すのは自然な流れ。
『Little Busters!』と『CLANNAD』をクリアし終わった頃、『Rewrite』という新作が発表されました。この作品のライターのなかに麻枝准の名前がなくて、大丈夫なんかと心の底から思ったのを憶えています。
『Rewrite』でメインシナリオを担当するライターの田中ロミオについて調べると、いいシナリオをたくさん出してる人だとわかりました。
でも、実際に自分がゲームをプレイしないとわからない。
そう思い、『CROSS+CHANNEL』を買いました。
② 人生が変わった理由
断言します。
僕は自分が触れてきた創作物、アニメ漫画小説ノベルゲーム、ぜんぶのなかでこの『CROSS+CHANNEL』が一番好きです。
この物語が持つ自分と他者のかかわりを考えさせるメッセージ性、キャラクターの言動と思想、たちのぼっている雰囲気。
どれをとっても、僕の心に突き刺さるものでした。
こんなふうにだれかの心に揺さぶる作品を作ることができたら――。
ノベルゲームをプレイして、こういった気持ちになったのは初めてでした。
『CROSS+CHANNEL』をきっかけに、僕は創作をする人間になった。
終ノ刹那の人生にほんとうに大きな影響を与えた作品です。
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