2021向日町記念平安賞


敬称略。

誰も脇本を止められない?

①脇本が強すぎる。番手⑤村上が「優勝に近いとは言えない位置」と言い切るくらい強い。というのも、2次予選は打鐘Bから発進して、牽制を少し受けたにもかかわらず1周半の時計が大体33.5秒くらい。準決勝は最終Hから発進して1周の時計が21.2秒くらい。公式の上がりタイムが11.0であることを考えればHからBまで10.2で走っていることになる。参考までに、この前の東京オリンピックのスプリント予選で脇本が出したタイムが9.518なので、競輪の機材・展開の中で競技用の機材でカントを目一杯使って出したタイムからわずか0.7秒プラスに収めているのである。そしてそこからさらに残りの200mを11.0で上がっている。準決勝を同じく捲りで勝った⑦大石がラスト1周を23.0(11.4-11.6くらい)で上がっていることを引き合いに出せば脇本の凄さが伝わるかもしれない。タイム面で見ても今節の脇本が抜かれるイメージは全く無いのである。

2,3着を考えよう。
脇本がもう頭だとして2,3着がどうなるか。今日のような競走になるのであれば「脇本以外の8車立て」と考えると良いのかもしれない。こうなると唯一不利があるのが脇本から千切られた村上である。外を踏む脇本に千切られると1人外で浮いてしまうし早めに諦めればどのみちシンガリに置かれることになる。大石と⑨真杉が踏み合って車列が短くなっても単騎に何でもできる⑥瓜生がいることを考えると流石に席は残ってないと考えるべきだろう。
大石と真杉なら真杉の方がやや格は上。大石に力が無いわけでは無いが、真杉が誰かに絡まれないと自力で捲るのは難しい。真杉が脇本に真っ向勝負を挑むようならチャンスはある。真杉は真杉で番手に③佐藤慎太郎を手に入れたことは大きなアドバンテージになる。先行して大石を振り切れば、自分が残る目も見えて来る。少なくともこの2人が車券で共存することはありえない。

その佐藤慎太郎は必ず買っておきたい。オールスター以降の直近2節、松戸記念の最終日特秀戦や今節の準決勝など、目標とした選手が捲りに構えて不発に終わった(終わりそうな)時、自力で動くようになったのはこれまであまり見られなかった形。どちらも相手が1枚落ちていることは間違いないが、これまでなら内を突くことが多かった場面で外を選択するようになったことでさらに買いやすい選手になった。真杉の後ろは今節全て車券になっている好位置でここでも外すことはできない。

瓜生も選択肢に入れて良い選手。年初ほどの勢いは無くなったがオールスター以降はここまで連を外していない。単騎になったことで逆に動きやすくなり、脇本が抜け出した後が混戦になれば3着なら届きそう。

個人的に応援したいのは⑧田中。前節小田原記念の決勝では松井のかましをぴったり追走し、4角明けても後ろを気にして差す気を一切見せなかった。脚質の表示は「両」になっているが、準決勝で見せたブロックといい、追い込み選手としての意気込みを先行選手たちに売り込んでいると言ったところ。こういう選手にどこかで運が巡って来るのが競輪であって欲しい。

買い目

1-3-6,7,8,9
14時時点のオッズは
1-3-6 20.2
1-3-7 37.1
1-3-8 58.7
1-3-9 8.7
実現しそう度合いとオッズの釣り合いが取れるのは1-3-6なのでこれを厚めに張りたい。

万が一脇本が飛んだらどうしようも無いけど買うなら3-6,7,8,9-6,7,8,9か、、?いやでも買わない方がいいか、、


とにかくあたれ!!!!!!

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