日本のIT能力が低いのはエンジニアの能力不足のせいじゃないんじゃない?(やっかみかもしれないけど)

日本のIT遅れ

日本がIT遅れてるってよく耳にしますよね

「アメリカはすごい。中国だってアリババすごいぞ。インドは人数多いし、英語喋れてハングリーだ」
「それに比べて日本は何だ。生産性が~、日本のエンジニアの能力が~」

そういうことばっか言われて、エンジニア個々人のの能力だけ議論の対象になった結果
「だからエンジニアの自分も頑張ろう」
「日本のエンジニア頑張れよ」
とか私たちも言ったりしますよね

本当にそうなの?

海外、特にグローバルで輝くIT会社とそれを取り巻く社会の何がすごいかって、その1社が存在してその影響力が世界に波及しているとだと思います。

社会に必要なITとは

ここから完全に持論なんで、妄言として聞いてほしいですが、ITなんて手段で、必要な場所に必要なサービスが提供されているだけでいいんです。
つまり、世界で戦うことは目的じゃないんです。

迫りくる海外の会社の影響があるから、放っては置けないのは事実ですが、海外勢の力がすごいだけで、そこが目立つけれども、ちゃんとITで埋まっていない領域を陣取りしていけばいいと思うんですよ。

言ってしまえば海外や日本のビッグ企業もやったことは単純なんですよ。

Amazonは宅配便と買い物の置き換えですし、
LINEはメールや電話の置き換えですし。
ITだからこそすごいってわけじゃないんです。単純なことを着実にやってるだけなんです。でかい企業だからこそきめ細やかさには頭が下がりますが。

社会のIT力を上げるのに必要なのは

そうなるとエンジニアというよりもどういう問題を解決するかという戦略が必要で、議論する対象は個々のエンジニアについてではありません。

ビジネス側の人間の戦略が物を言うのであり、さらにその新しさを受け入れる社会の受け皿のほうが重要だと思います。
(仮にエンジニア能力が低かったとしても、その要因をないがしろにしているわけでありません。同じくらい大事な要因としてビジネスサイドと社会の受け入れ体制という要因があるという話です。)

井の中の蛙エンジニアなので、偏見多く言わせてもらいますが、1人のエンジニアができることなんてどんぐりの背くらべです。
すごいエンジニアと初心者エンジニアの差は雲泥だとしても、社会のITを担うマス層のエンジニアはそんな変わらないです。
エンジニアをエクセルやスプレッドシートの数式をものすごくできる人だと想像してもらえれば想像しやすいと思います。スプレッドシートの出来って上位の人と下位の人を除いたマス層の質って五十歩百歩ですよね
(余談ですが、今の話は例に出しただけで、スプレッドシート詳しくないエンジニアは多いです。別の言語を普段触ってるので)

何を言いたいかといいますと、海外勢の勝っているのはエンジニアと企業の数だと思っています。仮にヒットする企業が1%だとしたら、企業数が多い国のほうがヒットするサービスできるじゃないですか。そういう話だと思っています。そしてその企業がすごい儲かるから、エンジニアを集められて、コンピュータサイエンス強いエンジニアとかビジネスサイドと話せるエンジニアがいたりとかするだけで。

あとがき

ここまで話したことは多分にやっかみを含んでると思います。

というかエンジニア自身や自分で考えている人は、エンジニアの質問題じゃないことはわかってるでしょうから「言われなくてもわかってるよ」って思われたり、こういう批判を言う人がいても、こういう話題で盛り上がってれば勝手に社会がITを受け入れていくので、この記事自体には何も変える力もなく、意味がないんですが。

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