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#23 「となりのセトシ」…にも来てね。

 今週はジブリパークが全面開業するということで(令和6年3月16日)、先週あたりから地元テレビでもその話題が多くなっているようです。部分的なオープンからやっと全体が完成したということです。

 部分オープン以来、瀬戸市も尾張瀬戸駅周辺ではジブリパーク関連の飾り付けなども行われています。と言っても、ジブリパーク自体は瀬戸市のすぐ隣、長久手市の愛・地球博記念公園内にあって瀬戸にはないわけです。そこで「となりのセトシ」として応援を行っています。なんだ?という感もありますが、そこはジブリの著作権にも触れないように配慮しつつということと思います。

最近新しくなった「となりのセトシ」PRバナー

 さて、さらにそこに乗っかって今回は瀬戸のジブリっぽい話をnoteにということです。

 瀬戸と言うと陶磁器の街ですが(あ、最近は将棋の街なのか)、周辺のかなりの面積は山林と里山に囲まれています。自然がすぐ近くにあるというのが魅力です。動物たちもたくさん暮らしているわけで、最近では「えっ、こんなところまで!?」という市街地までその姿を現すこともよくあります。

 一昨年、妻の実家の庭に夜な夜なイノシシが現れるということで、トレイルカメラ(動くものが来ると赤外線で自動に撮影される)を仕掛けたところ、想像以上の大イノシシが写っていました。びっくりです。
 あのジブリ映画を思い出しました。あんな自然いっぱいの世界が身近にある瀬戸です。良いも悪いも含めてね。

庭で撮影

 話かわります。以前、叔母(90歳代後半)から昔の瀬戸の話を聞いたことがあります。戦前は瀬戸市中心部、窯神神社近くに住んでいました。その頃は瀬戸の中心部も焼き物作りが盛んであちこちに登窯の煙突が立ち並び、真っ黒な煙を噴き上げていました。風向きを見て洗濯物を干し、風向きが変われば急いで片付ける、そんな時代。「瀬戸のスズメは黒い」と言われていました。
 そんな頃、家の中にも窯の煤は入り込んできました。煤は丸く塊になりころころを部屋の床を転がっていたそうです。ほら、ジブリの映画に出てくるまっくろくろすけ!そっくりでしょ!
 その煤の玉は手で払うと無くなってしまいますが、手も床も真っ黒に。そのため、冬でもうちわが部屋に置いてあり、それであおいでぱたぱたと掃き出し窓から外に送り出していたそうです。当時はたいへんだったんでしょうが、今思えばちょっと楽しそうではあります。
 当時は木の薪や石炭が窯の燃料でしたが、今はガス電気ですのでさすがに煤は出ません。

尾張瀬戸駅

 瀬戸は中心市街地に古くからある商店街がレトロな魅力で最近は人気です。それも含めて「となりのセトシ」をジブリパークに来たついでにでも立ち寄って欲しいなという瀬戸市の気持ちを含めての今回のnoteでした。


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