「うたいたい」 シンガーソングライターってどうやってやるん? その1
すこし前のブログを整理していました。
「わたし、もっとたくさん歌いたいな」と素朴に思ってから、広島でシンガーソングライターを生業の一部にして生きる今までの記録が出てきたので、noteにまとめ直してみます。
自分の記録のためにも、「何かを始める時の心の動き」ってとても大事。
誰かの参考に、なるやらならないやら。よければお付き合いくださいな。
①「うたいたい」(2017.4.1)
新卒で入社して、2年働いた会社を卒業したのが2017年3月末。
体調を崩したり、精神的にもまいってしまったり、いろんな人に迷惑をかけて、そんな自分を許すことも難しくて。
嵐のような数ヶ月の葛藤を抜けて、ふとまっさらになった4月。「何がしたい?」と自分に問いかけてでてきたのが
「うたいたい」
という一言でした。
これからどうやって生きていく、とかプロになる、とか明確なものじゃないかったです。
でも、純粋な欲求として湧き上がってきたものにしたがってみよう。
そう思ったのが、歌の活動を始まりです。
②ボーカルスクールえらび(2017.4.8)
漠然と思ったのはいいけど、何から始めたら良いかな?と考えました。
大学生の頃から、歌を作ったり、友達や会社の仲間に聴いてもらったりはしていたけど、「次の一歩」は一体何をすることだろう?と。
誰から聞いたんだったか、「時間とお金をかけた分だけ身が入る」ってシンプルな話を思い出しました。確かに今までお金も時間もかけずに完全に余力でやっていたなあと。
一歩先にいくには?という手っ取り早い答えが「お金と時間をかけてボイトレに通ってみる」だったんです。
*
そんなわけで早速いくつかスクールを検索して、無料体験レッスンをやっている気になるところをピックアップ。4月の上旬〜中旬にかけてレッスンを予約してみました。
一口に「体験レッスン」と言っても、内容はスクールや教室や先生によってさまざま。
正直「どんなところに通いたいのか?」という条件はピンとこないまま
まずは無料体験に飛び込んでみた私ですが、それぞれのレッスンを通して
「自分がボーカルスクールに求めているもの」がなんとなくわかってきました。
・褒めてもらってとにかく自信をつけるより、具体的なスキルを身につけたい。
・歌う技術をとにかくあげるより、まずこれからどうやって活動していくかを考えたい。
おのずと答えが決まって、結局1番最後に体験にいったATOボーカルスクールのシンガーソングライターコースに入会を決めました。
③これまでの歌をたなおろし(2017.4.9)
さて、早速ボイトレの宿題にとりかかります。
先生から出た最初の宿題は、「これまでに作った歌を全部書き出す!」というもの。つまりは歌の棚卸し作業です。
これまで作ってきた歌は、あっちのノートやこっちのスケッチブックに散らばっていたり、もしくは頭の中にあるままで書き出されていなかったり。
歌詞だけのもの、コードをつけかけのもの、なんとなく1番だけのもの、全曲作ってあるもの・・・などなど、状態はさまざま。
でもどの曲がどんな状態か、そもそも自分はこれまで何曲くらい歌を作ってきたのかも、棚卸しするまではわからない状態でした。
棚卸した結果、一応「歌」の形にしているのが13曲、形になりきってないものも合わせると20曲くらい。
1曲、1曲にこもる思い出が湧き上がる作業は楽しくてしょうがない!
撮りためた写真を一気にアルバムにまとめるような、そんな作業になりました。ありがちな話ですが、ついつい思い出に耽って手が止まったり。
ともあれ丸一日その作業に費やして、13曲分をコードも合わせて
1冊のノートにまとめ終わりました。達成感!
でも丸一日やると「歌い飽きた…!!」という疲労感がやってきて、好きな歌を歌ってるだけなのにそんな感覚になるんだなあと、贅沢な発見でした。
そのまま新しい歌を作りたいー!という意欲に任せて、ずーっとメロディをあたためていた「HOME」を作ったのがこの日でしたが、それはまた別のお話で。
さて、満を持して書き上げた約13曲、先生の評価やいかに!
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