榎本憲男 著「エアー2.0」を読んだ
職場の近くの本屋で1番と言っていいほどおすすめされていて、前々から気になっていたため、購入。
他の大型の書店には、なかなか置いていないのが、なんともおもしろいなと思う。
エアーという世の中の空気を数値化する機会をめぐって、主人公や政府、マスコミなどが堂々繰り広げる物語。
東日本大震災や原発、カネ、利権などが絡み合い、緻密に描かれる物語は、本当にフィクションなんだよな?という気持ちが芽生える。
そう思わせてくれる骨太小説に久々に出逢えた。
頭の良い人がこの世を動かしているというのは、本当なんだろうなと再確認したら、少し悲しさも生まれた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?