けんせとくん

日常のことや観た映画、本などの感想書いてます🦭

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最近の記事

Netflix「汚れなき子」を観た

ドイツが舞台のNetflixドラマ「汚れなき子」全6話を観た。 女性が拉致監禁されるその家には少女と少年がいて、擬似家族を形成していく。だが、次第にパパと呼ばれる犯人により、女性の心は侵食されていく。その擬似家族には規則というものがあり…etc ざっくりとしたあらすじですが、こんな感じかと。 この手のNetflixのドラマは実話ものかと思ったが、小説がモデルとなっている。 彼女の友達がおもしろいということで、勧められたのだが、あまり作品の興奮値は高くなかった。 登場

    • 暑すぎる。また、エアコン掃除

      6月から本格的な夏だ。 もし20年前の私にこのことを伝えたら、そんなことありえないことだと聞く耳を持たないだろう。 暑すぎる。 朝昼夜すべての時間帯暑い。 どこか1日のうちクールな時間帯を設けてくれても良いんじゃないかと思う。 地球はそんなに甘くなく、人間に寄り添ってはくれない。人間が地球に適応していかなくてはならない。 夜から朝、寝ている間にエアコンをつけたままにしている。 2年くらいフィルターの掃除をしていなかったのだが、早起きをしたので、思い切って外して、祖

      • 高瀬隼子 著 「犬のかたちをしているもの」を読んで

        芥川賞作家で受賞作「おいしいごはんが食べられますように」が近年読んだ小説の中でべらぼうに面白かったので、期待して読んだ。 もちろん期待以上に読み応えがあり、読後感は何ともいえない心境になる。 爽快感のある作品も素晴らしいと思うが、人間の心の機微を捉えて、肯定にも否定にもならないちょうど中間あたりの感情を表現することについて、凄まじいと思った。共感することも多くある。 小説の中で都度シーンが頭に鮮明に描ける。 そんな作家の作品は、毎回が楽しみである。

        • 結婚式の日程決定!

          結婚式の場所と日程が決まり、ホッとしている自分といよいよやるのかという少しの緊張が同居している。 彼女の父から 結婚式→入籍という流れを提示されて、すぐに同棲して一緒に生活をしたかった私は苦悶の日々を過ごしていた。 もうどうにもならないことに対してあーだこーだ考えるのはやめて、そういうことならそうしようといういわゆるシンプルな発想で今日までありつけた。 でも、私よりも彼女の方が圧倒的にホッとしているはずだ。 実父と私に板挟みにされていたのだから、キツかっただろう。 (夢に

        Netflix「汚れなき子」を観た

          映画「ミッシング」を観て

          石原さとみ主演の話題作を観に行きました。 今年の邦画暫定1位です。 ここからはネタバレ含みます。 主人公の6歳の娘がある日行方不明になってしまう。この行方不明に至るまでにシーンを積み重ねていくと思っていたら、開始3分くらいでもう行方不明になり、石原さとみが駅前で子どものビラを必死で配っている。 この映画は、もう何にすがればわからない石原さとみや報道、親族などがメインで動いていく。 ただ、子どもとの関係を丹念に描いてからの行方不明という持ってき方をやらないのは、お!と

          映画「ミッシング」を観て

          Netflix「エリック」を観た

          カンバーバッチ主演のドラマ。 人気子ども向け番組の人形を作り、演じている主人公の息子が、ある日突然失踪してしまい、血眼になって探し求めるストーリー。 舞台は1980年代のニューヨーク。 地下鉄のトンネルや下水道などの地下で暮らすホームレスの方が大勢いたことに衝撃を覚える描写が多く出たり、LGBTやドラッグなどのシーンも多数出てくる。 ただ、子どもが失踪したという事実はあるけど、それを包括する社会問題が渦巻いていることをちゃんと描いているように感じる。 主人公は、エリッ

          Netflix「エリック」を観た

          榎本憲男 著「エアー2.0」を読んだ

          職場の近くの本屋で1番と言っていいほどおすすめされていて、前々から気になっていたため、購入。 他の大型の書店には、なかなか置いていないのが、なんともおもしろいなと思う。 エアーという世の中の空気を数値化する機会をめぐって、主人公や政府、マスコミなどが堂々繰り広げる物語。 東日本大震災や原発、カネ、利権などが絡み合い、緻密に描かれる物語は、本当にフィクションなんだよな?という気持ちが芽生える。 そう思わせてくれる骨太小説に久々に出逢えた。 頭の良い人がこの世を動かしてい

          榎本憲男 著「エアー2.0」を読んだ

          たい焼きの誘惑

          先週だけでたい焼きを5"匹"食べた。 小倉1、クリーム2、チョコ1、白あん1 町でたい焼き屋を見つけると途端にスイッチが入る感覚がある。 脳の中心となる太い神経が、たい焼きに向くのがわかる。 私が好きなのは某町にあるチェーンのたい焼き屋だ。(あまり知られたくないので名は伏せる) 中身が頭から尻尾の先までずっしりと入っている。 私がより注目するのは、そこではなく皮だ。 このカリカリ感とふわふわのちょうど中間の皮が美味しさを倍増させている。 最高である。 美味し

          たい焼きの誘惑

          久々のバッティングセンター

          彼女と私の地元にあるバッティングセンターへ何年振りかに行ってきた。 人気ステーキ屋の待ち時間を利用して、3ゲームだけやろうということになり、それぞれ私は2ゲーム、彼女は1ゲームやることにした。 最初は球速85キロからやってみた。 85キロを甘くみていたのか、なかなか芯に当たらず、苦しんだ。下手なカットマンみたいになっていた。バントでもしてやろうかと思った。 彼女は球速75キロを打っていた。 最初は当たらなかったがコツを掴むとバンバン芯に当てるので、あれ?運動神経いいのか

          久々のバッティングセンター

          新人の歓迎会

          昨日は4月から入ってきた新人の歓迎会があった。 幹事を務め、寿司居酒屋みたいなお店で開催したのだが、注目していたポテサラが思いのほか不味くて、頭を抱えた。 コースにしていたから、一品一品が貴重である。 不味いのはきてほしくない。 飲み放題のコースにしていたのだが、呼びボタンがなく、嘘だろ?と驚いていた。2階の奥まった席だからだ。 何度か注文をしていて1時間後にQRコードを読み込み、スマホで頼めるメニュー表が出てきた。 なぜいま?。。。 その後はスムーズに飲み物の注文がで

          長谷川晶一 著「大阪偕星学園キムチ部」を読んで

          本屋のノンフィクションコーナーで、高校生たちが集合している明るい装丁を発見し、気になったので読んだ。 社会人8年目の私にもビビッとくるものがあった。 それは、ゴール設定をすること。である。 キムチ部というものを発足し、紆余曲折を経て、漬物グランプリで、栄えあるグランプリに輝いた大阪偕星学園。 そのグランプリに至る過程を熱量高く本書は伝えている。 その中で、部長の栗川くんの 漬物グランプリを獲る。キムチを商品化する。メディアに取り上げられる。などというゴール設定がここ

          長谷川晶一 著「大阪偕星学園キムチ部」を読んで

          誕生日

          5月18日に31歳の誕生日を迎えた。 もう大人だな〜という切ない気持ちが強い。 ここから結婚などの世間一般(今はそんなことはないのだろう)的なイベントをこなしていきながら、生を全うしていくと思うと、切なくなるわけだ。 19歳の時に 「みんなと違うことをしないとダメだ」 と当時27歳の増田さんに言われたことをふと思い出す。 普通に真面目に生きていかないといけない、いくもんだとばかり思っていた矢先の大人からのメッセージだからそれは心に残る。 あと、 「日常を面白がれる視点を

          大前粟生 著「ピン芸人、高崎犬彦」を読んで

          タイトルと装丁に興味が湧き、ジャケ買いした。 ピン芸人の高崎犬彦の売れるまでと売れてから(主観)を描いている。私は数少ない趣味の中でも、お笑いが頭一つ抜けて好きなので、内容がスラスラと頭の中に入ってきて、ページを捲る手が止まらない感覚を久々に味わった。 自分がもしお笑い芸人になるならと想像すると、コンビでスタートしたい。 ピンでは売れる選択肢がコンビよりも少ないのではと思っている。 ただ、それだけの理由だが、実力があるピン芸人ならこんなことを考えなくてもよい。 まず「売

          大前粟生 著「ピン芸人、高崎犬彦」を読んで

          小島気奈 著「芸人沼から抜けられない。」を読んで

          著者の歴史、K-PROの歴史、芸人たちの歴史と読み応えのある作品であった。 著者がどれだけお笑い愛があるのかは、その行動という事実が物語っていて、ともに劇場を盛り上げてきた芸人たちの話も「リアル」であった。 テレビでは観ない日がないほどのスター芸人たちの裏の顔というとそれらしくなってしまうが、楽屋などでのスタッフ応対は、その芸人の真実にだいぶ近いのかなと感じた。 お笑いライブに行きたいなと真っ直ぐに思わせてくれる、その著者の情熱は一見以上の価値があると確信させる。

          小島気奈 著「芸人沼から抜けられない。」を読んで

          ゴールデンウィーク2024

          遊んで、食べて、サウナ行って、しゃべって、筋トレしてのゴールデンウィークでした。 川崎にある「ゆいる」というサウナは、アウフグースに演出としてポケモンを取り入れていた。 そういう遊び心は大事だと思う。 まだ見ぬサウナに巡り会えた。 クオリティの高いサウナが日本には点在している。 日本サウナ戦国時代はまだまだ続いていくのではないか。 高校の友達の家でバーベキューをした。 仲の良い1年1組学級4人で、バーベキューをした。 高1(15歳)の頃からの付き合いだから、もう15年に

          ゴールデンウィーク2024

          小原晩著「これが生活なのかしらん」を読んで

          佐久間さんのYouTubeで、ダウ90000の蓮見が嫉妬しといるクリエイターとして紹介していたのが本書読むきっかけとなった。 基本エッセイなんだけど、ポエムっぽくなったり日記になったりと、文章の姿形を変えながら表現している。その上で、おもしろい。 日常の一コマの切り取り方が嫉妬される要素だよな〜としみじみ思った。 自分よりも歳下の巨大な才能を目の当たりすると、嫉妬よりも尊敬の方が今は強い。 それは、自分がクリエイターを半ばあきらめているからかもしれない。 完全なる読

          小原晩著「これが生活なのかしらん」を読んで