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影絵のふしぎ

我が家は、音楽プロジェクトTAIKUH JIKANG(滞空時間)の大ファンです。ガムランと影絵、そこから日本の古い民謡や今のポップな空気まで、ヴィジュアルと音、光と影で楽しめる素敵な時間です。

TAIKUH JIKANG 滞空時間_Youtube
https://www.youtube.com/watch?v=KVUplpY6O00

こどもたちは、大きなスクリーンに映し出された影絵と戯れ、大人たちは神秘的な音響空間に酔いしれます。それは、なんだか日本の「祭り」にも似た感覚であり、葉山や逗子の、夏の良い思い出として心に残る体験です。

そんなことを考えていたおり、縁あって、プロジェクトを主催する川村亘平斎さんに、東北芸術工科大学の特別講義へ登壇していただきました。

インドネシアと日本、光と影、ハレとケの境界線、人と文化と地域、この影絵のもたらす豊かなコミュニケーションについて丁寧に講義していただいた後、ZOOM上で実演もしていただきました。

そう、影絵の世界にはリアルもオンラインも無いのです。みんな、その境界線を超えた場所にいるキャラクターに引き込まれていきます。

そして亘平斎さんと相談し、この手法を応用して、学生たちに簡単なアクティビティ「かんたん影絵アバター」を楽しんでもらうことにしました。材料は、紙と割り箸、そしてライトとPCだけ。それを使って切り紙をし、自分のアバター(分身)を作って演じ、卓上のPCで動画を撮影するというものです。恥ずかしがる学生もいましたが、自分の手から新たに生まれてくる「生きた存在」を目にすると、影絵が持つ不思議な創造性にみな驚きを隠せないようでした。ぜひ、みなさまも体験してみてください。

"総合美術コース_Facebook(コメント欄に学生の制作動画あり)

国も文化も時も超えて共感できるものごと。自然の摂理が生み出す美しさと不思議さ。私たちsetoのワークにおいても、クリーチャーバッグをはじめとして、そんなコミュニケーションツールを作り続けたいなと思いました。

川村亘平斎さんの公式ページ


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