エッセイ 三回忌
エッセイというか、ボクの感情的に整理がつかないので書きなぐります。
友達が亡くなってから3年が経ちました。
コロナ禍の最中でしたのでロクに最後の言葉も交わさずに別の友人伝手に「亡くなったらしい」ということだけを聞いて。
亡くなった人のことを考えてばかりいると成仏出来ないなどと言われますが、ボクの中ではまだ折り合いがついていないし多分この先もつかないと思います。
線香すらあげられていないですし命日もハッキリとわからないです。
しかし同じ交流があった別の友人達は「ゴールデンウィークどうする?」とかの話題でもちきりで最早亡くなった子のことを忘れてしまったように話題にもあがりません。
いや、あえて避けている節もあるかもしれませんが。
人間というのはこうも簡単に他人の死を忘れられるのだろうか、と甚だ疑問にも思いますがきっとボクが成長していないだけなのでしょうね。
割り切り力が足りないというか。
割り切れ割り切れ、仕方なかった仕方なかった。
それが大人なんでしょうね。
人間って薄情だなと思うと同時に、ボクは先述した友人達が先に亡くなっても葬儀には行かないと心に誓いました。
けど、今交友のある友人達を嫌いになりきることも難しい。
人間とは、忘れる葦であり忘れられない葦である。
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