見出し画像

チコちゃんに叱られる‼️

新型コロナウィルス禍の影響で国民には外出自粛要請が出されている昨今、学校は休校、仕事はテレワークと大きく人々の生活は変容を遂げている。SNS上ではNHKの人気番組の名台詞「ボーっと生きてんじゃねぇ!」を使ってボーっと自宅待機をしていたら人命を救え、褒められる珍しい時代と風刺されている。


その一方、東京五輪代表の苗字は小生と同じ瀬戸大也選手の話題が目に留まった。周知のとおり五輪は延期、外出自粛で練習もままならないことは容易に想像できる。彼は競泳選手であることからプールがあってこそ文字通り「水を得た魚」となることは間違いない。並の選手なら体力維持のために走り込みや筋トレなどに励むことだろう。選手であれば本番に向けて調整し、ベストなパフォーマンスを出せるように精一杯の努力をしたいと思うことは当然だ。


彼は言う。「水をキャッチする感覚や泳がないと動かない関節や筋肉がある。」そこで自宅庭に専用プールを設置し腰に巻いたチューブを後方に固定し水を掻き泳ぐ。あまり興味のなかった五輪だが至極彼に興味を持った。おかれた状況で自分の目標を達成するために精一杯の努力をする彼の姿勢に。


練習プールは使えない。それでも彼は、文字通り時間や物、人、金のせいにせずどうすれば泳ぐことができるのか考えた結果が自宅庭のプール設置だろう。もちろん、万全なトレーニングはできないだろう。しかし彼は、仮説を立て実行し、この先その成果を検証し再試行し必ず結果を生み出すだろう。こういう人は選手でなくても、人としてどんな困難な状況でも生きていけるんだと思う。少し年下の彼の将来が楽しみだ。


外出自粛のこの世の中で「今何ができるのか?」を考え行動できるかどうかがこのコロナウィルス禍の終息した後の時代をどう生きるかが大きく変わってくるのだと思う。やはりボーっとしていたらチコちゃんに叱られるのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?