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Luv you F〇cking Dalton


161分は長い


先日、公開中の「ワンスアポンアタイム ・インハリウッド」を見に行った。

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とにかく長い。
椅子に座っているのがしんどい。
途中で少し寝てしまった。

が、
決してつまらない訳ではない。


これはキューブリックと村上春樹によく起こる現象で、作者独特のこだわりが強いせいで、「視聴者を度外視した詳細な描写」が随所に挟まれるせいなのだ。

いわゆる「そのシーン長ない?」だ。

映画館で見たから良かったものの、家で見ていたら何度も止めてしまっていただろう。


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そんな161分のなかで、最高のシーンがあった。

ダルトン(ディカプリオ)と子役の女の子の絡みだ。

ダルトンが情けなく心の内を吐露し、
セリフを忘れ、
車内でブチ切れて、
その後 完璧に悪役を演じるあのシーン。

やりきった顔のダルトンに、女の子に耳元でこう囁くのだ。


「That was the best acting I've ever seen in my whole life.」


最高。
この一連のシーンが最高にグッときた。

少女の言葉にすぐ涙ぐんじゃうダルトンも良い。
やっぱりおじさんと幼女の組み合わせは最高。



他にも、
むきむきのイケオジになったブラッドピットVS
若きブルースリーのシーンや、

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シャロンテート役の女の子が、陽気に歌ったり踊ったり、自分が主演の映画を見たりするシーン、

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ラストのキューブリック節溢れる血みどろのアクションシーンなど、

街並みや音楽も合わせて楽しめる、
面白ポイントをきっちり稼いでくる映画だった。


やっぱブラピかっけーわ。


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