自己流、小説の書き方

今回は、私なりの小説の書き方を書いていこうかなと思っております!

特に「誰かに役に立ててほしい」や「参考になれば」と思っているわけではないので、気楽に読んでいってくださいね。

今の書き方に行き着くまでにそれなりに試行錯誤したので、それに沿いながら紹介していきます。


小説を書くようになった簡単な経緯

初めに、どうして小説を書き始めたのかを説明した方が話が入りやすいと思うので、簡単にしていきます。

私が物書きとして活動を始めたのは、ちょうど二年前くらいです。友人がTwitterで作品を上げていて、「ジャンルは違うけれど、私もやってみようかな」と思ったのがきっかけです。

どうやればいいのかわからなかったので、その友人に相談する形で進めていきました。やる気はあったのですが、結構迷っていました。そのときの私は、Twitterで投稿する人は絵を描く人しかいないと思っていたのです。

しかし、「小説を描く人もいるよ?」と教えてもらい、「じゃあ、やろうかな」と物書きとしてスタートしました。


それから物書き用にTwitterアカウントを作ったものの、何もしていませんでしたが、しだいに作品を投稿するようになりました。

当初は、Twitterなのもあり、短い文章を書けるようになりたくてSSが多めでしたが、本来書きたいのは小説。ちょこちょこ手をつけていた小説を書けるようになろうと思い立ちました。


プロットとの出会い

自分なりに作品を書いていく日々に、ささやかな満足感を得ていました。評価はあまりもらえないけど、楽しいかったです。

ある日、私は新たな小説の書き方をTwitterのTLで目にしました。

「プロット……? なにそれ」

起承転結の次に有名な「プロット」です。起承転結とやることはあまり変わりませんが、要するに「小説の流れを簡単にまとめ、区切ることで、まとまりのある文章にしよう」というのが私の解釈です。

詳細を見たときに「これだ!」と思いました。私がほしかったのはこれだと。

すぐに実践し、プロットを書いてみました。確かに、全て一まとめで書いてしまいがちな文がそれぞれの部分で区切られ、とてもすっきりとした小説が書けました。

「やったー! 前より良くなってる! すごくいい!!」と私はとても喜びました。プロットを使うとこんなに違うのかと驚きました。

まとまりのある文章で自分の物語が書けたと実感したので、プロットを使って小説を書くようになりました。


自分に合ったプロットへ、カスタマイズ

プロットと出会ってからずっと愛用していましたが、『黒猫カフェ』を書き始めたときに違和感を感じました。

「ちゃんとプロットを使ってるのに、なぜか思ったように文章が書けない……」

いつものようにプロットをしっかり立てて小説の本文に取りかかったのですが、まとまりはあるけれど、なんだか自分で思ってたのとは違う感じがしたのです。

「なんでなんだろう……」と考えた私は、しばらく普通にプロットを書いていて分かりました。

私は、そのままのプロットでは駄目なのだと。

もっと細かく書かないと思い通りの小説は書けないんだと。

私には、普通のプロットではまとまりすぎて、ざっくりとした印象になってしまっていました。その結果、頭に物語はあるのに文章に反映できていなかったのです。

もっと細かく、けれど具体的すぎない程度にすると、思い通りに書けるようになりました。小説の出来も上がった気がしたのです。

「お! いい感じ。これでいこう」

そうして、より細かく、でも具体的すぎないプロットへカスタマイズし、自分の物語が想像した通りに言葉になって、小説として形を成しました。


今、行き着いた小説の書き方

長くなってしまい、申し訳ないです……!

でも、書き方は簡単です。難しいものじゃありません。たったの4step。

1. 普通にプロットを書く。(流れと呼んでいます。このときに設定・天気など″起″をメモしておく。)
2. 1を見ながら、1より少し具体的なプロットを書く。(プロットと呼んでいます。例:今日の天気は晴れ。→今日の天気は快晴で、人通りも多い。)
3. 2を見ながら、″仮本文″を書く。(仮本文と呼んでいます。3をそのまま本文として使うこともあります。)(例:今日の天気は快晴で、人通りも多い。→今日の天気は清々しい快晴で、街中は人通りが多くなっている。)
4. 3を見て、本文を書く。(例:今日の天気は清々しい快晴で、街中は人通りが多くなっている。→今日の天気は誰がどう見ても清々しい快晴で、窓から差し込む太陽の光に誘われたのか、大勢の人で街中は混み合っている。)

これが、私の自己流、小説の書き方です。

これ、結構手間かかるんですよね……時間もかかる。でも、これが一番しっくりきてて書きやすいです。小説の出来もいいですし、「自分のお気に入りの書き方、見つけたぞ!」と思ってます。

キャラ設定もときどき見て、登場人物の性格などがぶれない・間違わないようにしています。忘れてしまったりするんですよね……途中で変えてたりしますから特に注意してます。

この調子で、どんどん小説を書くのを上手になっていきたいと思います!!


あとがき

私が今の書き方に行き着いた経緯はどうだったでしょうか? 様々な意見があると思いますが、私としてはとても満足しているので、変えるつもりはないです。

それに、それぞれの書き方があっていいと思うので、駄目だったら駄目で、また変わっていけばいいんだと思います。あまりにも間違ってたら言ってください!

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました! アドバイスなどあれば、よろしくお願いします。





余談です。

本当は「起承転結って本当にいいの?」っていう長年疑問に思っていたのを言いたかったんですよ。

でも、久しぶりに起承転結について改めて調べてみたのですが、四分割にする必要はないんですね。四分割を忠実に守りすぎちゃってました。

そのサイトを見ていくうちに納得してきてしまって、かなりを占めていたその部分を全部消しました……。でも、起承転結はすごくわかりずらかった。


そして、久しぶりに調べたことによって気づきました。

なぜ、起承転結にどうしても合わなかったのか。

それは、私が日常をテーマにした小説が書きたかったからでした。


日常をテーマにしたものって、ぶっちゃけ大したイベントはないじゃないですか。

学園モノのような小さなイベントがある小説を書きたいわけでもなく、当たり前のように過ぎていく日々を書きたかったんです。

道を歩いていたら、空が青くて、草が風に揺られている。自然の美しさに見惚れていると、足元を野良猫が通りすぎて、柔らかな毛並みに触ろうとサンダルを鳴らし、必死になって追いかけた。

みたいなのが書きたいんですよね。

「日常のものに起承転結もないな」って思いました。まぁ、きっと当てはめられるんですけど……うーん。

でも、なんか、とてもすっきりしました。

あと、話の作り方を決められたくなかったかもしれない……。

「私の好きなようにさせてよ!!!」っていう……わがままです。

「最初に転が来ても良くない!?」という。


最後の最後まで呼んでくださり、本当にありがとうございました。

ぜひ、私の書いた小説を読んでいってくださ~い!!!



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