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カルチャーギャップがおもしろい!~南伊豆に来て1ヶ月が経ちました~
みなさんはじめまして。
4月16日から、下賀茂にあるゲストハウス「ローカル×ローカル(以下:L2)」に、留学生ならぬ留職生としてやってまいりました、平野 チナです。
留職生について少し補足すると、L2が企画する社会人インターン制度です。1年間、南伊豆に滞在し、ゲストハウスのお手伝いや、情報発信などを学びます。
これから1年間、ローカルローカルを拠点に滞在します。南伊豆の四季を感じられることが、今からとても楽しみです。
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南伊豆で暮らしてみたら、毎日聞こえる懐かしのあの歌!
童謡『故郷(ふるさと)』
♪うさぎ追いし彼の山
小鮒釣りし彼の川
夢は今も巡りて
忘れ難き故郷
この歌を最後に聞いたのはいつだろう。
これを読んでいるあなたが、南伊豆町の住民ならば、あるいは滞在したことがあるならば、きっと答えはお分かりでしょう。
最後に聞いたのはいつか――正解は「今朝7時」。
私は『故郷』が毎朝7時に町内放送で流れることに驚きました。それも、なかなかの音量。(と、初めは感じました!)
このことがまず最初に「ああ、移住して来たんだな」と実感した出来事でした。それまでの私の『故郷』の思い出と言ったら、小学校の授業で歌ったきりだったと思います。
私の故郷、神奈川県川崎市では、朝7時に町内放送は流れません。
そもそも、町内放送を聞いた覚えもないほどです。
もし、町内放送が朝の7時に流れたら、「まだ眠れるのに!」とか「夜勤が終わって今寝たところなのに!」なんて住民の声が、役所に届きそうです。
ところが、南伊豆町では朝7時の町内放送に目くじらを立てている人はいないように思います。
それどころか、この朝7時の放送を目覚まし代わりに起きたり、家を出る時間の合図にしたり、生活の中に取り入れている方も多いようです。
『故郷』が流れなくなったら困る! という声も聞きました。
かくいう私も、1ヶ月が経った今、町内放送にすっかり慣れました。
眠りが深いためか『故郷』が聞こえない日も多く、アラームを使わずに『故郷』のメロディで起きられると、「今日は幸先がいいぞ!」と嬉しくなっています。
「はじめて見る顔だね」
これもまた、私が長く暮らした神奈川、東京では言われたことのない言葉。南伊豆ではこういう風に会話が始まることが、ままあります。
その中でも「お仕事はなにしてるの?」と尋ねられることは多いです。
ローカルローカルの留職生なので、もちろん宿のフロントスタッフをしているのですが、本業では『サインペインター』をしています。
カタカナで表記すると耳馴染みがないかもしれませんが、日本語では「手描き看板屋」、いわゆるペンキ刷毛を持った看板屋さんです。
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実際、「はじめて見る顔だね」を皮切りにスタートした会話から、看板やロゴの作成を依頼してくださる方もいて、そこから、まだ出会ったことのない方にまで「看板を描ける子がいるって」と伝わっていることもあります。
これもまた私にとって「ああ、移住して来たんだな」と実感する出来事。
SNSにはない、ナマの拡散力の強さを感じる日々です!
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色の掠れや、線のガタつきを修正しています。
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いろいろな素材に描くことができる塗料を使っています。
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ざらざらした面にも描くことができます。
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これから
今御覧いただいている『南伊豆新聞』。
ここでの発信も、これからどんどん行っていく予定です。
文章を発信した経験はなく、不安も大きいのですが、南伊豆での暮らしを新鮮に感じる、移住1年未満の私だからこそ気づくことがあるのではないかと前向きに考えています。
南伊豆の魅力や、町の人との出会いや取り組みを発信していきたいと思っていますが、取材経験の浅さから、時にみなさんにご迷惑をおかけしてしまうこともあるかもしれません。そのようなときは、ご指導いただけましたら幸いです。
改めて、どうぞよろしくお願いします。
平野チナ
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