見出し画像

神戸空港は便利!

出張で神戸空港を利用しました。開港から17年が経過していますが、自分が使うのは初めてでした。

しかし、神戸空港を一度利用してみたいという思いは長年抱いていました。私は大学時代を神戸で過ごし、ちょうどその頃空港建設反対運動が盛り上がっていたからです。

当時の私はまだ飛行機に乗ったことがなく、空港の機能についての知識はほぼ皆無でした。それで、伊丹はあるし関空ができたし(当時はまだ開港から5年程度でした)、神戸空港が要るか要らないかというと要らないかな、というくらいの認識でした。とはいえ空港があれば経済が潤うのは間違いないし、神戸の人々が賛成多数なのであればよそ者の自分があえて反対する必要はないとも思っていました。

そんな神戸空港が今どうなっているのか。スカイマークが関西の拠点としていることくらいは知っていましたが、羽田~神戸の便を予約する際にまずその安さに驚かされました。閑散期の平日なので、割引料金だと昼間は片道1万円もかからず、新幹線の東京~新神戸より5000円ほど安いのです。

アクセスも良好です。街の中心で多くの路線が集中する三宮までポートライナーで18分。そして、実際に利用して感じたのがポートライナーの神戸空港駅と空港との近さです。改札から保安検査場まで歩いて2分もかかりません。

市街地へのアクセスが良い日本の空港といえば福岡空港ですが、空港の規模が大きいので、地下鉄の駅から保安検査場までは歩いて10分ほどかかります。街の中心まで楽に行けることに関しては、神戸空港が日本一かもしれません。

京阪神という言葉がありますが、東京から新幹線でアクセスする場合、神戸は京都・大阪に比べてはるかに本数が少なく不便です。それを補う意味でも、空港を建設して良かったのではないかというのが今の考えです。実際、近年は新規路線の就航もいくつかあり、存在感は徐々に増してきているように感じられます。

神戸は私が青春時代を過ごした思い出深い街です。空港を存分に生かして、より多くの人々が神戸の魅力を知ってくれればと思っています。

ちなみに、ポートライナーは40年以上前から自動無人運転が行われていて、先頭車両の一番前は特等席です。神戸空港から乗ると進むにつれて六甲の山並みが大きくなり、南北が非常に狭く東西に延びた街であることが実感できます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?