32歳、そして父になる

お陰さまで誕生日でした。

粛々と仕事をする、
そんな1日の終わりに白木屋で
ビールと枝豆

文字面を見て、
なんたるおっさん感と思うが、
そりゃそうか、もう父親になるんだもんな

なんて思ったりもする。

さんざん紆余曲折はあったが、
結婚して、もうすぐ子どもが生まれ、
いっぱしに会社に通勤している
なかなかどうして、
「まとも」な感じじゃないか。

大学を出て、新卒で入った会社で鬱になり、
一年もしないうちに実家に帰り、
親元で無駄飯をくらいながら、
明日も知れぬ、
名もなきエロゲライターをしていた20代を
思えば、よくやってるよ。

そう誉めてやってもいいんじゃないだろうか。

自分が夢見た場所で、
毎日しくじりながら、
畜生って戦ってきて、

名前を言えば、ああ、あの会社、
なんて企業さんの案件で、
お仕事させてもらって、
世界一を目指すぞーなんて
そんなことを臆面もなくいまだに言っている。

芥川賞とるからなんてのたまってた高校の頃から
変わらない気持ちでいられる。

幸せなことだよ、本当に。

最近、自分は子供になにを伝えられるのだろう
なんてことを考える。

伝えたいことは人一倍あるはずだ。
シナリオライターなんて仕事をしてからに。
そう思って、
自分の人生を振り返り、
考えてみる。

結論はごくごくシンプルなたったひとつのことだ。

人生を楽しめよ。

この思いに至った経緯は色々あるが、
端的に言えば、

「つまらない」
っていうことがつまらなかったからだ。

誰かは言うのだ。
勉強なんてつまらない

誰かは言うのだ
仕事なんてつまらない

そうやってつまらなそうな顔をしてる人を見て、
でも、
勉強楽しいって人もいるし、
仕事を楽しんでる人もいる

ってことは楽しむ術はあるはずで、
だったらどうやったら楽しめるかを考えた方がいい。
なんでもかんでも楽しめた方が、総じて人生は楽しいだろうと、そんなことを考えている。

どう世の中をとらえたら
この世の中のすべてを楽しめるのか、
そんなことばかり考えているのだ

もちろん、全てを楽しめるほど私も悟りを開いてないし、嫌なこともつらいこともある。

まあでもそんなこともビールを飲んで管を巻けば楽しくもなる。それくらいには成長したかな。

世界は広いし、
生き方は無限にあるし、
本当に大した問題なんて、
死ぬことくらいしかない
なんて思えば、
まあどうとでもなるのではないかな。

だから

楽しんでいこうぜ、人生。

そんだけだ。

そんなもんで、32歳、
あまり無理せず楽しくやっていきますよ。

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