空の中で息をして

ずっとずっと同じことを考えている、私の頭の中は、全てひとつのことでいっぱいだ、狂ったようにそれしか見ていない、縛られ囚われ、なのに、なぜこんなにも苦しくないのだろう
それだけで命が居られる、息すらできないのに、命が、そこに居ようと意志を持つ
呼吸を何度もする
呼吸を何度もする
そして繰り返された呼吸と心臓の響き
聞こえた小さな音で敏感に反応する
息もできない、息もできない。
これはなんだろう名前がついているはずだ
名前を探して、でもそれは私の感情
私の感情
私の中の事
何か言葉を並べたって
全部嘘みたい
陳腐な表現ばかり私は違うってまた訴える
こんなんじゃない
こんなんじゃないよ、私の気持ちは言語化できない
空がとても朝焼けで美しかった時
身体に入った静かな鳥の声と朝の無 はじまり
これは何
私は何
あなたは何
持ってきてよカバンの中に沢山つめこんで
空の中に入る
私は あなたの中へ そっと、しずかに

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