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中層混合処理工|道路の地盤改良

いつも利用している道路だからこそ最も安全でなければならないので、今回の記事では道路における地盤改良について解説させていただきます。その中でも中層混合処理に重点をおきますので、詳しく知りたい方は最後まで読んでいただくことで、実際の工事についてのノウハウが身につくでしょう。

道路の地盤改良
撹拌状況

軟弱地盤のリスク

道路が軟弱地盤だと、恐らく容易に想像がつくかもしれませんが何かその道路に対して衝撃が走ったときには何かしら今後に影響が出てくることは間違いないでしょう。
具体的な症状としましては、不同沈下により道路がでこぼこしたり道路の下の配管が破損するなど生活の基盤が脅かされるリスクが生じてしまいます。
もちろん衝撃の度合いによって、症状の進行は変わってくることから、災害時には破壊される確率が高いとされるでしょう。
そもそも何故軟弱地盤になるのか、できることならリスクのある軟弱地盤は避けたいところです。
水分量の多い地盤、地下水位の高い地盤は軟弱地盤の代表例です。 特に粘土層、砂層が多い地盤は、水分量が多ければ多いほど外部からの圧力によって変形しやすいため、建物の支持層としては適していません。 

地盤改良工法種類

地盤改良工法には選定表があり、軟弱地盤の強度を向上させる為には以下のような表層改良基準があります。

  • 2m以内の場合は浅層地盤改良工法

  • 10m以内の場合は中層地盤改良工法

  • 10mを超える場合は深層地盤改良工法

 土木学会は、1914年11月に社団法人として設立され、2011年4月には公益社団法人に移行しました。
会員の所属は、教育・研究機関のほか、建設業、建設コンサルタント、エネルギー関係、鉄道・道路関係、行政機関、地方自治体など多岐にわたっています。2017年8月末現在の会員数(学生会員を含む)は約3万9千人です。
道路の地盤改良にする為には、まず地盤調査をして地盤改良工法選定表を確認しながらどの位置に軟弱地盤があるのか特定します。
地盤改良が20mまで求められれば、それなりの重機が必要になるでしょう。
つまり軟弱地盤が深い中層地盤改良・深層地盤改良においては軟弱土とセメントミルクを攪拌した混合物を柱状に地盤中に造成したり、銅管杭を地盤に打ち込んだりする工法等が選択されます。柱状改良や杭打ち機などの大型重機が必要でコストが高くなる傾向がありますが、安全を守るために地盤改良を避けることはできません。

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