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社会とお付き合いをはじめて、3ヶ月が経ちました。

社会人になって丸3ヶ月が経ちました。
研修期間、自分の無力感に苛まれ、とある講座にバタバタと応募。
その講座を2回終えました。
社会人生活には少しの余裕もなくて、
もうすでに体調を崩してしまった日もあったけど、
そんな中でも、
新社会人として生きているこの期間の貴重な想いを、
noteに保存しておきたいと思ったので、書いていきます。


企画メシ2024に参加してみています

私は今「企画メシ」という講座に参加してみている。
大学院1年生の時、当時まだTwitterだったXで「企画メシ」のことを見つけたが、
あまりにお金がなくて参加できなかった。

それから3年が経ち、当時想像もしていなかった、広告代理店に就職することになった。
「自分1人で企画し、誰も評価者がいなかった」学生時代は、
上手く企画できている実感があった。

でも「誰かと企画し、クライアントと上司という明確な評価者がいる」社会人としては、
全然上手く企画できない。
(まだ社会人になって3ヶ月しか経っていないけど)
「チームとして」どう企画していけばいいのか、悩みはじめていた。

そんな時、
「いいチームを作るための連続講座「企画メシ2024」やります。」
というツイートを見つけて、
応募を決めた。

航空券の次に大きな買い物だった。
(お金を振り込むの、めちゃくちゃ緊張した…)

今回は、
「「チームとして」どう企画していけばいいのか、悩んでいた」原因の一つが
わかったような気がしたので、
noteに書き留めておこうと思う。

「自分のことがわからない」人とチームになるのはいやだ

初回の課題は
「自分の広告を作ってください」

今回の課題は
「これまでの人生をかけて作りたい書籍の企画を考え、依頼文を書いてください」

どちらも、
「過去の自分を振り返り、
今の自分は何がしたいのか。」
を考えなければいけない企画だった。
と私は思う。

自分に人にわざわざ伝えるほどの魅力があると思えないし。
人生をかけて作りたい本なんてない。

考えれば考えるほど、
わからなかった。
わからないまま、課題を提出してしまった。

今もまだわからない。

でもふと

「自分のことがわからない」人と一緒のチームになる
のは嫌だなと思った。

だって、社会人って常に疲れているのだ。
特に広告代理店で働く人は、クライアント最優先でありたいはず。
クライアントに気を配るのは当たり前、
その上で自社のチームメンバーにも気を配っていたら疲れてしまう。
私だったら「自分のスタンス」が定まっていて、
自分の機嫌は自分で取れて、いつも同じ動き方をしてくれる人と
働きたい。

私は「自分のスタンス」がないから
チームメンバーにとって、接しにくい存在だったのかもしれない。

21歳で自分が「好き」の基準を持っていないことに気付いた

生まれてから大学2年生まで、私はいわゆる「優等生」だったと思う。
小学校から高校まで学校は一回も休んだことがないし、
成績も、1位じゃないけど、優秀な方。
英語も喋れたし、運動もそこそこできた。
部活も課外活動も委員会もサークルもそれなりに頑張って成果を残してきた。
自分に自信があった。

でも、大学3年生(21歳)の時、
「優等生」な自分がひどくつまらないと思うようになった。

きっかけは、「1人飲み」を始めたこと。
遺伝的にアルコール分解能力が高い私は、
お酒を飲むのが好きだったし、たくさん飲めた。
(今は少し弱くなってしまったけど)

夜の飲食店は、1人飲みをしている若人にとても優しい世界で、
お酒を奢ってもらいながら、年齢が1から50歳(!)まで離れた方々とたくさん話した。
世界を旅するためにトラック会社でバイトした話、大手を辞めて狩猟をしている話、今の会社は辛いけど趣味でDJをしている話、その他ここには書けないようなこと色々。

私は、その人たちに話すことがなかった。
熱い想いを持って何かを成し遂げた経験もなければ、絶望した経験もなかった。
理不尽な境遇に悩み、それでも自分で道を切り開いた経験もなかった。
小さな憤りを感じて表現したことも、Twitterで愚痴をツイートすることもなかった。

自分はなんてつまらない人間なんだろうと思った。

だって、優等生であろうと努力していた理由は、
「自分に自信がなくて、誰かに評価されることでしか、自分を褒めてあげられないから」
だと気付いてしまったから。
客観的に見れば、面白い経験をしているのかもしれないけど、
動機が「自分を褒めてあげるため」なんてダサすぎる。

「ただ純粋に好きだから」そんな動機で何かをしてみたい。

21歳を迎えたあたりから、人生ではじめてエンタメという分野に手を出し始めた。
一日中Netflixで昔の映画やドラマを見たり、
Youtubeでくだらない動画をおすすめされるがままに見たり、
Twitterを始めて大していいねもつかないのにツイートしてみたり、
おすすめされたアニメを一気見するためにサブスクに1ヶ月無料登録したり
・・・

21歳になるまで、NetflixもYoutubeもTwitterもインストールしたことなかったから、大冒険だった。

21歳になってはじめて
「誰から認められるわけでもないこと」に時間を使い始めたから、
「自分は何が好きなのか」全然わからなかった。

自分の「好き」の基準がなさすぎて、
友達や著名人のおすすめのエンタメばかりに触れまくった。

24歳の今も「好き」の基準は出来上がっていない。
どの映画を見たいか、どのマンガを読みたいか、いつもわからなくて困っている。

だから「好きなことはなんですか」「趣味はなんですか」
いつもその質問に怯えている。

21歳から3年間「自分のことがわからない」にずっと向き合い、ずっと逃げてきた

いよいよ、自分の「好き」の基準を決めないといけない時期が来てしまった。

広告代理店で働いているし
企画メシに参加しているし
常に「君は何が好きなの?」
が問われる環境。

きつい。キツすぎる。

でも今、24年間の人生の中で一番「生きている」実感がする。
無邪気に「これが好き!」と言えるようになるその日まで、
「自分のことがわからない」状態を楽しみたいと思う。

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