衝動性とうつが混合して2階から飛び降りた話

【前提】うつやADHDをネタとして扱っていません。当人的には真面目に書いてます。

何を言ってるんだと言われそうなタイトルだけども、その通りの意味。恐らく衝動性の高まった状態で最悪のうつ状態を迎えた結果、家のベランダ(2階)から飛び降りて華麗に着地した。我ながら運動能力の良さにちょっと引いた。今は何事も無かったかのように仕事を終わらせて夜勤に向かってる。

経緯

久々に自分ではどうしようもないくらいのうつ状態になっていた。3月中旬から夜勤8連勤、休み、4連勤を繰り返してフリーランス業務をこなしてたら精神が悪化していた。精神の悪化は自覚していたので、昨日一昨日は夜勤を休みにして精神状態が悪くなりつつフリーランス業務をこなしていた。
そして昨日、普通にライティング案件を納品しててふと「そうだ、飛び降りてみよう」と思った。
なんでこの思考に至ったのかは私にもよくわからない。多分だけれども、プライベートでの悩みと仕事での悩みが混合しすぎて人生どうでもいいやってなったんだと思う。あと単純に仕事が終わってテンションハイになってた説もある。仕事終わりのテンションハイに衝動性が加わるとろくな事にならない。

実践

「さて飛び降りてみよう」そう決断したら行動は早かった。何故か頭は無性に冴えていた。1番最初にしたのは家の玄関の鍵を開けることだった。正直、2階から飛び降りたところで死にはしないだろうという謎の自信があった。決して可能性は0じゃないのにね。
飛び降りてみたくなった、ただそれだけ。決して死にたかった訳では無い。多分現実逃避に近い行動だったのだと思う。
万が一怪我しても自分でどうにか救急車呼ぶなり応急処置するなりできるように玄関の鍵を開けた。そして携帯を玄関に置いた。あとは万が一のために残ってる仕事がないかの確認をした。なんでこういう時だけ冷静なんだろうな。
さていざベランダへ!と思ったら思いの外ベランダって高い。これよじ登ってる間に落ちたら最高にダサいな?とか思った。
なのでエアコンの換気扇(?)に乗り、そこからベランダに立った。文字通り立った。風が冷たく、月は曇っていた。飛び降りた。
飛び降りてる最中「思ってたより怖くないな」と思ってしまった。今夏に10mの場所からプールに飛び込んだからだろうか、それより怖くなかった。
これは決して飛び降りを推奨している訳ではなく、単純に私自身が思っただけ。多分死のうと思って飛び降りようとする場合にはもっと高い位置から飛び降りる必要があるし、恐らく恐怖が伴うものだと思う。リスクを覚悟する必要もある。

飛び降りて、その後

2階から飛び降りた。自分でも嘘だろ?って思うくらい華麗に着地してしまった。新体操とかなら10点貰えるくらい綺麗に着地した。流石に捻挫か擦過傷あたりはすると思ってたのだけれども、なんもなかった。満身創痍どころか飛び降りる前と変わらなかった。なんでこういう時だけ運動能力の良さが発揮されるんだ私の体よ。
強いて言うのであれば、精神状態が-100から0になった。無になったと言えばいいのだろうか。「そうか、飛び降りてもなんも変わんないな」という感想だけを抱いた。
2階からとはいえ、飛び降りたところで何も変わらなかった。特に何も変わらないのであれば飛び降りる必要性はないなと悟った。同時に絶望もした。
飛び降りですら何も変わらないのだったら、私のこの劣悪な精神状態はどうやったら良好化するのだろう。わからない。大人しく服薬して自然治癒を待つしかないのだろうか。少しはなにか変わるんじゃないかと期待してた。死ぬつもりはなかったけど衝動的に飛び降りたら、なにかが変わるんじゃないかと思ってた。そんなのはまやかしだった。

終わりに。

いくらADHDの衝動性とうつ状態が入り混ざった状態だとしても、飛び降りたところで何も変わらなかった。恐らくこれはリストカット等の自傷行為をしても何も現状が変わらないことと同じなんだろう。「こんな世界クソゲーだろ!」と叫んでも何も変わらないのと一緒。死を選ぶことが間違いだとは思わないけれど、死んだところでも何も変わらないのだろうなとも思った。2階から飛び降りるとはいえ、死ぬ確率は低くとも存在した。そんな中でも生き延びてしまった。多分死んだところで後処理をされて、それでおしまい。親が悲しむくらいかな。
だったらこんな世界と嘆いて絶望に浸ってでも生きるしかないのだろう。
辛い、悲しい、苦しい、しんどい、もう嫌だこんな世界、生きててごめんなさい、私なんかが存在するから〇〇を困らせてしまう。こんなことばかり考えて怠惰に生きているけど、それでも生きるしかない。それでも生きるしかないのだろう。絶望を胸に抱えてでも生きて、生きて、最後には私を絶望させた世界を見返してやるよくらいの気持ちで生きるしかない。それくらいしか私にはできない。

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