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シノワズリなんて学校で教えてもらったことがない

あつ森の家具シリーズで出てくるシノワズリ、一体何なんだろうと思って調べたら、17〜18世紀のヨーロッパで流行った中国風の美術・服飾・家具等の文化様式のことだった。

「シノワズリ」とはそのまま「中国趣味」を指すフランス語らしい。本物の中国様式ではなく、当時の西欧人が中国的エキゾチシズムに憧れて、洋中ミックスしたような様式だ。

ロココ様式の文化と融合して、華やかさを残しつつも優雅で洗練された様式は、貴族の間で流行し、ロココ=シノワズリ様式と呼ばれていたそうだ。さすが中国パパの宮廷文化、優雅さがよく合ってたんだろうなぁ。

日本の絵画などの美術様式を取り入れたジャポニズムよりもずっと前から、中国風の家具や陶磁器が憧れられてヨーロッパで取り入れられてたなんて、全然知らなかった。世界史でも習わなかったし。

日本かーはやたらナショナリズムが強いし欧米には尻尾振る一方、中国蔑視してるから、教えたくなかったんだろうと思う。

この記事でも中国趣味のシノワズリについてはただの異国趣味と断じ、ジャポニズムの方がヨーロッパ美術に多大な影響を与えたとかマウント取ってるし。相変わらず小さい…し、他文化への敬意が無い。

それに建築様式やインテリア、家具、絵画等まで広まっていたというなら、シノワズリの方が普通に影響力強かったでしょ。ホンマ劣等感タラタラだよなぁ。そんなの客観的に見てたら分かるし、イタいだけだから、下手なマウント取りやめた方がいいと思う、ホント…。

あつ森で見たけど、ヨーロッパ側がアレンジした華洋折衷みたいな感じで、すごく可愛いらしいデザインで好きだった。テイストは違うけど、蜷川実花とかのデザインにも似てるな。色々な視点から見た和洋折衷、華洋折衷があって、それぞれ比べて観ると面白いと思う。

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