【茶番学概論】第3回ニコ生マザシCチームのディディーコングレーシングが「ああ」なるまで 前編~「ああ」することをケツイするまで~

どもおおおおおおおおおおおおおおお(テンプレ化)

noteは初めて使うのでうまいこと書けるか心配なんですが、いろいろ考えたこととか、思うこととか、この感情を残しておきたいなーと思って筆をとった次第です。筆というほど高尚なこと書きません。別にガチなこと書く気もあんまありません。マザシの裏側で実はこんなことあったんだなくらいに考えてください。

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さて、去る5月2日~5日、ニコ生マザーシップタイトルRTAリレー(以下「マザシ」)があった。先ほど閉会式も終わり、ニコ生最大級のRTAイベントということで大盛り上がり。

いろいろ企画等もさせてもらっている人間としてはすごいなー8割羨ましさ2割、って感じ。

去年のGW、10連休に第2回があって1年が経過したマザシだけど、第3回の存在自体は割と早く知っていた。2月に「ゲームキューブRTAリレー」なんてものを主催させてもらったけど、最初はこの辺のタイミングで第3回マザシやる予定もあったとかなかったとか。

今年1月ごろに告知が始まった時は「おぉ、ついに表に出たかぁ」と地下アイドルの後方彼氏面オタクみたいな感じで見てたけど、採用ゲーム自体は知らなかったので純粋にワクワクもしてた。ゲームごとにPV作るの面白いなぁあれ。期待度が違うわ。

で、1人のRTA走者としては思う。「こんな大きい企画で走れないかなぁ」と。自分自身、2019年、特に後半にかけてはRTAイベントの運営がメインで、走者として企画に関わることはほとんどなかったので、「運営としてのセリア」しか知らない人も多く、そろそろ「走者としてのセリア」も出して行きたいなと常々思っていた。出れるゲームを探してみると、走ったことあるゲームはゼロ。持ってるゲームはいくつかあるけど、RTAできるほどやりこんだゲームとなると・・・。

ああ、「ディディーコングレーシング」か。

壁抜けたり結構大変なのは聞いてるけど、他に出れるものもないしなぁ、抽選落ちたらまぁ仕方ないくらいのノリ。つまるところ、消去法で決まったようなもの。この時、仕事で欧米に長期で飛ばされてたり、前述のゲームキューブRTAリレーの運営や、カービィシリーズタイトルリレー2の運営とか、リアルも他のイベント関係もめちゃくちゃあったりして、練習期間取れるか不安ではあったけど、やったことあるし本番先だしまぁなんとかあるやろ、くらいの考えで応募した。

2月には運よく抽選も通り、走ることが確定。チームメンバーには他企画でお世話になってるとよまなさんや紺空さん、同じカービィRTA界隈からモグ君(現:皮下脂肪弁慶さん)、個人的に動画見てたサケノミさん等、なんか楽しそうな予感がした。

ただ、チーム決まった直後は仕事が完全に死んでたのとゲームキューブRTAリレーも直前、加えていろいろ無理が祟って5年ぶりに風邪を引くなどもう最悪の状態。さすがに練習の時間もとれず、ゲームキューブRTAリレーが終わって落ち着いてからようやく練習をスタート。この時、2月終盤も終盤。

「走者としてのセリア」は、「RTA走者」であると同時に「配信者」なので、ただRTAを走るだけじゃダメだと常々思っている。「走り」だけでなく、それ以外でも盛り上げなくてはいけない。イベントといういろんな人が見る場ならなおさら。見てる人たちをどうやって盛り上げるか。ゲーム的にダレそうな場面でいかにして視聴者を繋ぎ止めるか。

気づいてる人は気づいてると思うけど、それが「茶番」だった。

少し昔話をすると、僕自身も最初は普通にRTAを走るだけの走者だった。ただ、過去にとある大会に出させてもらって、そこで茶番(空いてる時間で画像差し込んだり、音声差し替えたりする)をしているのを見て、「めっちゃおもろいやんこれ!」ってなって、自分でもやるようになった。

ということで大体のイベントでは盛り上げを考慮して常々何かしらやってきたという実績と経験があるけども、今回は正直本気でやるか迷った。

非常に重要な点で、よく誤解されやすい部分だけど、RTAの主役はあくまでRTA。RTAがおろそかになってるのにふざけて関係ないことばっかやってたらそれはただの悪ガキで、最悪の場合荒らし扱い、出禁なんてこともありえる。ここだけははき違えちゃいけない点。なので、僕は出る時はまずは普通に練習で世界トップクラス(人口にもよるけど5位以内くらいが目安)のタイムを出すか、他の参加者の中で一番早い自己ベを出さないと仕込まない、っていう個人的な縛りを持ってたりする。

今回ばかりはその縛りをどうやらクリアできそうになかった。他2人、アナグマさん(2時間4分台)もきごう2さん(1時間56分台)も速すぎる。世界トップクラスの動きはもうわけがわからない。この状況下で茶番なんてやったら完全に「遅いから茶番に逃げた奴」か「遅い癖にふざけて関係ないことやってる奴」のレッテルは必至。そんなレッテル貼られてイベントが荒れて迷惑がかかるくらいならやらない方がマシ。ということで今回はやるかどうか滅茶苦茶悩んでいた。

ただ、「やらない」のも嫌だった。理由は単純。「ただ走るだけじゃなくて茶番もしてRTA、そしてイベントを盛り上げる」のが純粋に好きだから。あとは、目立つためのツールだから。マザシのようなチームリレーイベントにおける本部ミラーは基本3チームの画面がそれぞれ映っていて、音声がミラーリスナーに聞こえる確率は1/3。加えて実況、解説の声もあるから音声で目立とうとするのはリスクが大きい。ゲーム映像は3チームほぼほぼ一緒。先頭で回ってこなければあんまり注目もされない。要は普通にやってたら「1人の走者」として埋もれる。じゃあどうすんの。視覚に何かしら訴えるしかないでしょう。

あとは今回特有の理由として、「運営としてのセリア」しか知らない人はイベントの場での「セリア」がどんな人間か、まったくイメージもついてないだろう。そういう人達への自己紹介なんてのもやりたかった。マザシ主催のTAKENさんからも「やらないセリアは何かあったのかと心配になる」くらいのことを言ってもらえたし、過去の自分を知っている人からは期待みたいなものも感じていた(自分で都合よく解釈してるだけだから本当はきっと運営にはたくさん迷惑をかけていると思う)。

でも遅いとリスク大きくてできない。じゃあ速く走れるまで練習するしかないだろう。

というわけでたぶん今までで一番練習した。本番前までに仕上がらなかったら茶番やらないという変な覚悟もあった。結果、直前に自己ベは2時間3分台になった。アナグマさんより微妙に速くなったし、きごう2さんが前一発通しした時2時間6分とかだった(実際はその後練習していて2時間切り安定くらいになってたみたいだけど)し、区間賞も狙えなくはないくらいのとこまでは持ってった。やることはやった。これならやっても大丈夫だろう。

さあ、俺の祭りはここからだ。


どうやって考えたか、本番はどうだったか。反響次第では後編に続くかもしれない。

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