忘れたいような忘れたくないような
昨日、仕事から帰ったら、彼の家に置いてた荷物が届いてた。ドキッとしたけど想定内。だってこれは私がお別れすると決めた日に、彼の家にあった一番大きい紙袋に荷物を全部詰めて、近くのコンビニから送ったものだから。
ゴソゴソしている私に気づいていたのか、気づかないふりしていたのか、彼は何も言わなかった。全部わたしの支度が終わって、帰るねと言ったときに、どうしたの?ってきいたくらい。
君が他の女とセックスしたからだよ、とか、私はあなたの寂しさを埋まるだけに存在してる女じゃないよ、とか、これだけ愛情注いでるんだからまさか、他の女で性欲消化してるとは思わなかったよ!とか。散々言いたいことあったけど。言えなかった、だって私たち付き合ってなかったんだもの。でも、言葉なんてなくたって、想いあってるって思う瞬間はたくさんあったから、付き合ってるくらいに思ってた。それがすごくショックだったんだ。複数の人を相手にできる人はそう言う思考回路なんだなぁ、って新たな知見を得た日でもあった。そして、やっぱり男の人って下半身で生きてるんだな、とも思ったり。
誰にも言えてない恋だった。
そろそろ、友達にも紹介したいな。この形にそろそろ名前をつけたいな。付き合おうよ、ううん、私と結婚しよう?幸せにしてあげる、今までもらえなかったような、たくさんの愛情を君にあげるよ。刺激的な毎日を求める君が、家に帰ったらほっとできる場所を作りたい。そう思ってたほんとうに。
届いた荷物を開けるのは少し勇気が必要だったけど、置いてても辛いしすぐ開けて、片付けた。彼の家の匂い、洗濯の匂いがしてまたワンワン泣くかなって思ったけど、意外と平気な自分に笑ってしまう!まだ2日なのに、意外と私立ち直れてるな。
いつかまた、こんな日もあったなって、笑いながら読み返せたらいいな。
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