見出し画像

夢をみているように書く

おはようございます!復帰2日目。7:57。今日から活動を再開する。もともと年末にレミちゃんと予定を合わせておいたのだが、まあ体調が戻り切らないのも予想できたので、夕飯だけにしておこうということになった。幸運なことに僕と彼女は地元が同じである。散歩がてら、というか散歩ついでに飯を食いに行けば良い。僕らの年末といえばなんとなく、これは一度しか食べた記憶がないのだがラーメンと餃子と決まっていて、僕が本調子だったらそうなっていた気もするが、残念ながらまだラーメンのスープをうんめえうんめえと啜るほどの勢いを体が取り戻していないようだから、家で散々食べたけどうどんとかがいいなあ、と思っていたらうどんとかにする?というメッセージが届いて、これはとても嬉しかった。僕は正直そのお店に月一くらいで行っても良いのだが、うどんもいいねとなることは少ないのでだいたい年に2度くらいだ。今年はあと一回どこで食べたっけ、あんま覚えてないけど。

随分体は軽くなってきた。あとはこの無限ハナミズだがこっちはもう2週間くらいかかるだろう。味覚がなくなるというが、鼻が詰まってるだけではないのかと今のところ2度思っている。まあただの鼻づまりではなくて、なんか風邪っぴきを象徴するようなイヤーな匂いのする鼻水だから、詰まっているだけ、嗅覚が鈍っているせい、というだけではないのだと思うが。上野でカレーを食った時からちょっと怪しかったなあ、スパイシーなのは感じるし、直前に見た綾部が日本に帰ってきた時のピースの密着、ふたりのディスタンスというNHKの番組だったと思うが、そこで綾部曰く無類のカレー好きである又吉は目の前のカレーを一口食べて、スパイシーなんですけど…欧風ですね、と言っていたのが印象に残っていて、僕もほとんどそのまんま言ってしまった。たぶんほんとにそんなかんじだったし。でも悔しかったな、俺はまずいもん、こりゃ口に合うかわかんないなというものでもお店の勧めだったら食べるし珍しそうなものは(料理のメニューになってるくらいのもんなら)勇んで食べにいくから、こりゃだんだん自慢になってきたんだけど結構味をいろんなところから、いや、いろんな味を、隠し味とかになると隠しちゃってるし気を衒いにくるからなかなか当てられないんだけど、まるまるがきいてますね、みたいなことをけっこう気付けるようになってきたと思っていたから、青山ブックセンターでパラ読みした東京の名店みたいな本に載ってた上野精養軒のうめえビーフカレーを食って、スパイシーで、これはうまいカレーだな、ということしかわからなかった時はがっかりした。又吉の感想は、まるっと引用せざるをえなかったところもある。

にしても、あんまり本を読まなかったな今回の療養中は。前回は頭が痛かろうが高熱でだるかろうが村上春樹のスプートニクの恋人に食らいついていた。でもその体験からヒントを得た。だるくてだるくて仕方がない時は、夢を見ているような、脈絡がぱっと見て希薄な物語、なら読めるということだ。それで今回何が見れたんだっけ、というと一度流し読みしたが終盤のデンジ復活からのまさかのマキマの倒し方、からハートフルな結末へ、いやハートフルというか彼は普通をそのまんま描くということに熟達しているのだと思うけど、とりあえず今度劇場版になるにあたってファンからの支持が厚そうな「レゼ編」をあろうことかほぼ覚えていなかったので、ジャンプ+に移籍したおかげで全話が初回無料になっているのを活用して、全部読んだ。面白かった。レゼ編はドラマとしてよくできていた、というかやっぱりところどころは覚えている、キスしてくれたと思ったら舌を噛み切られていて、そこから、みたいなシーンとか、名章を偉大に締めくくるマキマの悪意とか、どうやら僕は前回も夢を見ているようなつもりでこれを読んでいたということらしい。でもだんだん、チェンソーマンを読んでいるとふわーっと、ちゃんと読まなくていいやという気分になってきて、結果気楽に最後まで読み切ることができる。途中で読むのを打ち切ろうとはまずならない。まあそれも一部の最後に、あ、この作者って映画、物語大好きなんだった、と思い出すような綺麗な綺麗なクライマックスが待っているのを既に知っているからでもあるのだろうけど。週刊少年ジャンプを毎週買って、というか月額制の定期購読で読んでいたあたりが一番カオスだったのかな、闇の悪魔と戦うところ。あそこはもう、マキマの強さのスケールを表現しようとしたら一度キャラクターの幅も強さも世界の広さも、見えるところを一度グッと広げたかったのかな、あとはレゼ編のまとまりがあんまりに良かったしそれが反響にも出ていたから気持ちが悪かったのかもしれない、当時追っている時はなんだこりゃと勝手に面白くなくなるんじゃないかと心配していたけど、まあここが面白いのかどうかはいまだに正直よくわからないものとして、しかしやろうとしてやってるカオスなんだということはなんとなく読み取れた気がした。サンタつえー、てかこえー、サンタオメーかよてか怖、クァンシーつよ、何も見たくないおじさんもつよ、え、ビームお前死ぬのか?暴力お前、嘘だろ、いやこれ、どうにかなるんだろうけど流石に人が死にすぎだってばよ、これペイン襲来編とかもどうせ生き返るみたいな読み方してなかったわけだから大変なことだな、カカシ先生はもう帰らぬ人ってことになってたのかなやっぱり、それでいうと釘崎は絶対生きてるけどな、クァンシー死ぬんかい、てかマキマきたーー、最初からそれでええんちゃいますのん、アキも左腕なくなっちゃって、俺はそのあとなんか本誌を追うのをやめてしまったけど、そのあと銃の悪魔との戦闘とデンジの誕生日がくるわけだと考えるとマジでしんどいな、だからといって、ありがたい存在ではあるけど、アオのハコが全部解決してくれるわけじゃないんですよね。この物語のことはこの物語の要素で乗り切るしかない、ってなるとまた苦しいんで、苦しみにライドしてみんなでサーファーになって遊んでる人もいっぱいいますけど、僕はあんまり趣味じゃないんで関係あるんだかないんだかわかんない、考察にもなってない、感想とならギリ言えるくらいの、夢を見ているような文章を書くことになるんだろう。

11:57。午前は丸々寝ていたからか、さらに体調が戻ってきた感じがする。鼻水のキレも良くなってきた。相変わらず無限に製造されているが。丸々寝てたもんなー、と洗面台に立ち思っていると、でも書いたよ、と思ったので、そう書いたんですよ、と鏡に映った僕に向かっていってみた。言われた彼も結構いい気分で昼を迎えようとしているようだった。昨日の調子だとここから日が暮れ、昨日の場合は借りたかった本が借りれず、寒くなってくるとまたいろんなことが心配になってくる。俺はなんだ、結局何やってんだと。昼を前に目覚めたさっき、夢に対して思ったことと似ている。結局なんの夢だったんだ?と思った。あるいは、けっきょくこりゃなんなんだ?とおじさんだか誰だかに声をかけられて目覚めたんだったか。ただ僕はそのあと不安にはならなかった、いや、なったところで大丈夫だった。まわりは暖かかったし、家族も出掛けていて(というか両親は公務員だから今日まで仕事なのかな)、家は昨日と同じように家主不在の状態、健康体の僕がいればそのふりをしてうろちょろ歩いてはなんか食べようとしてやめ、暖房をつけようとしてはやめ、みたいなことをやりながらもおおかたは居心地よさそうに過ごしているところだが、いまいろんなものにベタベタ触れるのも気がひけるということで、僕がたったひとりいるこの家には家主がいない。そんな空気が漂っている。というけれども妹が昨日に引き続き実はいて、昨日に引き続き、いたんかいという感じでいる。物音を立てない、いやそれは体を起こして動く回数が極端に少ないからそう思えるだけで、動き始めるとその辺のコンセントとかみかんの皮とかバナナの皮とかティッシュが転がっててもお構いなしだ。なるべく体に負担がかからないように、どかどか地響きをかき鳴らしてでも彼女は止まらない。そうすることで体調が崩れないようにしているようにも見える。歯科衛生士になるための専門学校に通っていていつも覚えることがたくさんあるように見えるし、模型になんやかんや家で色をつけたり部品をつけたりする課題もよくやっている。おまけにこれはずっと前からだが、筋金入りのK-POPアイドル好きなのでそっちにも金がかかる。さすがに専門学生になってからは親に立て替えてもらう頻度を減らして、かなり学校は忙しそうだけどバイトにも入っている。高校生の時はマリンスタジアムで売店の手伝いをしていたみたいだけど、今はそれしかダメだからなのか歯医者でバイトしている。結構遅くまで、帰りが22時半くらいになることもある。ついこのまえ母にはいしゃってそんなにやってるもんなの?と言われて確かに、と思った。まあ、好きにしてちょうだい。

それにしても今は鼻も楽だ。ようやく自然に、あのまがまがしい粘度の高い鼻水が製造の停止に近づいている予感がある。まあ、ここまできたらさっさとしろなんて野暮なことは言わない。思う存分ここにいればいいんじゃないかと思う。でも俺は外にで始めるけどね、いつもの鼻炎の感じでしれっとバイトにも戻るし、彼女とも出掛け始めるけどね。まあ出掛け先のチョイスはちょっと変わってくるだろうけど、まあもともと正月に浅草とか成田山とか行きたがる人たちではないんだけど。そろそろ店長に連絡するか、大晦日には復帰できると思います!と言ってその通り復帰できそうだ。昨日はだいぶ怪しいなと思っていたが。多分明日の朝一もそうに違いない、だって寒いし暗いからね。まあ、今日も飯まで4時間以上あるし、思いっきり休んだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?