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サンガツ‼︎ 第1話 24320高校排球部

3月一発目の収支計算をやってく。目標は千葉さんの努力について、これを買うための200円を捻出すること。絵が売れないならフワフワさせてる貯金みたいな何かを顕現させればいいじゃない。


「3月は1日分多く働けそうな予感があるので収入を125000円とみよう。41000円、あと4万円貯金も先に引いといて44000円。減りすぎてびっくりするのが貯金天引きのいけないところだな。このへんもうちょっと15000円のところはうまく考えられてた、この15000円はアンタッチャブルなものではなく、人に与えるのにつかうぶんにはいい、みたいな感じで、あとポケットティッシュはないと死ぬから買っていい、みたいな。工夫できる。」

「交通費もあんだ、キチイ。1540×15で23100引きまして、20900円動かせますと。」(『趣味の収支計算』より)


「前半で65時間くらい働ければ後半まるまる入れない週末が2回あるけどなんでもこい!の状態にもっていける!と鼻息を荒くしていたら48時間だった。まずいって、どうみても。」

「4万円貯金から削って生み出したあそび、今月途中に増えたシフトの16000円分、そしてリョートに誘われてった不用品回収バイトの18000円。こいつら全員味方につけて三月に挑みゃなんとかなんじゃねえのか。もともと118時間働ける想定だったんだよなたしか。118時間想定で給料を125000円に見立ててるのが今見返すとどういう計算?という感じだが、最悪このまま48時間×2で3月を終えた場合どのくらい収入が減るか、まあ22〜24時間分ってとこか、25000〜27000円あたりもってかれると。ここで味方の背中や横顔を確かめる、10000円、16000円、18000円。もう後ろ二つ、いや前2つだけで楽勝ですわ。先方、中堅でストレート勝ちみたいなことできる?剣道って。とりあえずあれだな、安心してきた。18000円は変わらず遊びとしてフワフワさせてやれるってことやんな。」

(『フォルツァ、バルサ、俺』より)

とりあえず三月の計算に役立ちそうなのはこのへんか、というかあらかたの計算は済んでいるから今俺が見るべきはその整合性。二月を乗り切るメンタルを確保するために過剰に甘く、あるいは厳しく見積もっている可能性がある。あとは暗算でやってるから計算ミスもよくある。

パソコンで収支計算をやるのは初めてなのでやたらとカチッとさせようとしている。まあとりあえずほっとく。手書きのメモのはじめにある、20900円というのはもともと三月の収入を125000円だと見立てていたときの、あと4万貯金をかっちり3月分は切り崩さずに遂行して、2月分の余剰に助けてもらおう、と考えていたときの「動かせる額」。結局3月はそんなにもらえなそうだから計画が総崩れになりそうでもあるが、3月のシフトが出た時の僕は「動かせる額」のほうには手をつけず、期待していたが勤務できなかった22時間〜24時間分の給与(なんで幅を持たせたんだっけ?)を、2月に3月を助けようと余計に働いた分の給与で相殺する考え方をとっている。118時間働ける想定で収入125000円を見積もっていた以前の僕に疑問を抱いている様がこの22〜24(多めに差し引いておこうかな、でもあんまり給与を低く見積りすぎるのもな)という書き方に表れている。

で、多分125000円で見積もってるのは問題ないと思う。これは100時間働いた月の給与が10万7000円だったことを基点として算出されていて、たとえば2月はもともと110時間働けそうだったのでシンプルに1万円を加算、3月はそれより1日分、つまり8時間多く入れそうな予感があったのでここに至ったのである。そもそも100時間働いた月の残業時間が1時間半を超えていたりと通例より随分長いので基準点にするのはどうかというのもあるが、それをいったら10時間増えるので1万円プラス、8時間増えるので8000円プラスも時給1130円からして随分控えめである。担う社会保険料が同時に少し引き上がっていくことを鑑みても控えめすぎる。そのへんは今度もっと追い詰められたら深掘りしてもいい。とりあえず今はそこに手をつけるほどではない。

あとは4万円貯金について触れなくてはならない。引用部分を書いた当初は4万円はきっかり貯金するもので、あまりにも苦しかったら1万円切り崩そうというスタンスだった。これはのちに導入された「毎月あそび制」によって変容を遂げている。具体的には「3万円プラスふわふわさせとく1万円」で4万円とした。なにもこれはハナから1万円を予算に組み込んでラクになったねということではなく、各予算からはみ出た足だったり、突発的な出会いを迎合する、またそのときの出足を少しでも早めるための施策であった。ぶっちゃけ200円のマガジンだったらこの枠に放り投げて、まだ3月は始まったばかり!どうにでもなる!としてもいいのだが一度立ち止まって便宜を整えて置きたかったのだろう。その証拠にたった200円、それも博打ではない千葉さんの、千葉さん自身がアツいといっている文章だ、それでもどうしよっかなーどうしよっかなーと4日間くらい買わずにいる。ひとつには、今月すでに一つ記事を買っているからだろう。坂口恭平との3日間2。とりあえずこれを先に買って、残りは後で考えようと思ったのを覚えている。

さっき働けなかった分と2月余計に稼いだ分を相殺して、と言ったが、まさしくこの部分の扱いについて悩んでいる。2月余計に稼いだ分にあたるのはなんか突然タイキくんが辞めちゃってシフトが増えた分の16000円(二日間フルタイム)と、リョートに誘われて不用品回収に勤しんだ日の18000円(でかすぎる)。もうひとつ、先頭に書いてあるこの1万円というのは2月の「あそび」。これはちゃんと2月の貯金に組み込んでやったほうがいい。3月は3月で1万円が降りるのだから。しかしそこに僕は納得がいっていないのだろう。あそびというのをもっと、最後の砦のようにみたがっている。つまりこうすればいいのか、あそびの1万円を相殺に使うから訳がわからなくなる、16000円と18000円を、減った分の22時間分でいいんだったな(118−48×2)、これとガチンコでたたかわせればいい。引き算をめんどくさがるんじゃない。で、減る分もざっくりでいい、いや減る分はドライに見るべきか、10時間増えたらプラス1万円だけど10時間減ったら1130×10、バカみたいだがそうするか?まあいいや、1130×22で24860円見立てより給与が下がった。これを戦わせて、36000-24860だから11140円、これが3月の助太刀枠だ。あそびの1万円はまた別として考える。

あと交通費の扱いにも悩んだ、勤務日が減ってるのに交通費はその分さげて計算し直さなくていいのかと。なんかさっきそれはしなくていいとなったはずだ。

いやだめか。ストーブにあたりながらぼーっと考えていた。減った分の給料はきっちり勘定に入れてるのに、「死体蹴り」みたいに15日分の交通費を引くのは酷だ。というか引きすぎだよな普通に。1540円、今日お前Aチームでやれ。これにてスカッドの戦闘力が20900+1540で22440まで回復。いいんだよね?減った給与は計算済みだし、交通費は実費で出るからいっちゃえばほぼプラマイゼロだけど(浮かせた分とちょっと寄り道した分でこれも相殺されているとみることにしている)、いつも給料、クレカの引き落としそれぞれに組み込むことにしてる。

するとここでようやく手書きのメモに戻ってくることができる。22440+11140に書き換える。

さあ改訂完了。さあ改訂完了というのは途中まで僕の好きな言葉さあ書いていこうとおんなじ打ち方をするので肌に合っているのかもしれない。という詭弁。トイレ。

疲れたな、昼飯食いたい。父がまだ映画を見ている、休みの日に妹が家にいればだいたい父が3人分まとめて飯を作ってくれる。とりあえず父の映画が終わるまでは書いていようかな、さきに腹が減ってしょうがなくなったら作っちゃおうかな、いやつくろうかな、書く気分でもなくなってきたな。これはさっさと完成させたいけど。不思議なことに収支計算も書きたいとこまで書くと10枚そこそこにおさまるのだ、どれだけ細かく計算するにしてもここまでな、ってラインを常日頃から意識してるから日記のつもりでなくともちょうどよく思えるのかも。ここでは1000字ぶんくらいコピペなので、右上の字数カンターをあてにするなら5000字程度まで書くイメージで。

18580円、に3月のあそび1万円がこれから僕の使えるお金。ちょっと、心もとないですよね?安心してください、まだあるんです。2月分の給与がね、思ってたより多かったんですよ。二日分増えたにしても増えすぎだというくらい。もともと2月の勤務時間を110時間ほどと僕が見積もっていたのは有名な話です、100時間で10万7000円をベースとして、だから11万7000円と給与をみていた。その後まるまる二日分シフトが増えているじゃないかと16000円の臨時収入を喜んだ話も何度したかわからない。ここまでで126時間2月は働くことが決まり、しゃーねえやったるかと息巻いて月の後半を乗り切った。ところがどうだ、いやところがではない、とにかく二月の最後に今月も頑張ったなと勤務時間を見返して思ったよりちょっと多かったりしないかな、というより少なかったりしないよね?と恐る恐る、しかし口角の具合は変えずに勤務実績を確認してみると131時間。多ない?いやそれより先にえっ?がきた。それから多いよな?増えた分を時間で見ることはしていなかったけど、それにしてもと。


「以前の計算は勤務時間を110時間ほどと見込んで行われたものだったが、実際には112時間だった。月の前半、55時間だと思っていたところが最終日に54時間だったことに気がつき喜びながら落ち込んだが、月の後半は寝起きで57時間だと思っていたところが58時間だった。」(『趣味の収支計算』より)


残念な文献が見つかった。110時間ではなく僕は112時間と途中で見直していた。へそくりのスケールが縮む。ここでの2000円を僕は「2月のあそび」の回復に使っているのだが、結局のところどうなったんだっけ。あとあそび枠を回復させるという発想がなんとも貯金に意識の向きすぎたものであるような気もする。

ちょっと一通り112時間として以降の計算を確認してきたんですが、やっぱり遊び枠が1万円ちょっとにまで回復したのをいいことに、あとは特に触らず今月は足を出さずにまるごと4万貯金できましたよ、としようとしてた。いっそそこはそれでいいことにしよう。2月は2月だ。ただ今度は金額の方でみていくと、11万7000円に2000円プラスで11万9000円と見ていたところにまるまる二日が降ってきて、プラス16000円の135000円。これがどうも、まあ俺が勤務時間に対する給料を低く見積りすぎているからなんだろうけど、以前のデータと食い違う。12月支払い分、つまり11月働いた分として僕は143435もらっている。いやまて、しかしこの月は18日も働いてるな。2月は、17日やないかい。よう頑張ったな15日くらいかと思ってた勝手に。2月の方が1時間多く働いていて、残業は同じくらい。少し二月の方が多い。交通費まるまる1日分さし引かずに、まあ400円くらい引いとこうか。すると14万3000円ほど、2月はもらえることになる。先の135000円となんでこんなに違うんだ、月末の俺は1日分多いじゃん!やったーと舞い上がってたがそんなことがあるのか。ここの検証だけして今日は終わり。いくら今月は使えるのか、すでに確定している、手書きで記載した予定の他に。

わっかんねえ。まあいいか一発目だし、先月何回計算したと思ってんだ。プレ収支計算すら改訂してたから。好きなんです。良かったね。ということで。そうそう、もひとつわすれちゃいけないのが実は前もって増えてることに気がついてた2時間分ね。あれはすでに2月分のあそびに加入してしまったので、俺はまだバレてないダイヤの原石を発掘して帰るしかないのです。つまりさっき差し引かなきゃならなかったのは1日分の交通費だけでなく、2時間分の給料きっかり見とこうか、2260円。これを8000円から差し引いて5740円。いつぞやの晩に頭の中で計算した時も5000円台に落ち着いた気がするからこんなもんなんだろ。まるまる1日分に達さなくなった途端にまだバレてないへそくりとして考えていいような気がしてくる。従おう。さあフィナーレへ。

18580円、まだ心もとない彼も、独りではないのなら。5740円、俺にトス持ってこい!24320高校排球部、設立。影山と日向の戦闘力でいったら反対だけど、ここは24320高校なんで。同じく仙台にはあります。仙台市なんだっけ烏野って?

〜エピローグ〜
すでに使った金額、地元のカフェで2600円、ダイチャリ770円。3370円。もともと「動かせる額」としていた2万円を週末4回に分配するイメージでいたので、1週目で1600円浮いたとみてもいい。あと千葉さんのマガジン、坂口恭平との三日間を200円で買った。この1600円はひとまずふわふわさせといた方がいいとの直感に従って、マガジンの方は本代の2500円から引くことにしようかなー。それもなんか、でけえ本買いづらくなってやだなーという気もするけど。ひとまずは単に24320−3370で20950円動かせる。うち1万5000円は、週末、週中にレミちゃんと遊ぶ際にパーっと使っちゃってよい。ふわふわしてんのが5950円。お前だって独りじゃない。冴子姉さん率いる烏野応援団、ならぬ3月のあそび、1万円応援団が後ろについてるぜ!!!ノヤとみるのもいい、背中は俺が守ってやるぜ。烏野には俺あり、っすから。

とりあえず本代は月初めに予算として確保しつつ、なんつーか別レイヤーとして捉えていきたい。「目安」の極致というかね。と前々から思っていたのでここにメモっておく。うん、ほんならマガジンも本代から引いとくか、オーバーにビビらないでよし。あそびの1万円って、つまり俺にとっちゃ「経費で落ちる」枠なわけで、とすりゃそんなもん半分以上は本に使ってやりたいじゃんね。さ、買います努力について。


【お詫びと訂正】
110時間ではなく112時間だった分の2000円を重複して勘定していたようです。つきましては、24320高校は26320大学附属高校に改名、5740円は8000円に、ふわふわしてるが独りじゃない、「俺はとべます!」枠は7950円にパワーアップします。大変ありがたいです。

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