オハイオございます

オハイオございます!蘇我に着く。千葉駅で乗り換えだから荷物棚に悩んだすえ置いたスーツとPCケースをそのときは回収しなくてはならない。端っこの席が空いたので座る。あんまりに誰も座らないから、荷物を取り忘れる心配は増しそうだったけど、このあと座れなそうだし。落ちてこないよなー。タイムツリー、僕の使っているスケジュール帳のアプリに入れとこうかな、3分後に。荷物取るって。そのくらいバカみたいなことを記録しとくこともけっこうある。ここまでスパンの短いなかでやったことはないが。まあ、いまスケールが小さい、と書こうとして全然そんなことはないな、忘れたらおしまいだしな、と書き直した。

右上をチラチラ見てやりながら、せっかく座れたのだし書き進める。ここではそうだな、600字ちょっとまで書ければいいんじゃないかな。千葉駅で乗り換えてから、ずっと持っていられるかなこれ。重いんだよ。編集用に彼女のパソコンを借りて、ただYouTubeとかにいったんアップロードするのなら僕のMacBook Proのほうが速いはずなのでそれも持っとく。今日の午後、バイトが終わった後に仕上げの作業をやろうと思っているのでこいつがいてくれると心強い。その一方で、そういえば今日に限っては別にこいつ必須じゃないな。めっちゃ重いしそれを知っていれば持ってくるか悩んだろうな、と気づいた。とりあえずそろそろ立っとくか。で、荷物下ろしとこう。ほら600字、優秀な平衡感覚。

座れたし空いてる。6:26、yahoo乗り換え案内はここでも一本遅い電車に乗せるつもりでいたようで、10分の遅刻が5分弱に縮んだ。朝の支度が間に合わなかったので今日はもう遅刻でいいと腹を括ったのだった。というのも昨日は遅くまで、まあ0時半くらいなんだけど、タケトの結婚式の余興ムービーを編集していて、その中途上映会が昨晩予定されていたため、僕としても編集は全然完成していなかったけれどここで一度区切りをつけることは有益だと思って、全員分のメッセージすら組み込めていないけれどデータを書き出して、みんなにだけ見てもらえるようにYouTubeに限定公開した。信じられないくらい褒められた、というか喜んでくれた。僕の仕事を褒めてくれたのもそうだけど、自分たちが右も左もわからず、これは僕のわがままでもあるのだが「僕の動画」にはしたくなかったので、ほんとうになんの指示も出さず、ただお前らが一番タケトに伝えたいことを30秒目安で送ってくれと依頼して、撮った素材が人に見せられるような形になってくれるのか不安だったはずだ、そこからひとまず、最悪の事態は免れた、というような安堵を皆は覚えて、ようやく生きた心地を感じられることにきっと喜んでいたのだ。僕もすごく安心した。ヒナタとムツミ、なんならこの企画のリーダーのミネタのメッセージを差し込めていないし、テロップをつけたいところにも一切つけられていないのだが、それでもみんな、感動ものだこれは、ありがとう、と言ってくれた。久しぶりにあんなに人に喜んでもらったな、というか友達に、か。レミちゃんは死力を尽くせばなんでも喜んでくれる、は言い過ぎだがなんとなくこう僕も相方としての振る舞いが板についてきたのか、あまりやらされ仕事をしている感覚はなく、かといってあなたの喜びが、すべて僕の喜びです、と身を削りまくっているわけでもなく、ここは、というか大抵のことは彼女の好みに任せよう、俺の思っている以上にみんなは考えている、考えようとしていて気を遣っているのだ、と意識してみて、最近は特に考えるより先に流される、現場レベルでは能動より受動、俺が欲望を最速で示していくのはこの本屋行きたい!この居酒屋うまそう!と企画、LINEでの前日の会話の段階においてのみだ、でいい、とかじゃない、それでいってみる、ということにしている。てかそうなった。俺の体を楽にしつつ、今のところ全部を埋め尽くせてはいないけれど、楽しいことだけをできるようにセッティングしていこうと体を動かしていたら、そうなった。

次新小岩か。びっくりした。早い。やっぱ快速ははえーな!そして今日の文量のなかなかに良いペースで伸びていっている。荷物だなはいい具合に気にできている。書く手が、流れが澱むことはない。あんまり。ただやっぱり落ちてこないか心配だな、どちらかといえば。もう人目を気にせず、気にしてはいるがまあいいや、ということで時折り首から上をぐりんぐりん動かして荷物を目視している。左上。僕からはスーツケースしかみえない。キャリーバッグと呼ばれる直方体の固い入れ物ではなくて、ハンガーの部分が収納でき、持ち手の役割も果たすような、二つ折りにするとカバンっぽい形になってくれる布製のふくろ。黒い。その上に重しをするかのようにMacBook Proと Airが底を重ねる形で一緒に入ったケースがある。これまた黒くて布っぽい素材だが、なんというのだろうこちらは。スーツの方は不織布だな。パソコンのほうはよく見る、ツルツルした、何に使われるものだといえるだろう、とにかくよく見るやつだ。若干の艶がある。頑丈だが廉価の部類に入るであろう素材。新小岩で乗り換え忘れたから錦糸町から戻ってくることにする。まあ案外変わらない。乗り換え忘れたときは焦ったけど、遅刻はすでに確定しているなかでだからね、確定してなかったらもっと焦ってるのかもしれない。さて、立ち上がりますか。ここまで荷物棚で大人しくしてくれたのだから、あとは俺が頑張る番だ。ずっと座れたし。よっしゃいこう。

寒。また乗り換え案内を開いて、なんだ変わらないじゃない、こっちの方が早いかもよ、いやそうでもないな結構待つな、ときて今座って下りの電車を待っている。あと3分。7:00ってそういえば勤務開始の時間だな。ついこの前から仕事関係の連絡はslackでやろうと偉い人たちが動き始めたっぽいので、slackで送ってみた。シンヤさんやアコーさんはともかく、ミホさんだぜ?とは思いつつ、ふざけ半分で、文面はふざけずに送った。やっと電車に乗れた。文量は2500字を超えた。うん、今日は昼休憩もないけれど、編集作業が流れにノッてきた今はさきにそっちをやりたい。このくらい書けていれば日記は後回しにしても大丈夫そうで安心。安心をひとつずつ見つけていく。これはつくっていくというよりある場所の存在に気づいて、そこにいられるように事務をやるというイメージかな。創造というよりはマインドセット。

休憩中いままでにないタイミングで書いている。隣にタイピング音が響かないようにも書いている。四年生のお別れ会が開かれるまで4時間ちょっと、僕は25歳。ミホさんからType-Cの充電器を貸してもらって、暑くなってしまったマックブックを冷やしながら充電している。僕の働いているカフェ。僕は退勤後、12時に退勤した。シンヤさんにはごめん、めっちゃ時間あるねと謝られたがこっちは編集が終わらないので助かる。むしろ今日がお別れ会だけでなくなったことに感謝している。19時から焼肉を食いに東京に出る、あとはフリーの日。僕の過ごした今日よりも編集は捗っていなかったんじゃないか。昨日だって、もっと取り掛かりが遅れてみんなに見せられるような状態にもっていけなかったかもしれない。忙しい時ほど仕事をすべし、都の教訓が得られそうにも見えるが多分違う、忙しい時は時間を区切れ、無条件ではやる気が起きないようなやらされ仕事であれば、僕の手元足下にてこのような原理で力を加えてくれる、装置をこそ作れ。意識して。

帰ってます。充電器を取りに帰るのです。なにをやってんだおれ、という感じの思考はもうやりおえました。腹が減ったから家で何か食ってきたほうがよさそうだ、このあと焼肉食べ放題なのに。そんなのは関係ない、使うお金は決まっているのだしもったいないとかない。焼肉屋につくまでもたなきゃ意味がない。倒れちまう。ただ食ってる暇などないかもしれない。あんまり長くは遅れたくない。今から帰って家に着いて18時過ぎ、もう一度駅に戻って18:20の電車にギリギリ乗りたいのだ。急げば楽勝だがあれもこれもとやっている余裕はない。冷凍のご飯をあっため直して椅子に座って食っている暇はないということだ。これが俺の、誰にも迷惑をかけない腹ごしらえ。冷蔵庫の食材を減らさない。こういうときパンやお菓子を食べてもあんまりお腹の調子は良くならない。米がいい。うどんでもだめなのかもしれない。ラーメンは、それはそれでいいが、こんなものらは食っていられない。ただ暇つぶしにはなる。とにかく暇だった、ここまで。かといって6000字も8000字も書く気にはならなかった。帰り道はわからないが。とりあえず、最寄り駅に着くまでに今日の分は仕上がるだろう。もうすぐ隣の駅に着くが、そこからさらに5分ある。今着いてもらっても一向に構わない。その場合はむこうへ戻る道の途中で書き終えることになる。またしばらく書き始めないと思う。前の席が空いた。右前のおばあちゃんが物欲しそうな顔をした気がした、わかりやすく体の向きを開いたが、おばあちゃんは動こうとしなかったので、2秒くらい空気を読んでいた女性がそこに座った。僕は開いた体を、もとの位置に戻すのすら間に合わなかった。座れるなら座りたかった。だけどまあ隣の駅。足は、そこまで疲れていないが体がだるいし眠いので座りたい。腹が減っている。今ある色々なだるさはそれひとつがさまざまに表面化したものでしかない。腹が減った。いい匂いがする。ごま油の香り。僕のコートの匂いかもしれない。しばらくクリーニングに出していないし、リセッシュも家にないからしていない。リセッシュをすればもうちょっと、靴が臭くなるのも遅らせることができるのだろうか。

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