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Little Warrior Ran in Padova -Padova vs Verona 4 -

試合に負けた直後の表情は見えませんでしたが、手を伸ばしたら届きそうだった勝ちがその手からこぼれ落ちる瞬間はきっと何度も経験しても慣れるものではないと思います。

2020年2月にここで祐希くんのTrentino戦で同じようにフルセット負けの試合だったことを試合観戦中に思い出しました。できればその記憶を上書きしてくれたらと思いましたが、まあ、そう上手くはいかないもので。

でも最後の瞬間まで勝ちの分からない痺れる試合が見れたことに感謝です。生で試合を見れるチャンスはやはりイタリアで戦ってる間は少ないので、そういうタイミングに出会えた全てに感謝したいなと思ってます。

次は勝つ試合を見たいなとは思ってますので、どうチャンスを増やすかを必死で考えます。(藍くんにフォーカスすると見た試合は2敗でしたから)

ニュースでも紹介されていましたが、試合終了後の藍くんは藤原くん(Veronaに中央大から派遣されている練習生)とお話ししたあと、取材を受けてから、たくさん待っているファンの一人一人に対応をしていました。私は途中で帰っちゃったんですけど、最後の最後まで対応されていたようです。藍くんはファンに対して本当に誠実に対応する選手だと感じました。これからさらにファンが増えていけば難しくなる日も来るかもしれませんが、できる限り対応したいという気持ちはずっと変わらないんじゃないかな?と。

藤原くんは京都出身で高校時代は京都の予選でネットを挟んで戦う間柄で個人的にも距離が近かったのでしょうね。藍くんも名前で呼んでましたし。そういう選手とイタリアで別々のチームのメンバーとして再開するというのは素敵な偶然ですね。藤原くんも藍くんの活躍ぶりを目の当たりにして何か感じることがあったのではないかとトシキさんのブログを読んで感じました。

トシキサンのブログはこちら↓


彼が「Little Warrior」と呼ばれる理由は現地でその姿を見れば実感できます。大男に囲まれながらも、そのスキルの高さを活かしたプレーでチームを引っ張っていく姿や諦めずにボールを追う姿は今まで見た選手とは違う何かを感じさせてくれるのでしょう、きっと。苦手としてたブロックの進化ぶりも試合の中で見ることができました。

彼がまだ21歳という若いプレイヤーであることを忘れるくらいに、コートに立っている藍くんからは貫禄すら感じる瞬間がありました。たった1.5シーズンで彼はPadovaになくてはならない中心選手になりましたね。一気に成長の階段を駆け上がっている印象です。

本当にかっこよかったですよ。
この日、この試合を見にきてよかった。

そして、彼が来シーズン、別のチームで戦うのだとしてもイタリアを選ぶのであれば私もその試合を見に来たいと強く思って帰って来ました。目を離すのが惜しいくらいの急成長を現地で実感したいと思います。

ありがとう。
ここに私を連れてきてくれた全てのものに感謝します。
ありがとう、藍くん。
練習見学も含めてずっとずっと楽しい時間を過ごすことができました。

あと2つ。
悔いのない戦いができますように。
小さな画面を通して全力応援します。

そしてこの旅の中で再会できた方々、初めてお会いできた方々、やっとリアルでお会いできた方々、ありがとうございました。そういう出会いも彼らがもたらしてくれたものだと思うと本当に感謝しかありません。

私も次の旅に出るための準備を始めようと思います。





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