見出し画像

1年間で短答60点上げるまで〜全体的な部分〜


0.はじめに
どうも、司法です。ご覧いただきありがとうございます!本noteが皆さんのお役に立てれば幸いです。
今回は、令和4年予備試験論文(不)合格発表後、令和5年予備試験短答本番に至るまでの勉強方法(全体的な部分)を書こうかなと思います。なお、あくまで個人の体験であり、全ての人に当てはまるものではないことはご承知おき下さい。

1.令和4年と令和5年の短答の点数比較
科目別の詳細な点数は記載しませんが、点数・順位の変化は、以下のような感じです。
法律科目(R4)141→(R5)170点台後半
一般教養(R4)18→(R5)40点台
合計(R4)159→(R5)220点台
順位(R4)2719位→(R5)10位台
法律科目だけだと40点弱プラスという事で、全体の上昇分からすると2/3程度ですが、それでも我ながら相当頑張ったかなと思っています。以下では、(1)R5短答の感想、(2)短答専用の対策期間、(3)その期間中の勉強方法の全体に共通する部分、の3つと、短答対策にオススメの各科目の基本書(タテ3部分)を記します。科目別の勉強方法は、本noteが長くなりすぎてしまうため、また別に書こうと思います。なお、R4までの短答の勉強については以下の記事を参照なさってください。

2.具体的な内容
(1)まず、R5短答の全体的な感想ですが、傾向は少しずつ変わってきているのかな、と思います。「過去問では(あまり)出してないけど、理解してれば正解は導けるよね」という問題が増えたように感じています。この傾向からすると、過去問を重視することに加えて、過去問で問われた知識の周辺知識や、「当然の前提」のような部分を押さえることについてもしっかり取り組む必要がありますね。私は、偶然にも後二者を意識した対策をしていましたので点数が取れましたが、過去問だけを単純にまわす、という事だけをやっていたらR4とあまり変わらない点数だったでしょう。
ここで少し余談です。短答では、2つまでは絞ったけど、1つまでは絞りきれない!という場面が多いですよね。そしてこの場合には、テキトーに選ぶのではなく、合ってると思った方を選ぶのが良い、ということが言われます。私もこれを信じて本番、最後1個だけ肢を切るという場面では、「こっちが合ってる!」と思った方を選択し回答しました。その結果は、次の通りです。(R4)17問中3問正解、(R5)9問中2問正解。リーガルマインドが大事なことがよくわかりますね!笑 以上、余談でした!
(2)次に、短答専用の対策の期間についてですが、私はR5短答については、直前2ヶ月を除き、短答専用の対策を全くしませんでした。令和4年論文(不)合格発表後、基本的には、アガルートの論証に書いてあることを本当の意味で理解できているのか、キーワードを覚えただけで理解した気になっているのではないか、をずっと確認していました(そして案の定、全然理解は出来ていませんでしたし、現在も勉強を続けている状態です)。今振り返ると、その過程が、実質的に短答対策にもなっていたのでしょうが、少なくとも当時は、論文対策のためにやってるとしか思っていませんでした。論文対策についてはまた別途noteを書こうと考えています。
(3)以上を前提とした上で、直前2ヶ月の短答対策において、全科目で意識していたことを書きます。
R4短答までの対策と異なり、分からない所は飛ばさずに短答解説を聞いて、ちゃんと条文読んで、必要であれば総合講義も聞いて、それでも分からなければ、基本書(下記タテ3)をも見て、という事を徹底しました。そして、このサイクルをやっていると、「当たり前」が増えてきます。そして当たり前になった知識は短期間(少なくとも2ヶ月)では抜けないものなので、自然と問題が解けるようになってましたね。
そして、「当たり前」を増やす、の一環かも知れませんが、過去問で間違えたところについて、間違えた所ノートを作って空き時間には条文とこれを周回する、という事もやっていました。間違えたところノートに反対なさる方もいらっしゃいますが、私には合っていました。R4〜R5にかけては、過去問は1周しかしていませんが、この間違えたところノートはとんでもない回数をまわしました(具体的には、起きたとき1周、過去問解くのがひと段落するたびに1周、昼ごはん食べ終わり次第1周、午後2周以上、寝る前1周、という具合です。これを直前2ヶ月毎日やるわけですので、相当な回数になります。)。また、ノートをまわすときは、必ず条文(デイリー六法)もセットにしていましたので、ピーク時は主要な条文番号と内容も暗記していました。やりすぎですね、明らかに。ただR4で最低点を取ったこともあって、「ここは手を抜けば確実に落ちる」と考えていたので、やりすぎと分かっていても止まりませんでした。
以上が、短答対策の全体像です。少しだけイメージをお持ちいただけましたでしょうか?次回は各科目について書いていこうと思います。おそらく次回は科目別の勉強方法をまとめて書くことになると思います。やや長くなりそうですが、頑張って書きます!
3.最後に、おまけ程度ではありますが、オススメの基本書を載せておきます(括弧内のものは、短答時に使ってはいなかったが、後から見ると短答対策に活きそう、と思ったものです)。アガルートの講座を使ってもなお分かりきらない(わかりにくい)ところがある際に辞書的に使っていました。参考になれば幸いです。

六法:デイリー六法
憲法:(判例プラクティス憲法)
行政法:基本行政法
民法:(内田先生のシリーズ)
商法:田中亘先生の会社法
民訴法:瀬木比呂志先生の民事訴訟法
刑法:(基本刑法)
刑事訴訟法:基本刑事訴訟法Ⅰ、川出先生の判例講座

今回のnoteは以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました!また次のnoteでお会いしましょう!それでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?