026 橘逝去

セリ

2024年7月8日 23:18

どんなに悲しくても辛くても
時間の流れは止まらないし
必ず朝はやってきます。

1021.12 親王鎮魂墓出陣&橘逝去

12月になりました。
前月の大江山出陣から、日ノ崎家は
どことなく明るさを失っています。
降り積もる雪の白さの所為かもしれないし
笑顔の無い重苦しい空気の所為かも
しれませんね。

前回、大江山にて朱点を討ちました。
しかしその中から現れた黄川人によって
真実が告げられ、呪いは解けないまま。
一族の戦いはまだ終わらないのだと
誰もが思い知らされました。

ここからが、俺屍の後半戦です。

皆には立ち直って欲しいけれど、
それには時間が必要ですね。

橘と宰牙の訓練成果を聞きましょう。
戦いに赴いた家族たちを待ちながら、
仲良く訓練していたのかな。

上げてきましたねェェ！！え、凄。
やるじゃん橘！さすがお兄ちゃん…。
体を中心に鍛えてくれたようです。
宰牙も頑張ったみたいだね！

鳥居千万宮が討伐強化月間に入ったよう。
ですが、今回は見送りかな。
大江山越え後は、鬼達が強化されて
新しい大将も出現するようになります。
今までのように出陣して挑んでたら
ボコボコにされる未来しか無い。
今後の出陣計画は更に慎重に細かく
練っていきましょう。

そして、今月は橘の最後の月です。
こうならない為に頑張ったのにね……。
どんな思いで待っていてくれたのか。

「お前らが欠ける事無く、無事に
帰ってきてくれて本当に良かった」って
妹達に振り回されていた頃みたいに、
いつもみたいに、笑っているんだろう。
橘……忠心100じゃん……。
お前ってやつは……。

今月は新たに出現した迷宮の内の一つ、
親王鎮魂墓へ行こうと思います。
大江山での朱点討伐後に確定で現れる
連続赤火を利用して、新しい職業である
大筒士の指南書が欲しいのでな！
ただ、前述の通り敵のパワーアップが
怖いので慎重に進んでいきます。

という事で、今月も宰牙の訓練は
橘がつけてあげてください。
前月から引き続き、宰牙をお願いします。
待たせてばかりでごめんね。

初陣を経た蓮華の術の修得状況です。
優秀、の一言。
橘ァァ！！お前の娘は天才だぞォォ！！

漢方飲んで……。いっぱい飲んで……。
こうしてみると大所帯だね。
一年後には、半数がいなくなって
新しい顔触れが並んでいるのでしょう。
本当に憎たらしい呪いです。

仁那の忠心がガッツリ下がってたので
また茶器をあげました。
いつもと違って、言葉から感情が
抜け落ちているように感じます。

多分だけど、仁那は出陣したくないん
じゃないかな。
一族達は数値を見てる訳じゃないし
ゲームシステムも知らない訳だけど
何となく今月で橘とお別れになるのだと
肌で感じ取っていそうだから、
仁那は橘の側にいたいんだと思う。
理想としては、今月織姫の交神をして
残りの家族達を橘と居させてあげるのが
良かったんだと思うんですよ。

でも、織姫はそうしないだろうと
思ったので。
ここで親王鎮魂墓へ出陣しました。　

生まれてからずっと、今の家族を救う為に
朱点討伐計画を考えて戦って戦って
そうして迎えた大江山での戦いで
一族の現状を変えられず。
呪いは解けないまま。
未知の迷宮が現れて敵まで強くなって。

だから、これからの家族の為に
少しでも新しい迷宮の情報を集め
敵と戦い力量を調べて後世へ繋ぐ事へ
思考を切り替えたんだと思います。
自らを含めた今の家族を諦める道を
受け入れて次へ進む事を。
効率のいい行動を取る事を選んだのだと。

でもそれは。
一族の当主様としては正解なのかも
しれませんが、仁那の目にはあまりにも
冷血な行動に映ったのでしょう。
自分達が救えなかった、弱っていく兄を
尻目に淡々と出撃準備を整えて
戦いに行く織姫の姿が、あまりにも。

「……橘が、お兄ちゃんが……、もう、
し、……死んじゃうかも、しれないのに、
それでもあんたは戦いに行くって訳…？」

織姫だって、何とも思ってない訳じゃ
無いと思うんだよ！！
だってこの子家族の事大好きだもん！！
地獄の大ボスラッシュ計画を実行して
朱点討伐までに家族を鍛え続けたのも
皆で一緒に生きる未来の為だったもん！！
でもこの子泣けないんですよ！！！
当主だから！！！！自分が当主だから、
絶望している暇なんてないから、
日ノ崎家を導かないといけないから、
泣かないんじゃなくて泣けないの……。
お兄ちゃんに縋り付いて、
「死なないで」って言えないのよォ……。

うわぁぁぁぁ空気が重いよぉぉぉぉ！！！
橘が元気でいてくれないと
妹達の調子が狂っちゃうよぉぉぉぉ！！！