【人生二度目の料理修行】切干し大根の煮物は本当に顆粒だし要らずだった話
面倒くさがりの私は、常日頃から和風の顆粒だしのお世話になってい
る。
なので、我が家の和食はいつも同じ味付け、風味になっているはずだ。
マンネリ化しているのはじゅうじゅう承知なのだが、
毎回昆布や煮干しやかつお節で丁寧にだしを取るのが、どうにも性に合わず苦手なのだ。
新婚当時はちゃんとやっていた。
だが、長続きしなかった。
ほんの少しの煮出しの時間差で風味が変わるし、昆布や煮干しのコスパも良くない。
保存料無添加の天然だしパックもしかりである。
その点、味の素の「ほんだし」を使うと一発で味が決まるし、さじ加減だけでだしの濃度が調節できる。
まことに便利である。
そんな中、家庭料理の王道である切干し大根の煮物に、
だし汁を使わないレシピを近ごろ散見するようになったのだ。
「だし汁を使わない煮物なんて美味しい訳がない!」
と、最初は試してみる気にもならなかったのだが、
たびたびダシ要らず切干しをみかけると、さすがにちょっと作ってみたい衝動に駆られる。
すると、和田明日香さんのレシピにいわゆるだし汁ではなく、かつお節パック一袋を使うやり方をみつけた。
「お~、いつものほんだし味ではない煮物ができるかも!」
と、さっそく作ってみた。
和田明日香レシピはなんと戻し汁も捨てずに使うのだ。
その通り作ってみた。
旨い。旨いではないか。
かつお節を使ったのでいつもと違う。
香りが立っている。
魚臭くない。
しかも、いつものほんだしではない。
これは良い。
また新しいレシピが増えた。