発作性上室頻拍でカテーテルアブレーションを受けた話2


アブレーション終了

ストレッチャーで病棟に戻ります。時間は11時頃で、治療は2時間かかったようでした。
移動中、昼食から再開できるとのことでご飯食べますか?と聞かれて「お願いします」って即答しました笑 お腹は空きます。
一応トートバッグにスプーン、ストロー、紙コップ、お水などあらかじめ入れておいて、テーブルに用意しておきました。


一斉に病棟看護師さん集合、ベッド移動してもらいました。
穿刺した側の右足は7時間絶対安静、膝を動かしてはいけませんとのこと。
念の為右下肢を拘束をしてもらうことにしました。
看護師さんにお水、ストロー、スマホ、Kindle、コンタクトなど色々取ってもらい寝たままコンタクトをつけます笑
口の中は酸素マスクしていたので乾燥がひどくてガサガサでしたし、お水が飲めるだけありがたかったです。


術後7時間安静

昼食

術後1時間の検温が終了して、テーブルにご飯を持ってきてもらいました。てっきり仰臥位食(主食はおにぎり、おかずは串つきにする等寝たままでも食べやすいご飯)かと思いきや、主食のみおにぎりでおかずはそのまま、まさかのお味噌汁つきでした。
スプーンでなんとか食べきりました。お味噌汁はごめんなさいしましたが。朝食だけ禁食、昼はほぼ完食したので点滴もいらないんじゃないかってくらい元気です。

食後もウトウトしていてあっという間に過ぎました。
問題は13時〜18:30までの残り5時間半でした。動けず腰、頭が痛くなり、頭もぼんやりするからKindleも読めない。
左下肢を曲げて少しだけ腰上げしたり・・・(勝手にやっていますが、念の為看護師さんには確認したほうがいいです笑)
※自己責任でやっております!!

体勢がつらくなる

16時頃
看護師さんが様子を見にきてくれ、腰が辛いことを相談。「できれば仰向けを続ける必要がありますが・・・小さな枕を入れてみますか?」と提案してもらいバスタオルをもらって、体の下に入れてもらいます。だいぶ違います。看護師さんの存在がありがたいです・・・

そして実は帰室から今まで全裸+おむつ+バスタオル+布団でした笑
まだ安静解除にならないので寝衣の上を前からかぶる形で羽織らせてもらいます。
男性看護師さんに輸液ポンプアラームを止めてもらうときには、割と恥ずかしかったです・・
カテ室で先生に全裸おむつ見られたことは、なんとも無いのに。
あと右鼠径の痛みはあまり感じませんでした。まだ圧迫固定中です。

安静解除と離床!

夜勤さんに交代
18:30には安静解除です!頑張りましょう!と励ましてもらい・・・
時間になったら創部圧迫固定を外して創部状態チェック、出血がなさそうなら安静解除、膀胱留置カテーテル抜去、点滴終了の予定とのことでした。
ちょうど食事時間と被りそうでしたので、安静解除してからご飯がいいですよね、と色々考えていただきました。

18:25
看護師さんが「ちょっと早いですけど・・・いっか!笑」と傷の様子を見にきてくれました。
創部の止血を確認、右足をベッド上で曲げ伸ばし10回
起き上がってベッドに座ります。結構めまいがしますが、ここ乗り越えないと安静解除になりませんので・・
立って足踏み10回、クリアしまして安静解除、無事点滴終了、膀胱留置カテーテル抜去(多少痛いくらい、穿刺や安静臥床に比べたらマシ)になりました。
ここで出血がまだ見られると安静臥床延長らしいです・・・怖

下着の話。みんなどうしてる?

おむつを脱ぎ捨て、服を着て、速攻夕食を食べます。
ちなみに下着は、とある方の体験談を参考にしました。男も女も鼠径を締め付けないようなトランクスタイプ?がいいよとのこと。
でもトランクスタイプのレディースの下着ってなかなか無いですよね・・・?
見つけられず私は鼠径から染み出していいように、捨てられる生理用ナプキンショーツを持参して履きました・・・笑
先生にも堂々と見せました笑 恥ずかしいですけど

鼠径を診察するときに、多少自分で引っ張る必要がありますので、できればトランクスとかがいいかもしれない。他の方はどうしていたんだろう・・・
というかこれは入院案内にも書いていいくらいの情報でした・・鼠径がゆったりした下着、とか!!


入院3日目 退院日

日中結構寝ておきながら夜も割と寝ました。右足を曲げて、横になって眠れる!
朝の検温、食事も終わり退院のため荷物を整理していくと、傷が結構痛んできました。
先生に抜糸してもらいますが、その時が痛みのピークでした。

内出血が出てきて下に降りてくるけど、自然経過で異常では無いからね、と説明され、退院して夕方くらいには創部近くに内出血が出てきました。
痛みは座ったり、歩き出したりすると痛みというか、違和感程度でそこまでつらくは無いです。
痛みのピークは本当に抜糸前後くらいでした。(個人差はありますが)

費用について

お会計ですが、私が入院した病院は事前に限度額認定証を提出しなくても、高額療養費制度が適応された金額のみの支払いでOK、という仕組みでした。
なので一時的とはいえ会計での高額負担もなく、限度額内での支払いだけで済みました。

不安な私は一応、職場の事務にも限度額認定証が欲しいと確認したら、マイナンバーカードと保険証が連携していれば、紙の認定証を提出しなくても窓口での支払いは最小限で済むようでした。
入院する病院によって異なるみたいなので、そこは確認が必要ですが。

今回2泊3日、食事が5食分(保険外)、カテーテルアブレーション(経皮的カテーテル心筋焼却術という手術にあたるようです)でかかった費用は計9万円ちょっと
でした。た、高い・・けど思ったより・・・

調べていた中では(収入によるけど)10万円前後とは出ていましたし、正直10万は超えるだろうな・・・と思っていたので、想像よりは安い結果でした。
なので差額ベッド代を負担してでも、有料個室にしてもよかったかもしれないと思いました。


術後の経過

休暇と仕事復帰

退院後は3日ほどお休みをもらっており、術後5日目で仕事復帰しました。
先生からも運動や仕事制限はありませんと言っていただいていました。

夜勤は術後8日目でした。
勤務や活動には大きな支障はありませんでした。鼠径の痛みはありましたが、
痛み止めを飲むほどでもなかったです。

症状

時々期外収縮はあり、これまでの感覚とは違いにゅるん、とした気味の悪い感じがありました笑
でも脈が早くなることもなく、気のせいか胸が楽になりました笑

発作も起こることもなく過ごしていましたが、術後1ヶ月後の外来受診後に
一瞬脈が早くなりました。感覚としてはPSVTの発作の時と同じ感覚

でもすぐに治まったので、治療の効果なのかな、と

外来受診

治療してから1ヶ月ほど経過し、外来受診です。
心電図をとりました。創部は問題ありませんとお伝え。

期外収縮から異常な回路に入り頻拍を起こすようですが、入り口の部分はどうしても心臓のあちこちから期外収縮が起こるので・・
ぐるぐる回ってしまう回路は焼き切ったので、9割はもう大丈夫とのことです。
心電図もとても綺麗です。
また何かあれば相談してくださいとのこと

これでPSVTの治療は終了となりました。


おしまい

治療を受けてみて、アブレーションは安くはないけど、やってよかったと思いました。
だって突然の発作に怯えることがないですから。
この先は安心して過ごせます。
気持ちの問題でしょうか、なんだか胸がすっと楽な気がします笑
今までの重苦しいというか・・・違和感がなくなったような・・・笑

文章中の病態生理や用語、保険制度等間違いありましたら、ご指摘ください。
長文、乱文で読みにくい文章になってしまいましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました。

追記

術後1ヶ月で再発しました。。
勤務先で救外受診してお薬をもらいましたが、もしかしたらセカンドアブレーションかな??もう少し様子見ます。

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