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集中すればするほど


集中すればするほど、
より鋭く、まっすぐな道になっていく。

この道の周りを囲む分厚い壁。
もっと厚く、もっと高くと
思いながら歩いていく。

そうして、
自分には関係ないもの、必要ないものに
入る隙を与えない。

そんなもの相手にしている暇はないし、
余裕もない。
自然とそうなってくる。
当然、そうなる。

むしろ見えないんだ。
不必要なものが、見えない。
必要あるものだけが見えてくる。

そういう鋭さと狭さの中で
生きていく。


不必要なものが見えていたら、
結局は自分がそれを必要としているか、
必要かもしれないと、
居座る隙を与えてしまっている。


なぜならここは、
暇人だらけの世界。
驚くべきことに、人は暇なんだ。
だから、そんな隙を与えてしまったら
フラフラしてる暇人が
ズカズカ入ってきてしまう。
隙を与えた自分自身もまた、
暇だったということだ。


暇でないものだけが
目の前の真っ直ぐな道を
ひたすら歩いている。

暇人を寄せ付けないよう
その道の壁をもっと厚く高くと
こしらえながら
ただひたすらに歩いてる。
自分が歩けるだけの狭い道を。
許してはいけないことを絶対に許さない
厳しく鋭い道を。

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